Blogot - 旅とF1と車と男の嗜み

旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

Linux カーネル2.6 がもたらす功績

eWEEK Labs drills down into the Linux core and finds improved scalability and performance.

The release of the 2.4 kernel marked Linux as an operating system ready for the enterprise. Three years and the next major revision later, the 2.6 kernel strengthens and expands on the merits of its predecessor with deep subsystem overhauls that yield improved scalability, performance and responsiveness across the full range of systems on which Linux runs. from eWeek

昨年末に鳴り物入りでリリースされた Linux カーネル2.6 が企業向けのディストリビューションに本格的に採用される。

企業向けのディストリビューションは 2.6 カーネルリリース後マイナーアップデートを見守ってきたが、karnel org から 3月11日にカーネル 2.6.4 がリリースされ、安定性が増してきている。

企業向けのディストリビューションは安定性を重視することから、これまではカーネール2.6 を採用するディストリビューションTurbolinux 10 Desktop ぐらいであった。Red Hatオープンソースコミュニティーの Fedora でのカーネル2.6 の状況をフィードバックし、Red Hat Enterprise Linux 4 をこの夏リリースする予定である。一方、企業向けディストリビューションRed Hat を追撃している、独SuSEも春から夏にかけて、SuSE Linux Enterprise Server 9 をリリースする予定。

カーネル2.4 からの改良点は以下の通りである。

 ・マルチプロセッサシステム対応の強化

 ・マルチスレッド対応の強化

 ・ネットワーク関連の改良

 ・ファイルI/Oの効率化

 ・アドレス空間・メモリ管理の改良

カーネル 2.6の Linux Server が WWW をはじめとするインターネットにもたらす功績は極めて大きい。

Linux 2.6 Makes Enterprise Gains