これまでオフィスでのマシンはMacBook/MacBook AirといったノートPCを利用してきた。日常的なタスクはMacBook Airで十分事足りるのであるが、サーバー運用などの統計情報をなどをウィンドウを並べて確認するのにはMacBook Airのモニタサイズでは非効率なので大画面モニタが必要となってきた。
MacBookにモニタを接続しても良いのだが、昨年末ディスカウント価格なんと3万弱でDELLのPowerEdge T105を入手できる機会があったので、この際ということで今年に入ってからDeskTopマシンにUbuntu Linux 8.10をデスクトップ環境(スキンはMacOSのAquaを利用)としてインストールし利用している。UbuntuはDebian GNU/LinuxをベースにしているLinuxディストリビューション。デスクトップ環境の充実しており、使いやすさや、短期リリース、インストールの容易である。
入力デバイスはMacのワイヤレスキーボードと、Dukeマウスを利用している。実際利用するアプリケーションは4つである。ターミナル、ブラウザはFirefox、オフィススィートはOpenOffice、そしてメール環境はZimbraDeskTopを利用している。(写真はオフィスのデスク)
そのUbuntu Linuxが4月24日に新バージョンである9.0.4をリリースしたので昨日早速オンラインでバージョンアップしてみた。主な新機能や改善点は、
・最新のGNOME 2.26デスクトップ環境
・X.Org server 1.6
・起動時間の改善
・Linuxカーネル 22.6.28-11.42
など。(リリースノート)
実際インストールしてみると、ウィンドウの切り替えなどが旧バージョンに比べてかなり重い
。topコマンドで見たところ、XorgのプロセスがCPUを独占しており、それが原因であった。
Googleで調べたところ、よくある事のようで同様の事象が多くヒットした。
結局、/etc/X11/xorg.confのDevice sectionに、Option "AccelMethod" "XAA"を加えるとXorgのCPU Usageが下がるとの事なので、呪文のように追加してみたところ、無事解決し、快適な環境となった。