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ラグビーワールドカップ2027(RWC2027)に向けたニュースブログ

WXV最終週は英NZが快勝し日本ウェールズに敗れ6連敗で終了

ラグビーニュース|2026年11月1日

WXV最終週は英NZが快勝し日本ウェールズに敗れ6連敗で終了

WXVグローバルシリーズ最終週は、イングランドが米国を55―12で下し、カナダ戦2連敗から立て直した。クラウディア・モロニー=マクドナルドが4トライ。ニュージーランドはフランスに36―7で勝ち、対仏4連勝を完成させた。ウェールズは日本を29―5で退け、アイルランドは終盤10分の3連続トライで南アフリカに38―17。大会は2か月で38試合を実施し、2029年女子W杯へ向けた国際試合機会と競争力の拡大という新制度の狙いを示した。日本は後半に相手が13人となった時間帯も追加点を奪えず、シリーズ6連敗で終えた。米国は開幕4戦無敗から初黒星。南アフリカは一時17―14と先行したが、終盤の数的不利で突き放された。(ワールドラグビー)

NZ女子オルセン=ベーカーが年間最優秀選手でキングは新人賞に

World Rugbyは女子15人制の2026年年間表彰を発表し、ブラックファーンズのバックロー、カイポ・オルセン=ベーカーを年間最優秀選手、オープンサイドのエリノア=プラム・キングを最優秀新人に選んだ。両選手はフランス戦勝利後のクライストチャーチで表彰された。オルセン=ベーカーは突破力、運動量、攻守両面の影響力、キングは代表初年度のフィジカル、守備、ブレークダウンで評価を得た。両部門をニュージーランド勢が制したことは同国女子バックローの層を示す。年間最優秀の他候補はイングランドのゾーイ・ハリソン、メーガン・ジョーンズ、カナダのダリーカ・メニン。年間ベストトライとドリームチームは11月2日に発表される。(ワールドラグビー)

ストーマーズがアルスターに快勝しスクラムと若手の将来性を示す

URCでストーマーズがアルスターを33―7で下し、ボーナスポイントを獲得した。前半30分はハンドリングミスを重ね、先制も許したが、JDシッカーリング、ポール・デヴィリアーズ、70メートルを走り切ったエヴァン・ロースらのトライで主導権を奪取。南アフリカ代表のヌトゥトゥコ・ムチュヌ、ウィルコ・ロウを軸にスクラムとモールで優位に立った。U20経験者のヤキーン・アーメド、マルクス・ミュラー、ライリー・ノートンも出場し、特にアーメドはランと正確なクロスキックで将来性を示した。終盤はルアン・ネルとアーメドが加点し、若手選考の根拠も提示した。アルスターは主力8人を欠きながら70分まで粘ったが、今季3敗2分となった。(Planet Rugby)

日本代表ゴールドがAIで500万件を分析し選手の判断力へ接続

日本代表アシスタントのゲーリー・ゴールドは、リーグワン20節から得た500万件のデータをClaude Code、Grok、Geminiで分析し、従来の配信データにない「相手キャリーから許したメートル」などを抽出した。HudlのAI支援は8月以降、全競技で800人超の分析担当者が利用し、NZ RugbyもAWS上で自然言語による性能データ照会を進める。記事は、AIの価値を検索速度と分析範囲の拡大と整理する一方、試合中の判断を代替する公開証拠はまだないと指摘。選手が状況を早く認識し、自律的に最善策を選べる練習へ接続できるかが成否を分ける。共通の判断基準を15人で共有し、結果だけでなく選択の質を評価する運用も求めた。(Planet Rugby)

ハンセンが南アの若手登用をW杯準備と分析し主力復帰を予測する

元オールブラックス監督スティーブ・ハンセン氏は、南アフリカ代表のラシー・エラスムス監督が11月のネーションズ・チャンピオンシップで主力を休ませ、2027年W杯へ備えているとの見方を示した。チェスリン・コルビ、エベン・エツベス、アンドレ・エスターハイゼン、ハンドレ・ポラードは負傷で遠征外となり、代わって未キャップ6人が入った。ハンセン氏は、若手起用は世界1位を保つための必要な賭けで、今遠征が大規模な実験の最後になる可能性が高いと分析。若手が1試合、できれば2試合を得れば有益だとし、新シーズンに台頭するW杯候補1、2人の余地は残るとも説明。世代交代の幅を測る遠征となる。重要局面では最強布陣へ戻すと予測した。(Planet Rugby)

グラスゴーがライオンズの反撃を退け無敗維持し若手ワトソン台頭

URCでグラスゴー・ウォリアーズがライオンズを28―20で破り、無敗を維持した。ホームのグラスゴーは前半を19―3で折り返し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチのファーガス・ワトソンがダン・ランカスターのクロスキックを受け、守備を振り切って先制トライ。ライオンズは後半に反撃して一時20―19と逆転したが、グラスゴーは終盤に再びリードを奪った。若手ウイングのワトソンはスコットランド代表候補として存在感を高め、フランコ・スミス体制の本拠地での勝負強さも継続。南アフリカ勢のライオンズは前半の16点差を覆しかけたものの、最後の局面を得点に変え切れなかった。順位表でも無敗を守り、接戦を取り切る力が上位争いの基盤となっている。(Planet Rugby)

レンスターがコナートを50対5で圧倒し前線と守備の強さを示す

URCでレンスターがコナートを50―5で圧倒し、順位争いで大きく前進した。開始30分までにガス・マッカーシー、ジョーダン・ラーマー、トッド・ローラーがトライを重ね、コナートの得点はデイブ・ヘファーナンの1トライにとどまった。雨天でもレンスターはスクラムを中心に前進し、強烈な守備で相手の攻撃機会を削減。若手を多く含むメンバーながら、セットプレーと前線の圧力を得点へ結び付けた。敵地ゴールウェーの満員会場でも序盤から主導権を渡さず、後半も点差を拡大し、得失点差でも優位を広げた。アイルランド勢同士の地域対決で45点差がついた結果は、レンスターの選手層とシステムの再現性、コナートの前方局面の課題を鮮明にした。(Planet Rugby)

レスターがブリストルを破り暫定の首位へセットプレー精度で明暗

PREMでレスターがブリストルを22―16で破り、暫定首位に立った。ブリストルは自軍ラインアウト成功率71%に対しレスターは94%。オリー・チェサムが相手スローを奪い、10メートル地点のモールからジェイミー・ブラマイアーがボーナスポイントとなるトライを挙げた。ブリストルはラックで6対2とターンオーバーを上回ったが、3分間にマティアス・モローニとトム・ジョーダンがイエローカードを受け、ビリー・サールの左足キックから数的不利を突かれた。ルイ・リース=ザミットは88メートル、12人抜きを記録。キック総距離は954対951と拮抗し、セットプレー精度が明暗を分けた。代表戦直前の国内日程が選手負荷の論点にもなった。(Planet Rugby)

豪州女子U21がNZとの歴史的初対戦で育成の経路の充実を図る

オーストラリア女子U21 NextGenが、ニュージーランドU21との史上初のテストに臨む。ワラルーズ年間最優秀選手のファイタラ・モレカがフルバックで主将を務める。21歳ながら代表36キャップを持ち、3年前に最多記録を保持したリズ・パトゥを既に上回った。ジュニア女子年間最優秀のワイアリア・エリス、World Rugby新人賞候補アメリア・ウィテカー、セブンズ代表パイパー・シモンズらも選出。エリスとシモンズがハーフ団、2026年代表デビューのアバ・ウェレタがCTBに入る。ブラックファーンズ対フランスとのダブルヘッダーで、若くしてシニアへ進んだ選手が同年代と競う希少な機会。豪州女子の育成経路と草の根の底上げを制度化する一歩となる。(Rugby.com.au)

NZ女子タウマタが首の負傷再発で仏戦を欠場し新人タバケに機会

ブラックファーンズの右プロップ、サント・タウマタが首の負傷を再発し、2026年最終戦のフランス戦を直前欠場した。代わって25歳のテスト新人ンガノ・タバケが背番号18で登録。タウマタは相次ぐ重傷で代表から1379日離れた後、8月の豪州戦で復帰し、南アフリカ、イングランド、フランス戦にも出場していた。23歳の彼女についてホイットニー・ハンセン監督は、午前6時から追加練習を続ける規律と復帰過程を模範と評価。チームは今季11戦目で10勝目を狙うが、アトランタ・ロロヘア、タラ・ターナー、カイポ・オルセン=ベーカーも負傷離脱中。前列の継続性を欠く一方、タバケには9月のデビューに続く国際経験の機会が生まれた。(RugbyPass)

アイルランド女子司令塔がセクストン指導で男女横断の専門知共有

アイルランド女子代表SOダナ・オブライエンが、元男子代表主将ジョニー・セクストンの指導を初めて本格的に受けた。セクストンは2025年からIRFUの常勤コーチとなり、年代別からシニア、男女両代表へ要請に応じて助言する役割だが、女子側との実地セッションは今回が初めてだった。オブライエンは以前から男子練習を見学し、キック指導者デイブ・アルレッドの場でも接点があった。南ア遠征では元アルスター、エクセターのギャレス・スティーンソンがキックと配球を支援し、南アフリカの強いフィジカルに備えた。協会内の専門知を男女横断で共有する仕組みが、代表司令塔の判断、ゴールキック、配球の育成選択肢を広げる。(RugbyPass)

女子杯準決勝でウォードらが復帰し出産と長期離脱後の支援にも光

JAECOO PWR Next Gen Cup準決勝のサラセンズ対ブリストルで、複数の主力が復帰する。ブリストルは2025年女子W杯優勝メンバーのアビー・ウォードが、第2子出産後初めて先発。ラーク・アトキン=デービスも出産から戻り先発する。サラセンズでは昨季全休のSHエラ・ワイワスがベンチ入りし、WXVから戻ったリズ・クレイクも先発。前回王者サラセンズは今大会無敗、ブリストルは初戦敗戦後にグロスター=ハートプリー、ハーレクインズへ勝って進出した。もう一方はトレイルファインダーズ対セールで、決勝は11月7日に上位シードの会場で実施。出産・長期離脱後の復帰支援と選手層が勝敗を左右する。(RugbyPass)

米国代表レデリングハウスが初主将で豪州と再戦へ長期育成を重視

南アフリカ出身のマルノ・レデリングハウスが、米国男子代表の豪州XV戦で初めて主将を務める。33歳のFLは約7年前に渡米し、Rugby ATL、ヒューストン、シアトルとMLRで経験を重ね、2025年7月のベルギー戦で代表デビューした。米国は前週の同カードで12―61と大敗し、今回はエゼキエル・リンデンムス、カレブ・ガイガー、メイソン・ペダーセンの新フロントローを組み、SHルーベン・デハースとSOルーク・カーティを起用する。監督は短期結果より長期育成を優先し、W杯相当の負荷を再現。7月にポルトガル、ジンバブエ、スペインへ勝ち、欧州で香港、ルーマニア、ジョージアと戦う前の国内最終戦となる。(RugbyPass)

カーワンがNZ代表の大型PR起用を提言し南ア対策と選手層検証

ラグビーニュース|2026年10月31日

カーワンがNZ代表の大型PR起用を提言し南ア対策と選手層検証

元オールブラックスWTBジョン・カーワンは、ネーションズチャンピオンシップ遠征でPRサウラ・マウとパシリオ・トシを積極起用すべきだと述べた。両者は約22ストーンの大型右PRで、首を負傷したタイレル・ロマックスの離脱により未キャップのマウも36人に入った。カーワンは、フレッチャー・ニューウェルらの方が現時点ではスクラム技術で上でも、南アフリカの重量級FWに対抗するにはサイズを試す必要があると指摘。11月の北半球戦で少なくとも一人が23人枠に入る見通しは、2027年W杯へ向け、NZがセットプレーの選手層と南ア対策を同時に検証する機会となる。マウは今季のNZ対ライオンズ戦で評価を高め、代表デビューを狙う。(Planet Rugby)

フィジーが元イングランド代表ヒューズを招集し新戦力との融合へ

フィジーのジェイク・ホワイトHCはネーションズチャンピオンシップへ35人を選び、元イングランド代表NO8ネイサン・ヒューズを含む未キャップ4人を招集した。ヒューズは2016~19年にイングランドで22キャップを持ち、現在はラシン92所属。ほかにペニアミ・ナリシア、マリカ・パーカー、セタレキ・ビトゥニヤタが初代表を狙う。日本に34―28で勝ったフィジーは、フランス、アイルランド、イタリアと対戦。カレブ・マンツ、ジョシュア・トゥイソヴァら主力も復帰した。強豪との3連戦は南半球プール最下位からの浮上だけでなく、2027年W杯を見据えた資格変更選手と新戦力の融合、欧州組の可用性を試す場になる。(Planet Rugby)

ムタワリラが語る南アのスクラム文化と二組の世界級の前列の強み

南アフリカ代表で117キャップを持つ元PRテンダイ・ムタワリラは、スクラムを勝負の武器へ変えた功労者として元コーチのマシュー・プラウドフットを挙げた。従来も前進を狙ったが、2018年以降は全スクラムで反則を奪い、相手へ圧力を与える姿勢へ転換。2019年W杯制覇では自身も決勝トーナメント全試合に先発した。現在はダーン・ヒューマンが土台を継承し、先発と「ボムスコッド」が練習で高い基準を競う。ムタワリラは、マルコム・マークスら二組の世界級前列と若手の供給が連覇を支えたと説明。選手層、技術、交代戦略を一体化した文化は、2027年W杯へ南アの優位を持続させる競争資産になっている。次世代PRの育成にも直結する。(Planet Rugby)

モウンガ復帰へ実戦不足と競争の重圧をドナルドが指摘し選考注目

元オールブラックスSOスティーブン・ドナルドは、リッチー・モウンガがネーションズチャンピオンシップで実力を示す圧力を負うと語った。32歳のモウンガは日本からNZへ戻った後、半年で実戦が約2試合にとどまり、負傷でブレディスロー杯も欠場。代わって10番に入ったダミアン・マッケンジーが豪州との2試合で好演し、序列を上げた。デイブ・レニーHCはモウンガを遠征第2戦から起用可能と見込む。ドナルドは2027年W杯へ、復帰直後のウェールズ戦投入は重圧が大きいと指摘した。司令塔を早期に固定できるかは攻撃の連係に直結し、負傷中のSHディラン・プレジャーら若手を含む代表層の選考にも影響する。北半球での結果も競争を左右する。(Planet Rugby)

英リーグの財務改善で収入と投資が拡大し10クラブが基準を通過

PREMラグビーの第2回財務監視報告で、2025会計年度の収入が予測を780万ポンド上回り、リーグ全体の売上規模は2億6000万ポンド超となった。10クラブは2026―27季の財務監視基準を全て通過。2023~27年度で合計損失は2670万ポンド、外部債務は26%減る見通しで、株主支援が必要なクラブも8から4へ半減する。株主支援額は3920万から2320万ポンドへ低下予測。観客席稼働率は82%、中央スポンサー収入は2022年比で倍増した。選手・アカデミー支出は8590万、女子ラグビー投資は460万ポンドへ増える見込みで、経営健全化が競技力、育成、女子部門へ再投資できる段階に入りつつある。投資家誘致にも追い風となる。(RugbyPass)

マークスが今季後の南ア帰国意向表明し日本での6年間に区切りへ

南アフリカ代表HOマルコム・マークスは、家族の事情からクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの契約を2026―27季後に延長せず、2027年6月以降に南アへ戻ると表明した。32歳で93キャップ、W杯2連覇と現世界最優秀選手の実績を持ち、日本では6年間、NTTコミュニケーションズとクボタでプレー。スピアーズではリーグワン58試合に出場した。今季は契約満了までタイトル獲得へ全力を尽くす。南アではブルズが関心を示し、ボンギ・ンボナンビがストーマーズへ移ったシャークスにも前列の空きが生じた。世界級HOの帰国はリーグワンの戦力と集客に影響する一方、南アURC勢と代表の選手管理を強化する可能性がある。(RugbyPass)

ファインガアヌクがFWとBKを横断し代表の交代策に柔軟にする

オールブラックスに復帰したレスター・ファインガアヌクは、WTB、12番、FLを担う「ハイブリッド」役を自らの強みと位置づけた。もともとLOOSE FORWARDからBKへ転向し、フランスでFW技能を再活用。クルセイダーズでは今季終盤6試合を7番で先発した。脚の骨折から数カ月のリハビリを終え、デイブ・レニーHCも遠征で複数ポジションを任せる方針。本人は週ごとに主担当を定めつつ、ラインアウトとBKの攻撃意図を同時に学ぶと説明した。代表発表ではFW、直後のクラブ発表ではCTBとして登録された。27歳の適応力は23人枠の構成を柔軟にし、試合中の交代策と負傷対応を広げる一方、各役割の知識と技術をテスト水準で維持できるかが鍵となる。(RugbyPass)

NZセブンズにウェバーが復帰し国内大会で若手とベテランを試す

オールブラックス・セブンズは、引退から9カ月弱のジョー・ウェバーをマウント・マウンガヌイ大会の14人に選んだ。ウェバーはSVNSシリーズ優勝5回、五輪3大会、英連邦大会メダル2個の実績を持つ。10月31日と11月1日の大会には豪州、フィジー、フランス、日本、サモア、米国も参加し、入場は無料。NZには2026年SVNS新人賞のキー・ラサカや、最高速度39.9キロを記録したマイケル・マンソンも入った。女子はリシ・ポウリ=レーン主将、年間最優秀選手ジョージャ・ミラーらを選出。ドバイ開幕前の実戦で、名手の復帰可否と若手の競争を同時に試す構成は、男女7人制の選手層と国際シリーズへの準備を強める。国内ファンへの露出も広がる。(RugbyPass)

南ア女子グルネワルドが重傷から復帰し代表と次期W杯への道歩む

南アフリカ女子代表HOアヌシュカ・グルネワルドは、ラグビー開始から4年で代表14キャップに到達した。12年間続けたネットボールから転向したが、2023年1月に足首を骨折し、医師から競技復帰は難しいと告げられた。4カ月の療養と精神的な苦境を経て復帰し、2025年に初キャップ。WXVでアイルランドに27―40で敗れた試合では、初めて故郷ケープタウンで代表戦を経験した。再戦へ向け、南アはミスの削減と接点の強度を重点に準備する。本人は2029年W杯出場を目標に掲げた。短期間で未経験者を国代表へ育てた事例は、南ア女子の人材発掘と競技転向の可能性を示す一方、重傷後の長期的な選手支援の重要性も浮き彫りにする。(RugbyPass)

アルゼンチンが遠征へ33人を発表し主力離脱を補う3人の変更へ

アルゼンチン代表はネーションズチャンピオンシップ終盤戦の33人を発表し、ロンドン合宿のメンバーから3人を変更した。サンティアゴ・カレーラス、トーマス・ガジョ、負傷したサンティアゴ・グロンドナが外れ、ファクンド・イサ、ロドリゴ・マルティネス、マテオ・ソレルが加わる。11月にダブリンでアイルランド、ジェノバでイタリア、パリでフランスと対戦し、27~29日のトゥイッケナム決勝週末へ進む。フェリペ・コンテポミHCは3日間の合宿で初戦準備と戦術の確認を進めた。主力の離脱を補いながら欧州強豪3連戦を戦う選考は、プーマスのFW層、遠征中の適応力、2027年W杯へ向けた新戦力の実戦価値を測る機会となる。決勝週末の順位にも直結する。(RugbyPass)

豪州女子U21が女性のみのの指導体制でNZ戦と人材育成へ挑む

豪州女子U21 NextGenは、NZとの初のU21国際戦に女性だけのコーチ・支援体制で臨む。HCはワラルーズ26キャップのイリセバ・バティバサガ、アシスタントは元主将シャノン・パリーと元PRアラペタ・ンガウアモ。チーム管理、理学療法、S&Cも女性が担い、元イングランド代表フラン・マシューズも加わる。代表年間最優秀選手となったファイタラ・モレカは、元代表選手の経験を直接学べる安全な環境と評価した。23選手は10月31日、クライストチャーチでNZと対戦し、Stan Sportが中継。選手育成と同時に女性指導者へ国際戦の実務経験を与える設計は、豪州女子ラグビーの指導人材、代表経路、将来のHC候補を広げる取り組みになる。(Rugby.com.au)

豪州フーパーの遠征合流が可能となり司令塔3人の起用の争い進む

ワラビーズのレス・キスHCは、エクセター戦で肩を痛めたFLトム・フーパーについて、検査で大きな損傷がなく遠征合流できると明らかにした。7月に肩甲骨を骨折した箇所への打撲で再発が懸念されたが、可動域も回復中。SOでは骨折から戻るカーター・ゴードン、ベン・ドナルドソン、ブレディスロー杯で先発したデクラン・メレディスが3試合の起用を争う。キスはカートリー・ビールを主に12番、必要に応じ10番と15番でも準備させる。北半球のネーションズチャンピオンシップを前に、FWの負傷回避と複数の司令塔復帰は選択肢を増やす一方、短期間で最適な10番と攻撃の継続性を決めることが成績を左右する。(Rugby.com.au)

ブラックファーンズが先発9人変更し年内最終仏戦で選手層を試す

ブラックファーンズは10月31日のフランス戦へ、前週の23人から12人、先発で9人を入れ替えた。SOルアヘイ・デマント主将は継続し、SHマイア・ジョセフ、WTBアイーシャ・レティ=イイガ、13番エイミー・デュプレシらが先発。World Rugby新人賞候補のエリノア=プラム・キングも6番に入る。負傷でアトランタ・ロロヘア、タラ・ターナー、カイポ・オルセン=ベーカーは不在。クライストチャーチの年内最終テストはWXVホーム3連戦の締めで、同会場ではNZ初の女子U21豪州戦も行う。主力の負荷を分散しつつ若手と復帰組を試す選考は、2029年W杯周期の競争を促し、女子代表と育成年代を同日に見せる興行効果も狙う。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

サモアが統治の審査中も代表活動を継続し独立審査と暫定の管理へ

World Rugby、サモア政府、ラカピ・サモア、同国オリンピック委員会は、統治問題の審査中も代表活動を継続する暫定措置に合意した。ラカピ・サモアはWorld Rugby評議会での権利を自主停止し、政府と協会が人選する独立審査組が統治を検証。会員基準への適合もWorld Rugby委員会が調べる。代表の強化事業はSASNOCへ移し、共同管理組が2027年男子W杯、Nations Cup、WXV Challenger、7人制への準備と参加を担う。国内競技は影響を受けない。国際大会の出場権と選手経路を守りながら統治を立て直す枠組みで、財務・運営への信頼回復と、2027年W杯へ向けた代表準備の継続性が問われる。(ワールドラグビー)

ネーションズカップが11月再開し米国とジョージアが王者を争う

World Rugby Nations Cupは11月6~21日に欧州と香港で後半3節を行い、12チームが18試合で初代2王者を決める。7月の3節を全勝した米国とジョージアが各14点で両プール首位。米国は3試合平均30得点、ジョージアも遠征3連勝で、チリとポルトガルが追う。7月18試合のうち9試合が7点差以内で、カナダ対スペインの42―42はテスト史上最多得点の引き分けとなった。大会は上位Nations Championshipと合わせ、世界上位24チームへ2027年W杯前の継続的な強度ある試合を提供する。11月は一部のホーム指定試合を英仏で実施し、競技公平性と市場・遠征条件を両立できるかも運営上の焦点となる。(ワールドラグビー)

ルリーロ福岡が葛見ら3人の加入を発表しD3での順位上昇を狙う

リーグワンD3のルリーロ福岡は、LO葛見達也、FL/NO8大熊陽介、SH/WTB木村大輝の加入を発表した。28歳の葛見は相模原DBを経て2024年度に加入し、昨季退団後の再入団。2季続いた負傷から結果を出す決意を示した。大熊は同志社大、狭山RG出身でリーグワン通算6試合。23歳の木村は常翔学園卒業後、千里馬クラブとNZのカレッジライフルズRCで経験を積んだ。昨季は5勝2分8敗、勝ち点25で4位だったルリーロは、2026―27季に計10人を新加入させる。FWの高さとバックロー、複数BKを補う編成は、D3での順位上昇と、地域クラブが国内外の経歴を持つ選手を再挑戦へつなぐ受け皿としての役割を強める。(RUGBY REPUBLIC)

丸和成田が新体制と初年度D3優勝目標を発表し新規参入へと始動

2026―27季からリーグワンD3へ参入する丸和MOMOTARO’S成田は新体制を発表し、細谷直GM兼監督が「One Revolution」をスローガンに掲げた。母体のAZ-COM丸和ホールディングス和佐見勝社長は、初年度D3優勝と入替戦突破によるD2昇格、将来のリーグ首位を目標に明示。新加入のCTBマヌエル・ラス、SOウィリアム・ハヴィリに加え、山田章仁は選手兼営業として活動する。初戦は12月20日、柏の葉で日本製鉄釜石と対戦。企業チームが競技成績だけでなく営業、人材、地域認知を一体運営する新規参入モデルで、リーグ拡大の効果とクラブ経営の持続性を測る初年度になる。新ジャージーも会見で披露された。(RUGBY REPUBLIC)

2027年スーパーラグビー日程発表で2月12日開幕へ準備進む

ラグビーニュース|2026年10月30日

2027年スーパーラグビー日程発表で2月12日開幕へ準備進む

2027年スーパーラグビー・パシフィックの日程が決まり、2月12日のクルセイダーズ対レッズで開幕する。翌日はブルーズ対ハリケーンズ、ドゥルア対ハイランダーズ、フォース対チーフスが組まれ、NZ5チームが初週から出場。全10チームが一会場に集うスーパーラウンドは4月2~4日にクライストチャーチで5試合を行う。通常シーズンは6月5日まで17節で、NZ勢は国内ダービーに加え豪州、フィジー遠征を重ねる。2027年W杯年のため代表候補の負荷管理が重要となる一方、一都市集中開催や地方会場の活用は観客動員、放映価値、遠征需要を高める大会運営上の柱となる。各クラブの年間チケット販売やホーム興行計画にも直結する日程だ。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

NZ協会がスーパーラグビーとNPC維持し2028年から再編へ

ニュージーランド協会は、スーパーラグビー・パシフィックと14チーム制NPCを男子エリート競技の中核として維持し、2028年から運営と選手育成経路を再編する方針を示した。現在はスーパー5クラブと14州協会の計19プロ環境があり、主要5都市では重複する運営を統合。残る9州協会とスーパー各クラブの連携も強める。豪州協会や選手会と、選手移動、リーグ共通サラリーキャップ、商業資産の集中管理を協議する。コスト5%削減と年間2000万NZドルの改善を目標に、スーパーラグビーの独立性とNPCの地域育成機能を両立させ、観客、放送、投資収入を伸ばす改革となる。最終実施には理事会決定が必要で、関係者協議が次の焦点になる。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

豪州年間表彰でマクライトが最高賞と守備賞を受賞しW杯年へ弾み

2026年ラグビー豪州年間表彰で、ワラビーズFLフレーザー・マクライトがジョン・イールズ・メダルと年間最優秀ディフェンダーを獲得した。女子代表最優秀はファイタラ・モレカ、男子7人制はヘンリー・ハッチソン、女子7人制はイザベラ・ナッサー。スーパーラグビー男子はジョック・キャンベル、女子はシオカペシ・パル・セコナが選ばれた。新人賞はトレイボン・プリチャードとアメリア・ウィテカー、若手代表賞はエドウィン・ランギとワイアリア・エリス。代表、7人制、国内リーグ、育成を一体で表彰する構成は、2027年自国開催W杯へ向けた競技横断の人材基盤と女子部門の存在感を示した。審判賞はニック・ベリー、スピリット賞はポーラ・ワトキンスが受賞した。(Rugby.com.au)

豪州女子U21が代表経験者8人を先発に並べNZとの初の対戦へ

豪州女子U21 NextGenは、10月31日にクライストチャーチで行うNZ・U21との初対戦へ、ワラルーズ経験者8人を先発に並べた。ファイタラ・モレカとルビー・アンダーソンが共同主将を務め、ワイアリア・エリス、アメリア・ウィテカー、リリー・ボーン、パイパー・シモンズ、アバ・ウェレタらも出場する。23人はNSWワラターズ7人、ACTブランビーズ4人など豪州各地域から選出。女子のみのコーチ・支援スタッフで臨む。U16、U19で始まった寄付支援型NextGen事業をU21国際戦へ広げる試みで、国内スーパーラグビー女子から代表へ進む経路を可視化し、若手の保持と国際経験を強化する。試合はStan Sportが生中継し、育成年代の露出も広げる。(Rugby.com.au)

豪州Aが転向ロマックスを13番に起用し米国再戦で選手層を試す

豪州Aは米国との第2戦で、NRLから3月に15人制へ転向したザック・ロマックスを13番に起用する。コーリー・トゥールがWTB、ルーク・ライマーがFLで遠征初出場し、主将HOマット・フェスラーを含む前列は全員クイーンズランド勢。第1戦は61―12で勝ったが、スティーブン・ラーカムHCは米国の反発を警戒し、先発と控えを大幅に入れ替えた。試合は10月31日、ニュージャージーで開催され、PRトム・ランバートは終了後に英国のワラビーズへ合流する。A代表を転向選手の適応、若手の国際経験、代表追加招集の選考機会として用いる構成は、2027年W杯へ豪州の選手層を広げる実戦的な橋渡しとなる。全員へ遠征中の出場機会を与える選考でもある。(Rugby.com.au)

SVNSパースが音楽と観戦を融合し観光の需要と滞在時間を拡大

2027年2月6、7日にHBFパークで開くHSBC SVNSパースは、開幕100日前に音楽出演者と会場計画を発表した。ソフィー・エリス=ベクスターが豪州唯一公演、スニーキー・サウンド・システムが最終日を担当。男女7人制の試合に、観客内ステージ、日陰の飲食区画、巡回パフォーマーを組み合わせる。一般券は大人49豪ドル、子ども35豪ドル、2日券90豪ドルから。豪州協会CEOはロサンゼルス五輪へ向かう代表と娯楽を一体化すると説明し、西豪州政府も域外客の滞在延長を狙う。競技単独でなく音楽、飲食、観光を束ねる設計は、短時間試合が連続する7人制大会の滞在時間、客単価、開催地経済効果を高める施策となる。家族券や1人199豪ドルからの接遇商品も販売する。(Rugby.com.au)

リーグワンが27―28季の新規参入を見送り新加入実績を検証へ

ジャパンラグビーリーグワンは、2027―28シーズンの新規参入チームを受け入れず、申請受付も行わないと決定した。2026―27シーズンから新たに1チームが加わるため、その競技力、運営、事業の実績を検証し、今後の制度設計の参考にする。2028―29シーズン以降については、再開へ向けた検討を継続する。拡大を一時停止して新加入クラブの持続可能性を見極める方針で、参入を目指す地域・企業チームには準備期間が延びる一方、既存3ディビジョンの試合品質、財務基盤、運営基準を安定させる機会となる。リーグの成長速度と受け入れ審査の透明性が今後の焦点になる。次回募集時期や要件は今回の発表では正式には示されていない。(ジャパンラグビー リーグワン公式サイト)

秋田ノーザンブレッツが300超の支援と雇用で地域クラブを継続

トップイーストDiv1の秋田ノーザンブレッツは、企業母体を持たない地域クラブとして300超の企業・団体から支援を受け、ホーム戦を有料開催している。選手加入時は地元企業と連携するが、勤務先は本人が選び、競技と社会人生活の自立を促す。地元出身者は約2割で、大学卒業後に移住する選手も多い。10月24日のクリーンファイターズ山梨戦は28―39で敗れたが、秋田出身の齊藤剣、児玉樹らが存在感を示した。今季スローガンは秋田弁で育つ意味の「おがる」。スポンサー、雇用、チケット収入、地域人材を結ぶ仕組みは、リーグワン外のクラブが競技継続と地域経済への定着を両立するモデルとして示唆を持つ。秋田県知事が名誉会長を務める地域全体の支援体制も特徴だ。(RUGBY REPUBLIC)

キス監督が豪州代表の北半球遠征で努力を勝利へ変える成長に期待

ワラビーズのレス・キスHCは、北半球遠征で選手の継続的な努力が結果につながることを期待した。豪州は7月のネーションズチャンピオンシップ後に指揮官が交代し、ブレイブブロッサムズとの2連戦を経て6連勝したが、オールブラックスとのブレディスロー杯は2連敗。今後はイングランド、スコットランド、ウェールズ、決勝週末の相手と4試合を戦う。直近のイングランド戦は25―7で敗れ、相手はマロ・イトジェらを含む36人を招集した。キスは強豪相手こそ望む舞台だと強調。内容を勝利へ変えられるかは、新体制の戦術浸透、選手の自信、2027年自国W杯前の国際的な評価を左右する。接戦を勝ち切る成功体験を得られるかが最大の課題になる。(RugbyPass)

NZ女子代表の新星トゥリアウ=トゥアアが大舞台の決定力で台頭

ブラックファーンズの20歳WTBシャイラ・トゥリアウ=トゥアアは、代表4試合目かつ国内初先発のフランス戦で4トライを挙げ、81―12の勝利を支えた。前年には同じハミルトンで、ワイカトをカンタベリー戦19―13のファラ・パーマー杯優勝へ導く決勝トライも記録。2026年スーパーラグビー・アウピキでチーフス・マナワは未勝利だったが、本人は攻守で突出した。陸上短距離の素養を持ち、接触後の加速と守備判断を伸ばして代表へ進んだ。若手が州大会、アウピキ、テストへ短期間で昇格した例は、NZ女子育成経路の有効性を示し、2029年W杯へ向けたBKの競争と興行面の新しい看板候補を生む。(RugbyPass)

マレットが南アの新人司令塔アハメドの堅実さと試合理解を高評価

元南アフリカ代表HCニック・マレットは、未キャップのSOヤキーン・アハメドを、ミスが少なくキック、タックル、パス、試合理解に優れる堅実な司令塔と評価した。アハメドは11月の代表37人に入った未キャップ6人の一人で、負傷離脱したハンドレ・ポラードの穴をルアン・ギリオメーらと争う。南アはイタリア、フランス、アイルランド、決勝週末を戦う。マレットはサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズルの個の打開力を認めつつ、アハメドは決められたゲームプランを守る点で上回る可能性があるとした。若いSOを遠征環境へ入れることは、直近の選択肢確保と2027年W杯後まで見据えた継承を同時に進める。本人には司令塔としての発信力を高める課題も残ると指摘した。(Planet Rugby)

ファーロングの規律審理で証拠の評価と過去処分との一貫性が焦点

アイルランド代表PRタドグ・ファーロングは、URCレンスター対マンスター戦でギャビン・クームズの局部をつかんだ疑いにより独立規律委員会へ付託された。元代表ルーク・フィッツジェラルドは、映像が接触後を明確に捉えていないとして、意図を示す十分な証拠がなければ処分すべきでないと主張。一方でクームズの申告も否定していない。前年には南ア代表ヤンヘンドリック・ウェッセルスが明瞭な映像なしでも『蓋然性の均衡』により9週間停止となった。処分されれば11月のネーションズチャンピオンシップに影響する。証言と映像の評価、過去事例との一貫性は、選手保護と規律手続きへの信頼を左右する論点となる。33歳の本人はこれまで規律面で問題のない経歴とされる。(Planet Rugby)

ナワカニタワセの代表選択にハンセンが提言しフィジー案にも言及

元オールブラックスHCスティーブ・ハンセンは、15人制へ戻ったマーク・ナワカニタワセについて、豪州代表復帰を望みつつ、日本でのクラブ活動を優先するならフィジーが現実的だと述べた。26歳のWTBはNRLシドニー・ルースターズで2年を過ごし、埼玉ワイルドナイツと契約。豪州で11キャップを持つが、2027年W杯前に3年の待機期間を終えればフィジーとイタリアへの代表変更資格も得る。豪州は海外組の選考制限を撤廃したものの、招集は保証されない。本人のクラブ契約、国際窓、代表意向の調整は、国籍資格規則が太平洋諸国の戦力移動とリーグワン所属選手の代表可用性に与える影響を示す。レス・キスHCは海外組の起用に前向きな姿勢を示している。(Planet Rugby)

セグナーがNZ代表の高強度練習と戦術共有で若手定着の鍵を語る

オールブラックスのFLアントン・セグナーは、初招集時の高強度練習が身体への衝撃だったと振り返った。ドイツ生まれの25歳はブルーズで好調を維持し、7月のイタリア、アイルランド戦に途中出場して2キャップを獲得。代表ではクラブより週中の接触量が少ない一方、走行負荷が高く、火曜と木曜の長いボールインプレーへ適応したという。南ア遠征の敗戦後、攻撃コーチのマイク・ブレアが最初の会議で役割と練習方針を整理し、改善につながったとも説明。11月のスコットランド、ウェールズ、イングランド遠征を前に、負荷設計と戦術理解を共有する取り組みは、負傷を抑えながら高テンポを再現し、若手を定着させる鍵となる。本人は現在がキャリアで最も良い身体状態だとも語った。(Planet Rugby)

WXV最終節で米国は布陣を維持し各国が新戦力と負荷管理を検証

WXVグローバルシリーズ最終節は、米国対イングランド、NZ対フランス、日本対ウェールズ、南アフリカ対アイルランドを行う。5連勝中の米国はイタリア戦先発から2人だけ変更し、通算得点記録まで9点のPRホープ・ロジャースが先発復帰。世界王者イングランドはカナダに2連敗後、SHフロ・ロビンソンの初先発など6人を入れ替える。NZはフランスとの年内4戦全勝を狙い12人変更し、日本と南アも最終戦へ布陣を調整。各国が勝敗だけでなく新戦力、ポジション競争、連戦での負荷管理を検証する最終節は、2029年女子W杯周期の序盤で世界上位の差が縮まっているかを測る共通指標となる。米国は過去20年で初めて5連勝を記録して勢いに乗る。(ワールドラグビー)

フランス代表が19人をクラブへ返し国内リーグと代表準備を両立

フランス代表は、11月のネーションズチャンピオンシップへ向けた合宿からグレゴリー・アルドリット、ダミアン・プノー、エステバン・カピラら19人を所属クラブへ戻した。対象選手は週末のトップ14に出場可能で、代表は11月7日のフィジー、13日の南アフリカ、21日のアルゼンチン戦と、28~29日の決勝週末を控える。選手返還はFFRとLNRの協定に基づき、代表準備と国内リーグの戦力確保を両立する仕組み。一方、負傷者が多い時期に主力をクラブ戦へ出すため、試合時間と再招集時の状態管理が重要になる。代表が大会後半へ備えながらトップ14の興行価値を維持する、フランス独自のクラブ・代表間調整が試される。所属クラブ側には週末の戦力回復という直接的な効果がある。(Rugbyrama)

南ア代表が主力の負傷欠場で未キャップ6人を選出し秋遠征へ挑む

南アフリカ代表のラシー・エラスマスHCは、北半球シリーズへ37人を招集したが、チェスリン・コルビ、エベン・エツベス、ハンドレ・ポラード、アンドレ・エスターハイゼンら主力が負傷で欠場する。コルビは顎骨折、ポラードはハムストリングの問題を抱える。一方でヤキーン・アハメド、ルアン・ギリオメー、ライリー・ノートンら未キャップ6人を選出。11月7日のイタリア戦後、13日にスタッド・ド・フランスでフランスと対戦し、その後アイルランド戦と決勝週末へ進む。世界王者が中核選手不在でも勝利水準を保てるかは、2027年W杯前年の選手層、若手登用、リーグワンを含む海外組管理の成果を測る試金石となる。フランス戦はW杯前年の優勝候補同士の重要な比較機会になる。(Rugbyrama)

ラブの今季離脱でNZ代表の10番選考と攻撃再構築に時間の制約

オールブラックスのSOルーベン・ラブは足首負傷で今季残りを欠場し、2027年W杯へ向けた10番の評価機会を失った。今季は南ア遠征で先発したが、劣勢のFWの後ろで精度と落ち着きを示し切れず、成長途上だった。代役はダミアン・マッケンジー、FBはボーデン・バレットが有力で、ふくらはぎを痛めたリッチー・モウンガも毎週の出場可否に不安が残る。ジョシュ・ジェイコムは遠征で代表環境を経験する段階にある。ラブを試しつつモウンガが終盤を支える構想が崩れたことで、NZは北半球遠征で既存のベテラン組へ戻る可能性が高まり、W杯本番の司令塔選定と攻撃再構築に使える実戦時間が減る。ブレディスロー杯連勝だけでは10番問題の解決にはならない。(RugbyPass)

ウェールズ女子トゥイプロトゥが自分らしさを武器に日本と再戦へ

ラグビーニュース|2026年10月29日

ウェールズ女子トゥイプロトゥが自分らしさを武器に日本と再戦へ

ウェールズ女子代表PRシシリア・トゥイプロトゥは、WXVグローバルシリーズで日本との再戦を控え、ショーン・リンHCから試合前に『自分らしく』と助言されていると語った。前回の熊谷戦では78分出場して39キャップ目を記録し、スクラムを土台に17―0の勝利へ貢献。ウェールズは13か月勝利がない時期を経て南アフリカを50―19で破り、米国には24―26で惜敗した。土曜の再戦に勝てば直近4試合で3勝となり、2023年以来のテスト連勝も懸かる。リン体制は2025年女子シックスネーションズ前の就任後、12人を代表デビューさせており、若手育成と既存戦力の再生を同時に進める成果が日本戦で試される。成果が問われる。(RugbyPass)

キングホーンが代表内部の競争を歓迎しNZ戦へ後方の厚みを示す

スコットランド代表FBブレア・キングホーンは、11月のネーションズチャンピオンシップと2027年W杯を前に、代表内の競争激化を歓迎した。29歳で通算68キャップ。2023年W杯前以降の39テストでFB先発は19試合にとどまり、カイル・ロウ、トム・ジョーダンらも15番を担った。今年のシックスネーションズでは最初の2試合で23人枠から外れたが、その後3試合へ復帰。トゥールーズでは2023年12月の加入後、トップ14の4連覇中3度に貢献した。ふくらはぎを痛め1か月離脱した後、ペルピニャン戦でSOとして復帰。NZ戦の先発争いは、代表が複数の後方選択肢を持つ厚みと、クラブでの高水準を国際舞台へ接続できるかを測る機会になる。(RugbyPass)

英リーグ拡大は国内のクラブ優先へ越境参加報道に協会と共同声明

プレミアシップ・ラグビーとイングランド協会は、ウェールズ2チームが英トップリーグへ参加する可能性を巡る報道に対し、拡大では英国内クラブを支援する方針を共同で示した。リーグは2029―30年までに10から12チームへ増やす構想を持つが、参加判断は男子プロラグビー理事会が定める詳細基準に従う。新規参入には中央収益と議決権につながるPシェア取得、女子プログラムの資金負担など最大2350万ポンドが必要となる可能性がある。ウェールズ協会は2025―26年度に1810万ポンドの損失を計上し、地域チームを4から3へ減らす案を進める。越境大会化にはRFU承認も必要で、両国の財政再編と国内リーグ構造に直結する問題となる。(RugbyPass)

ラッセルが接戦の惜敗を終える一貫性を求め代表初タイトルへ挑む

スコットランド代表SOフィン・ラッセルは、通算100キャップを目前に、接戦での『惜しかった』を終わらせて大会を勝ち切る一貫性が必要だと訴えた。2014年に代表デビューしたが、国際大会のタイトルには届いていない。2026年の好結果で世界ランキング6位へ上がり、ネーションズチャンピオンシップ北半球順位は3試合を終えて2位。今後12か月には同大会、シックスネーションズ、2027年W杯という3つの獲得機会がある。11月はNZなどとの3試合と決勝週末を控える。クラブでバースを率いる司令塔の経験を代表へ移し、強豪相手の好内容を勝利へ変えられるかが、W杯前年の競争力とスコットランドのタイトル可能性を測る指標になる。(RugbyPass)

ポルトガル代表選手のマルタとピントが50キャップの節目へ接近

ポルトガル代表のロドリゴ・マルタとマヌエル・カルドソ・ピントが、ともに代表50試合の節目へ近づいた。両選手は通算49試合だが、そのうち1試合はアルゼンチンXVとの非キャップ戦のため、正式な50キャップ到達は11月14日のサモア戦以降になる可能性がある。マルタは2023年W杯で78分にトライを挙げ、フィジーを24―23で破った同国初のW杯勝利を生んだ。シモン・マニックス体制のポルトガルは今年、史上2度目の欧州選手権優勝を果たし、直近10試合で敗戦は1度。11月はリスボンでチリ、サモア、ウルグアイと連戦する。主力の節目とホーム開催は、W杯後の再建が安定した国際競争力へつながったかを示す。注目される。(RugbyPass)

ムボナンビがストーマーズの復帰で負傷続くフッカー陣を即時補強

W杯2度優勝のスプリングボクスHOボンギ・ムボナンビが、ストーマーズへ1年契約で復帰した。2015~21年の最初の在籍では74試合に出場し、今回は規律問題を巡る対立後にシャークスとの契約を双方合意で終了してケープタウンへ戻る。即時選考可能で、土曜のURCアルスター戦にも出場できる。ストーマーズはアンドレ=ユーゴ・ベンター、デオン・フーリエらHO5人が負傷し、JJコッツェも出場停止中という緊急事態にある。経験豊富な前列の加入は直近の選手不足を埋めるだけでなく、セットプレーの安定、若手への知識移転、35歳のムボナンビが2027年W杯へ代表争いを続ける機会にもなる。前列危機への即効策でもあり、経験も補う。(RugbyPass)

南ア代表が負傷のW杯優勝経験者4人を欠き未キャップ6人を招集

南アフリカ代表は11月のネーションズチャンピオンシップ遠征に向けた37人を発表したが、W杯優勝経験者のチェスリン・コルビ、エベン・エツベス、アンドレ・エスターハイゼン、ハンドレ・ポラードが負傷で外れた。理由は順に顎骨折、下肢、足首、ハムストリング。11月7日にイタリア、13日にフランス、21日にアイルランドと戦い、27~29日のロンドン決勝週末へ進む。一方でヤキーン・アハメド、ライリー・ノートンら未キャップ6人を初招集。南半球シリーズを3戦全勝で首位通過した王者が、主力不在でも成績を維持できるか、新戦力の国際適応と2027年W杯へ向けた選手層拡大を同時に試す遠征となる。王者の層の厚さが問われる。(RugbyPass)

ビールが2年ぶり豪州代表招集へ遠征を辞退パイサミの代役を担う

ワラビーズはネーションズチャンピオンシップ北半球遠征の最終追加メンバーとして、95キャップのカートリー・ビール、未キャップのジェームズ・ラム、カラニ・トーマスを招集した。ビールの代表スコッド入りは2年ぶりで、個人的事情により遠征を辞退したハンター・パイサミの代替となる。出場すれば金色のジャージーでのテストは2021年以来。直前にはウェスタン・フォースとシーズンを通じたトレイン・アンド・トライアル契約を結び、スーパーラグビーAUS決勝でもフォースの優勝に貢献した。豪州はイングランド、スコットランド、ウェールズと対戦後に決勝週末へ臨む。ベテランの多用途性とラムら新戦力の併用は、負傷対応とW杯前年の選手層構築に直結する。(RugbyPass)

ブルーズがサベア加入とイオアネ復帰で2027年の戦力の再編成

ブルーズは2027年スーパーラグビー・パシフィックのスコッドを発表し、オールブラックス主将アーディー・サベアの加入と、レンスターへのサバティカルを終えたリーコ・イオアネの復帰を柱に据えた。代表経験者はボーデン・バレット、パトリック・トゥイプロトゥら計9人。新HCジェイソン・ホランドの初年度となる。2026年はレギュラーシーズン4位から準決勝へ進出。モアナ・パシフィカの大会離脱に伴い加わるサベアは若いFWの基準を引き上げ、イオアネは中盤を強化する。カム・ミラー、ニック・シアラーら新加入も競争を促す。大物の移動と指揮官交代を同時に進める編成は、NZ国内の戦力再配分と2027年W杯候補の実戦環境に大きく影響する。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

チーフスがNZの代表11人を選出し経験と育成でW杯年へ備える

チーフスは2027年スーパーラグビー・パシフィックのスコッドを発表し、2026年大会最優秀選手クイン・トゥパエア、1年間の日本サバティカルから戻るアントン・レイナートブラウンらオールブラックス11人を選んだ。ダミアン・マッケンジー、コルテス・ラティマが司令部を担い、ワイアット、ロードらが前線を支える。タイロン・トンプソンは負傷でシーズン欠場。新顔では元ハリケーンズのSHリチャード・ジャッド、NZ・U20のチャーリー・シントン、7人制代表フランク・ヴァエヌクらが加入した。国際経験と育成枠を混ぜた構成は、W杯年に代表選手の負荷を管理しながら、長いシーズンで競争力を維持するための層を示す。選手管理も焦点となる。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

クルセイダーズにモウンガ復帰し代表16人と新監督で王座奪回へ

クルセイダーズは2027年スーパーラグビー・パシフィックの陣容を発表し、リッチー・モウンガの復帰を含むオールブラックス16人を揃えた。新HCスコット・ハンセンの初年度で、スコット・バレット、コーディー・テイラー、ウィル・ジョーダンらが残る。モウンガはリヴェズ・レイハナ、ジェームズ・ホワイトとSO枠を形成し、ミッチェル・ドラモンドも主力スコッドへ戻った。新加入のフィン・マクロードら若手が正式契約を獲得し、フランス人PRクレマン・カステはタマイティ・ウィリアムズ復帰までの代替要員となる。実績ある司令塔と若手の融合は、13度優勝の強豪が王座奪回と代表選手のW杯準備を両立する鍵になる。長期日程で選手層も問われる。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

レッズが代表の経験者17人含む41人を登録し長期日程へ備える

クイーンズランド・レッズは2027年スーパーラグビー・パシフィックへ41人を登録し、ハリー・ウィルソン、フレーザー・マクライト、テイト・マクダーモットらワラビーズ経験者17人を揃えた。新加入は2023年W杯CTBイザイア・ペレセ、元代表LOカディアン・ネビル、U20代表FWトビー・ブリアルら。コビー・ミルンは日本、NZ、米国、豪州で経験を積み、負傷中のフィン・マッケイを補う10番の選択肢となる。通常リーグが14から16試合へ延びるため、バーン・コッターHCは11月の日本・イタリア遠征を戦術浸透と選手層拡大に使う。2月12日のクルセイダーズ戦開幕へ、代表級の質と長期日程への耐久性を両立できるかが焦点となる。(Rugby.com.au)

フォースが34人を発表し中核維持と補強で初の決勝進出を目指す

ウェスタン・フォースは2027年スーパーラグビー・パシフィックの34人を発表した。2026年の中核を残し、ジェームズ・オコナー、初キャップを得たハリー・マクラフリン=フィリップス、ノーサンプトンから戻るジェームズ・ラムを補強。ベン・ドナルドソン、カルロ・ティザーノら代表勢も在籍する。スーパーラグビーAUS初優勝組からは大会最優秀選手ボストン・ファカファヌア、最多トライのネイサン・ハスティらが残った。カートリー・ビールとハリソン・ゴダードはシーズン通年の練習契約で、負傷時に登録可能。継続性と対象を絞った補強は、2月13日のチーフス戦からクラブ初の決勝進出を狙う戦力基盤となる。長期日程への対応力も問われる。(Rugby.com.au)

ワラターズがクリクトンら新戦力と経験の豊富な司令部とで再建へ

NSWワラターズは2027年スーパーラグビー・パシフィックの36人を発表し、NRLで実績を積んだアンガス・クリクトンをBK陣に登録した。ワラビーズ勢ではアンガス・ベル、ジェイク・ゴードン、マックス・ジョーゲンセン、ジョセフ=アウクソ・スアアリイらが並び、バーナード・フォーリーとニック・フィップスという経験豊富な司令部も加わる。FWにはマット・フィリップ、ピート・サム、アンガス・スコットヤングを配置。新加入と若手を大幅に混ぜた編成は、2027年W杯開催地の一つであるシドニーでクラブの競争力を戻す狙いがある。リーグ転向組の適応、代表選手の負荷管理、経験者からの継承が、再建の速度と豪州代表の選択肢を左右する。(Rugby.com.au)

ブランビーズが代表15人と若手を融合し経験値と将来性を両立へ

ACTブランビーズは2027年のスコッドを発表し、合計1686試合のスーパーラグビー経験、ワラビーズ15人、平均年齢25歳という構成を打ち出した。37歳のPRジェームズ・スリッパーが経験の軸となり、新加入は元ワラターズのレアフィ・タラタイナ、トリストン・ライリー、身長203センチ・体重130キロのLOエイデン・ステイト、19歳のTJタライレヴァの4人。主力の国際経験を維持しつつ、サイズと将来性を加える狙いが明確だ。代表活動とクラブ日程が重なるW杯年には、選手層の深さが勝敗を左右する。豪州で最も安定した育成基盤を持つクラブが、若手を実戦化しながら優勝争いを続けられるかが注目される。長期日程への対応力も問われる。(Rugby.com.au)

タタフが日本代表復帰とW杯出場へ古巣のサンゴリアスで再挑戦へ

東京サントリーサンゴリアスのFL・NO8テビタ・タタフが、日本代表復帰と2027年W杯出場への意欲を示した。身長183センチ、体重123キロの30歳で、日本代表20キャップ。東海大在学中に代表デビューし、約2年間はフランス・トップ14のボルドーでプレーしたが、2024年を最後に代表から離れている。古巣復帰後は沢木敬介監督の下、基本を徹底する『ボンテツ』を共有し、練習試合で得意のジャッカルと突進を重ねる。10月10日の浦安D-Rocks戦は45―14で勝利。W杯予選プールでフランスと対戦する可能性を見据え、現地経験を持つ大型FWがリーグワンで状態を上げれば、日本代表の接点と運搬力の選択肢が広がる。(RUGBY REPUBLIC)

トヨタが全選手参加の駅前活動で地域の営業と親会社の商品を訴求

トヨタヴェルブリッツは10月27日、ホストエリアの豊田市駅前で全選手参加のキャラバンを初めて実施した。2020年に市と相互連携協定を結んでおり、イアン・フォスター新HCは豊田スタジアムで賑やかな応援を求めた。選手は12月19日の第2節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦のチラシを配布。駅前では米国生産を逆輸入する全長6メートル、車高2メートルのピックアップ『タンドラ』特別仕様車も展示し、チームが国内プロモーションを担う。開幕戦では荷台観戦や南ア産ワインを含む10万円の限定席も企画された。地域営業、親会社の商品訴求、試合集客を一体化した活動は、リーグワンクラブの収益多角化と地域接点拡大の事例となる。(RUGBY REPUBLIC)

2027年世界車いすラグビーカップが男子W杯と同じ都市で開催

2027年世界車いすラグビーカップが、男子ラグビーW杯期間中の10月25~29日にブリスベンで開催される。男子大会の決勝トーナメント1回戦と準々決勝の間に組み、世界最高峰の車いす選手を国際ファンが集まる同じ都市へ招く。主催者はパラリンピック以外の単独車いすラグビー大会として史上最大の観客動員を目標にする。2023年フランス大会で試した連携を発展させ、全8会場のアクセシブル席、感覚過敏向けスペース、多宗教スペース、案内表示、職員研修などを整える。2032年五輪・パラリンピック開催地でもあるブリスベンで、観戦機会の共有と障害者雇用を進める計画は、大会の包摂性を長期的な都市・競技遺産へ転換する取り組みとなる。(ワールドラグビー)

ワールドラグビーが国際連携で競技普及の社会的な成果を可視化へ

ワールドラグビーはIOC、国際バスケットボール連盟、世界陸連、世界バドミントン連盟と進める『Global Sport for Good』の成果と次段階を公表した。2024年開始の事業は、参加者本位の指導、健康・教育・包摂への効果測定、国際競技団体間の知識共有を柱とする。これまでに122か国・5大陸の148国内競技団体、500人超のコーチ・教育者が参加し、各団体は共通指標を使う変化理論と評価手法を整備した。今後は加盟地域・協会の育成担当を通じ、地域プログラムの設計と社会的成果の可視化を強化する。競技普及を人数だけでなく生活技能や地域の強靱性まで測る枠組みは、ラグビー団体の助成、政策連携、説明責任の基準を変える可能性がある。(ワールドラグビー)

イングランド候補が脳振盪で無期限離脱し年末の選手層に課題残る

ラグビーニュース|2026年10月28日

イングランド候補が脳振盪で無期限離脱し年末の選手層に課題残る

イングランド代表候補のCTBベンハード・ヤンセ・ファン・レンスバーグが、直近3試合で2度の重大な脳振盪を負い、専門医の助言で無期限の試合出場停止となった。10月3日のノーサンプトン戦では意識を失い、今後数週間は接触練習も行わない。SOフィン・スミスはふくらはぎを痛め、11月8日の豪州戦出場可否を水曜に判断し、代役にはジョージ・フォードとマーカス・スミスがいる。FLガイ・ペッパーも足首負傷で豪州、日本、NZ戦と決勝週末を欠場する。ボーズウィック監督はW杯登録33人の決定までに12テスト、うち10試合が選考前にあると説明しており、安全管理と選手層の厚さが年末シリーズの鍵になる。代表医療判断の透明性も問われる。(RugbyPass)

スコット・シオがサモア代表で3度目のW杯出場へ前線強化を担う

シドニー生まれのPRスコット・シオが、2027年W杯をサモア代表で戦う目標を明かした。豪州代表として2013年から2022年まで74キャップを積み、2015、2019年W杯で計10試合に先発、2015年は決勝にも出場した。3年間の代表変更待機期間を経て昨年11月のナミビア戦でサモア代表デビューし、ベルギーとの引き分けで同国の24番目かつ最後のW杯出場枠獲得にも貢献した。今季は出場機会を求めエクセターからカーディフへ移籍。父デービッドも1991年W杯で西サモア代表だった。経験豊富な左PRの転籍は、サモアの前線強化だけでなく、代表資格変更制度がW杯戦力に与える影響を示す事例となる。前列の経験値を大きく引き上げる。(RugbyPass)

ロウズの代表復帰とW杯挑戦をセール監督が支持し経験の価値問う

セールのアレックス・サンダーソン監督は、37歳のFWコートニー・ロウズがイングランド代表へ復帰し、2027年W杯出場の夢を実現できると語った。ロウズはフランスのブリーヴを経て今季セールに加入し、すでに5試合へ出場したが、年末シリーズ前の代表キャンプには選ばれなかった。代表通算105キャップで、最後のテストは2023年W杯準決勝の南アフリカ戦。フランス在籍中は国内選手を優先する代表方針により選考対象外だった。復帰にはチェサム、マーティン、イトジェらとの競争があり、まずクラブで高水準のプレーを継続する必要がある。ベテランの再挑戦は、W杯までの戦力形成で経験と若返りをどう両立するかを問う。年齢を超えた競争力が焦点となる。(RugbyPass)

ウェールズが負傷ダイアーに代え未キャップのページを追加で招集

ウェールズ代表は、負傷離脱したWTBリオ・ダイアーに代えて、未キャップのスカーレッツBKマックス・ページを11月のネーションズチャンピオンシップへ追加招集した。ダイアーはオスプリーズ戦でトライを挙げた際にハムストリングを痛め、日本、ニュージーランド、オーストラリアとのカーディフ3連戦を欠場する。2022年のデビュー以降24テストで8トライを記録していた主力の離脱となる。身長5フィート8インチのページは、小柄ながら力強いランナーで、今季すでに7トライ。今回で代表スコッドのスカーレッツ勢は8人となった。若手の抜てきは、得点力を失ったウェールズが層を広げ、2027年W杯へ新たな外側BKを試す機会になる。(RugbyPass)

5連勝の米国女子がイングランドを警戒し強豪を相手に実力を測る

米国女子代表はイタリアに連勝し、WXVグローバルシリーズで4勝目、テストマッチでは2006年以来となる5連勝を達成した。連勝は南アフリカとの第1戦を21―43で落とした後、第2戦を26―19で制したところから始まり、9月にはダブリンでアイルランド、カーディフでウェールズを破った。就任1年目のジャック・ハンラティ監督の下、新キャップ選手も結果へ貢献している。次戦は金曜、スポーツ・イラストレイテッド・スタジアムでイングランドと対戦する。主力アレブ・ケルターは相手を傷ついた王者と見なす余裕はないと警戒。長期連勝は米国女子の強化成果を示し、強豪相手の競争力と国内での関心をさらに高める機会になる。次戦は連勝の実力を測る試金石だ。(RugbyPass)

カレーラスが前十字靱帯断裂で今季を欠場しバースと代表にも痛手

バースは、アルゼンチン代表BKサンティ・カレーラスが左膝の前十字靱帯を断裂し、今季残りを欠場すると発表した。古巣グロスターに5―23で敗れたダービーの開始12分、接触のない場面で足を取られ、直後に退場していた。カレーラスはSO、FB、WTBをこなす万能選手で、クラブの攻撃構成とプーマスの代表計画の双方に影響する。バースではFLガイ・ペッパーも足首を痛め、イングランド代表の豪州、日本、ニュージーランド戦と決勝週末を欠場する見通し。複数の主力離脱は、国内リーグと代表戦が重なる時期の選手層を試すことになり、長期離脱を前提にした登録と補強の判断も迫られる。代表とクラブ双方で代替選手の起用が避けられない。(RugbyPass)

リングローズが負傷で秋の3連戦欠場の可能性高まり中盤の再編へ

アイルランド代表CTBギャリー・リングローズがハムストリングを負傷し、ダブリンで行うアルゼンチン、フィジー、南アフリカとのネーションズチャンピオンシップ3試合を欠場する可能性が高まった。代表75キャップで15トライを挙げ、直近9テストのうち8試合に先発した中盤の軸は、所属するレンスターでリハビリを続ける。現時点で追加招集は予定されておらず、バンディー・アキ、ロビー・ヘンショー、スチュアート・マクロスキーに加え、未キャップのジェイミー・ベンソンが選択肢となる。ジミー・オブライエンは脳振盪、サム・プレンダーガストは手首を負傷しており、世界王者南ア戦を含む窓で中盤と司令塔の層が試される。負傷者対応が結果を左右する。(RugbyPass)

マーティンが15か月の離脱から復帰し代表と新天地で定着を狙う

イングランドLOジョージ・マーティンが、肩の神経損傷による15か月の離脱を経て、代表復帰とサラセンズでの定着を目指している。今夏レスターから移籍し、3試合135分に出場したが、筋肉量はまだ戻り切らず、肩に大きな保護パッドを着けて回復を管理している。今季はニューカッスル戦を経て、実現すれば19か月ぶりにトゥイッケナムでイングランドとしてプレーする。代表は豪州、日本、ニュージーランド戦と決勝週末を控え、マーティンは決勝進出がシックスネーションズとW杯への好位置につながると説明。マロ・イトジェと組める強力なLOの復帰は、接点とセットプレーの強化、長期離脱者の慎重な再統合に重要となる。復帰時期の管理も重要となる。(RugbyPass)

モウンガはウェールズ戦で復帰へNZ代表が前列育成と両立を図る

オールブラックスのデーブ・レニー監督は、SOリッチー・モウンガがふくらはぎの肉離れから回復中で、11月のスコットランド戦には間に合わないものの、ウェールズ戦で復帰できる可能性が高いと明かした。モウンガはブレディスローカップ第1戦前の練習で負傷したが、帯同先のシドニーで医療・フィットネス担当と調整し、直近1週間は順調に走れている。LOパトリック・トゥイプロトゥは接触練習前のため36人から外れ、PRタイレル・ロマックスも慢性的な首の問題で国内に残る。一方、サウラ・マウとシアレ・ラウアキら若いPRを評価。W杯を見据えた司令塔の復帰と、前列の層拡大を同時に進める遠征となる。今後の選手層の厚さが問われる。(RugbyPass)

マッケンジーとバレットのコンビを継続へNZ代表の欧州遠征構想

オールブラックスのデーブ・レニー監督は、SOダミアン・マッケンジーとFBボーデン・バレットの10番・15番コンビを欧州遠征でも継続する考えを示した。第一候補のルーベン・ラブが足首を負傷したためブレディスローカップで組み、シドニーの豪州戦ではバレットが前半に2トライ、マッケンジーが攻撃を統率した。レニーはスコットランド戦でマッケンジーを先発させ、その後ウェールズ戦の最適編成を再評価する。モウンガは負傷から復帰途上で、未キャップのジョシュ・ジェイコムも遠征入り。複数の選手が第一レシーバーを担える布陣は、負傷時の対応力を高め、2027年W杯へ司令塔と後方の組み合わせを比較する重要な材料になる。選考の柔軟性も高まる。(RugbyPass)

ブラックファーンズが負傷で再編し仏との年内最終戦で控え層試す

ブラックファーンズは、クライストチャーチで行う2026年最終戦のフランス戦へ、負傷者を受けて23人の陣容を変更する。SHタラ・ターナーはファンガレイでの第2戦後半に脳振盪を負い欠場し、9キャップのアリアナ・ベイラーが代わって合流する。HOアタランタ・ロロヘアは練習中の足首負傷で第2戦を欠き、代替招集されたホリー・ラット=グローネウェグが引き続きカバーする。さらにカイポ・オルセン=ベーカーも足首を痛め出場可否が不透明。NZは第2戦で後半に流れを変えシリーズ勝ち越しを決めた。主力欠場下で控えの経験を積ませる最終戦は、女子代表の選手層と安全な復帰管理を検証する機会になる。今後、代表全体の厚さが問われる。(RugbyPass)

イロナ・マーが米国女子7人制に復帰しNZ招待大会へ15人選出

米国女子7人制代表は、ニュージーランドのマウント・マウンガヌイで行う招待大会へ向けた15人を発表し、イロナ・マーが代表活動へ復帰する。マーが実戦に出れば、2025年女子W杯のサモア戦以来となる。2024年パリ五輪の銅メダル獲得を支えた主力で、2028年ロサンゼルス五輪も視野に入る。米国は豪州、日本、フランス、フィジー、NZ育成代表と対戦予定。エミリー・バイドウェル監督は8週間の準備で技術と体力を磨き、世界水準の相手に適応力を試しながら選手層を広げると説明した。昨季のSVNS総合3位から金メダル候補へ近づくうえで、発信力の大きいスター復帰と競争力の両立が注目される。今後の強化計画の注目度も高まる。(RugbyPass)

レッズが代表BK3人の退団を発表し中盤と後方の再編成が急務に

クイーンズランド・レッズは、契約満了に伴いワラビーズBKのジョック・キャンベル、ハンター・パイサミ、ジョシュ・フルックの退団を発表した。若手のフランキー・ゴールズブラ、ハミッシュ・ミュラー、ウィル・マカロックも離れる。キャンベルは昨季レッズ通算100試合に到達し年間最優秀選手となり、1316日ぶりのテスト復帰でアイルランド戦に先発、フランス戦にも途中出場した。8年間在籍し、2025年にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦で主将も務めた。日本移籍の報道もある。主力3人の同時流出は、レッズの中盤と後方の再編を迫り、豪州国内で若手を育成しながら代表級の戦力を維持する課題を浮き彫りにする。再編の成否が問われる。(RugbyPass)

豪州女子7人制が次世代の3人を育てロサンゼルス五輪へ戦力形成

豪州女子7人制は、2026―27年SVNS開幕を前に、2028年ロサンゼルス五輪の自動出場権と初の五輪金メダルを狙う次世代育成を進めている。中心候補は21歳のマッケンジー・デービス、20歳のアマリア・ハラ、20歳のラニ・ヘーガン。デービスはタッチフットボール出身で、2024年に豪州代表デビューを果たした。3人は過去数年に国際舞台を経験し、今後2年間のチームの骨格を担う存在と位置づけられている。短期大会が続くSVNSでは、主力だけでなく複数の得点源と守備要員を育てることが五輪予選の安定性に直結する。若手の定着は、豪州が世界上位を維持し、LA大会へ戦力のピークを合わせるための重要な投資となる。育成成果が問われる。(RugbyPass)

ボッドマンが女子日本代表初出場を振り返り再対戦へ積極性を誓う

サヴァナ・ボッドマンが10月24日のWXVグローバルシリーズ、ウェールズ戦でサクラフィフティーン初キャップを得た。秩父宮でNO8として先発し、後半25分まで鋭いキャリーを重ねたが、日本は0―17で敗戦。本人は前進できる場面で控えめになったと振り返り、次戦でより誇れるプレーを誓った。身長168センチ、体重70キロの24歳で、NZではサッカー、柔道、柔術も経験。2020年に来日し日本経済大を経て、2024年から東京山九フェニックスに所属する。代表資格取得後はサクラセブンズでもプレー。10月31日の熊谷での再戦は、15人制と7人制を横断する新戦力の定着と、日本女子ラグビーの競技人口・注目拡大を促す機会になる。次戦での起用法にも注目が集まる。(RUGBY REPUBLIC)

マツダ新人の岩本総司が広島ダービーで声を届け初キャップを狙う

マツダスカイアクティブズ広島の新人WTB岩本総司が、10月24日のリーグワンライジングで中国電力レッドレグリオンズとの広島ダービーに先発し、56―10の勝利に貢献した。同志社大同期のPR三輪拓翔ら知人が相手に多く、負けたくない気持ちで臨んだ。攻撃では大外まで球が届かず、得意のハイボールキャッチを披露できないまま前半で交代したが、外側から大きな声で状況を伝える働きを相手選手も評価。岩本は4月に加入し、12月開幕のD2でリーグワン初キャップを目標に、ブレイクダウンと試合速度への適応を課題に挙げる。地域ダービーと若手特集は、D2クラブの認知向上と地元での対戦価値を高める。12月の開幕へ地域の期待も高まる。(RUGBY REPUBLIC)

スコットランドが37人を選出し主力の復帰と新戦力で秋の連戦へ

スコットランド代表は、ネーションズチャンピオンシップ北半球シリーズの37人を発表した。FW21人、BK16人を主将CTBシオネ・トゥイプロトゥが率い、東芝ブレイブルーパス東京へ移籍したNO8ジャック・デンプシー、SOフィン・ラッセルら7月の南半球シリーズ組を継続選出。FLジェイミー・リッチー、CTBヒュー・ジョーンズ、FB兼WTBブレア・キングホーンが復帰し、初招集のFL兼NO8オリー・レザバローが唯一の未キャップ選手となる。11月7日にNZ、15日に豪州、21日に日本と対戦し、その後は南半球同順位との決勝週末へ進む。日本にとっては欧州遠征の重要戦で、リーグワン所属選手を通じた国際競争の接点も増える。(RUGBY REPUBLIC)

ムボナンビのストーマーズ復帰の報道で前列危機を補う移籍に注目

35歳のスプリングボクスHOボンギ・ムボナンビが、シャークスからストーマーズへ復帰すると現地メディアが報じた。W杯2度優勝のムボナンビは2015~21年にストーマーズでプレー後、ダーバンへ移籍。今季はプレシーズン合宿での規律違反疑惑を巡ってシャークスと対立したとされ、試合可能な状態でもチーム練習に参加していない。ストーマーズは52―40で勝ったスカーレッツ戦でベンター、フーリエ、ボコゼラのHO3人が負傷し、コッツェも出場停止中で、使えるシニアHOはパウロのみ。移籍が実現すれば前列危機を補い、本人にとっても2027年W杯の代表争いへキャリアを立て直す機会となる。移籍市場と代表選考の両方に波及する。(SA Rugby Magazine)

ブルズ主将クッツェーが危険プレーの審理へ次戦の出場可否が焦点

ブルズ主将マルセル・クッツェーが、ロフタスでのURCアルスター戦における危険プレーで正式に起訴され、水曜夜の規律委員会に出席する。相手LOベン・ドネルを巡る場面でイエローカードを受け、ラックまたはモールへバインドせず突入し、肩より上に接触する危険行為を禁じた競技規則9.20(a)(b)違反が問われる。審理はオンラインで、アイルランドのベン・ラザフォードが委員長、ウェールズの委員2人が加わる。同じ週にはレンスターPRタドグ・ファーロングも別件で聴聞を受ける。主将の出場可否はブルズのURC戦力に直結し、接点での安全基準を一貫して適用できるかが大会運営の信頼性を左右する。審理結果が次戦の布陣を左右する。(SA Rugby Magazine)

フーリエが負傷で南ア年末遠征参加に懸念前列と控えの編成へ影響

ストーマーズ兼スプリングボクスのベテランFWデオン・フーリエが、スカーレッツに52―40で勝ったURC戦でハムストリングを負傷し、南ア代表の年末遠征参加が危ぶまれている。アシスタントコーチは次戦アルスター戦の欠場を確定し、手術は不要だが通常4~6週間、場合によってはそれ以上の保存療法とリハビリが必要と説明した。40歳のフーリエは2023年W杯決勝が最後と思われた後、今季ストーマーズでの活躍により代表復帰し、直近4キャップはいずれもNZ戦勝利。南アはイタリア、フランス、アイルランド戦と決勝週末を控える。HOもこなす控えの離脱は、マルコム・マークスの後方支援と前列編成に影響する。代表選考直前の痛手となった。(SA Rugby Magazine)

オールブラックスが遠征36人を発表しテイラー主将とモウンガ復帰で再編

ラグビーニュース|2026年10月27日

オールブラックスが遠征36人を発表しテイラー主将とモウンガ復帰で再編

オールブラックスはスコットランド、ウェールズ、イングランドとのネーションズ・チャンピオンシップ遠征とロンドンでの決勝ラウンドに臨む36人を発表した。肩を負傷したアーディー・サベアに代わりコーディー・テイラーが主将を務め、ふくらはぎを痛めていたリッチー・モウンガ、レスター・ファインガアヌク、クリスチャン・リオウィリーら8人が復帰。ジョージ・ベルはサミソニ・タウケイアホの負傷を受け第3フッカーに入り、サウラ・マウとジョシュ・ジェイコブは初キャップ候補となった。主力復帰と新戦力の同時選考で、欧州3連戦から年間王者決定戦までを見据えた層の厚さを整える構成となった。負傷者が多い中でも各列に経験者と候補選手を配置した。(RugbyPass)

クワッガ・スミスがブルズと3年契約し日本での8年間を終え帰国

南アフリカ代表FWクワッガ・スミスがブルズと3年契約を結び、日本での8年間を終えて南アフリカへ戻る。33歳のスミスは2019、2023年ワールドカップ優勝メンバーで代表63キャップ。2014年コモンウェルス大会のセブンズ金、2016年リオ五輪銅も持ち、2018年からヤマハ発動機・静岡ブルーレヴズでプレーした。5月に前十字靱帯と半月板を損傷し、12月末の復帰許可と2027年初頭の実戦復帰を目指す。ヨハン・アッカーマン監督との再会となり、複数ポジションを担える経験豊富な代表選手の加入はブルズのFW編成を長期的に補強する。家族は1月に新しい子どもを迎える予定で、競技と生活の双方で帰国の節目となる。契約はキャリア終盤まで続く可能性が高い。(RugbyPass)

日本代表が欧州遠征へ若手SO2人を選出し北原璃久を初招集する

日本代表の欧州遠征35人には、SOとして合計3キャップの若い2人が選ばれた。リーグワン決勝で負傷した李承信は5月から離脱し、21歳の明大・伊藤龍之介は関東大学対抗戦のため11月に参加できない。代わって三重ホンダヒートの北原璃久が初招集され、トヨタヴェルブリッツの小村真也と司令塔を担う。北原のほか時田練、オースティン・マナウ・モリヤマも初選出。日本はウェールズ、イングランド、スコットランドと対戦するため、エディー・ジョーンズHCは実績の浅いSO陣を国際舞台で起用する編成を採った。主力不在下で次世代の選択肢を拡大する遠征となる。欧州の強豪三か国を相手にゲーム管理を任される。代表内の競争にも直結する。(RugbyPass)

米国女子が20年ぶり5連勝で世界6位へ上昇し日本は13位後退

米国女子代表はナッシュビルのGEODISパークでイタリアに54-24で勝ち、20年ぶりのテストマッチ5連勝を達成して世界ランキング6位へ上昇した。オーストラリアはカードを受けながらスコットランドを38-31で退け、南アフリカはアイルランドに27-40で敗れたものの9位へ浮上し、スコットランドは10位へ後退。日本はウェールズに0-17で敗れて13位となった。チリを28-19で破ったコロンビアは4つ上げて27位。WXV最終週を前に順位変動が広がり、各地域の強化成果がランキングに反映された。次戦結果は大会終盤の序列にも直接影響する。米国の上昇は北米女子勢の競争力を押し上げた。最終週にも各国の順位変動が見込まれる。(RugbyPass)

フランス女子がNZ戦の接戦を勝利へ変える決定力の改善を目指す

フランス女子代表はファンガレイでニュージーランドに12-31で敗れたが、前戦の12-81から内容を改善した。第3クオーター終盤まで14-12と2点差に迫り、得点機を逃した直後にブラックファーンズへ5分間で3トライを許した。敵陣22メートル内への進入はフランス10回、ニュージーランド11回と拮抗した一方、トライ数は2対5で決定力の差が出た。主将アレクサンドラ・シャンボンとフランソワ・ラティエ監督は、好機を得点へ結び付ける精度を課題に挙げる。クライストチャーチでの最終戦は、世界王者相手に接戦を勝利へ転換できるかを測る機会となる。遠征で得た数値上の改善を結果へつなげる必要がある。第3戦でも同じ相手と向き合う。(RugbyPass)

ファーロングが不正行為の疑いで審理対象となり代表日程へ影響も

レンスターのアイルランド代表PRタドグ・ファーロングが、マンスター戦の37分に相手選手の股間をつかんだ疑いでURCの citing 対象となった。適用条項はスポーツマンシップに反する行為を定める競技規則9.27。試合中のTMO確認では明確な証拠が見つからず処分されなかったが、独立審理の日程は今後決まる。類似例では2020年のジョー・マーラーが10週間、2025年のヤンヘンドリック・ウェッセルスが9試合の出場停止を受けた。違反が認定されればネーションズ・チャンピオンシップへの影響が生じ得るが、現段階では申し立てであり結論は出ていない。審理は映像と証拠を基に行われ、出場可否を左右する。代表日程前の判断が注目される。(RugbyPass)

ポラードがハムストリング負傷で検査へブルズの司令塔配置に影響

ブルズの南アフリカ代表SOハンドレ・ポラードが、アルスターに34-26で勝った試合でハムストリングを負傷し、検査を受ける。次節スカーレッツ戦への出場可否は結果待ち。カナン・ムーディーは頭部評価手順を終えて復帰に近づいたが今週は欠場し、エンブロース・パピエは足首手術で数週間離脱する。チェスウィル・ヨーステは頬骨手術に加え最低2週間の頭部外傷プロトコル、サンゴ・ザムラシェも今週は使えず、タキール・エイブラハムズは軽いハムストリング痛で最長1週間の見込み。代表級を含む負傷者の集中で、ブルズはURCの選手起用と司令塔配置の再編を迫られる。復帰時期が異なるため短期と中期の両面で選手管理が必要になる。遠征メンバー選考にも影響する。(RugbyPass)

フランス代表が負傷で招集4人を変更し大会首位維持へ即応力問う

フランス代表はネーションズ・チャンピオンシップに向けた招集メンバーを負傷で4人変更した。ファビアン・ブラウボワリー、アントワーヌ・アストイ、カール・ソラン、マルコ・ガッゾッティが外れ、ニコラ・デポルテール、ルイ・ルブラン、トマ・ラクレイア、アントニー・ジェロンチが入る。ブラウボワリーには膝の懸念があり、マチュー・ジャリベール、トマ・ラモス、ドリアン・アルデゲリら既存の離脱者も抱える。フランスは北半球プールを勝ち点12で首位に立ち、年間王者決定戦進出を狙う。TOP14で相次ぐ負傷が代表の継続性に影響し、ポジションごとの代替層が試される。クラブ日程と代表強化が重なる中で選手負荷も焦点となる。首位維持へ即応力が必要だ。(RugbyPass)

イングランドがフィン・スミス負傷でアトキンソンを追加招集する

イングランド代表はフィン・スミスのふくらはぎ負傷を受け、グロスターのチャーリー・アトキンソンを36人のトレーニングスコッドへ追加した。アトキンソンは2025年夏の米国戦で1キャップを得ており、今季グロスターで好調を維持する。スミスは代表施設でリハビリを続け、SOにはジョージ・フォードとマーカス・スミスもいるが、マーカスは近年FBやベンチでの起用が多い。チームは10月27日までペニーヒルパークで準備し、11月8日のオーストラリア戦後に日本、ニュージーランドと対戦する。初戦直前の負傷により、司令塔の序列と役割分担の調整が必要になった。追加招集は国内クラブでの好調が代表機会に直結した例でもある。最終登録前の状態確認が続く。(RugbyPass)

カンタベリーが逆転でNPC連覇を達成し通算16度目の優勝飾る

カンタベリーはクライストチャーチの満員となったOne NZスタジアムでノースランドを43-24で下し、NPCを連覇して通算16度目の優勝を飾った。前半は10-21とリードを許したが、後半に反撃。ノースランドのサム・ノックがイエローカードを受け、24-24で迎えた63分には25フェーズを重ねてアイザック・ハッチンソンが勝ち越しトライを決めた。ジョージ・ベルも得点に絡み、終盤に点差を広げた。初の決勝へ進んだノースランドの躍進は届かなかった。州代表最高峰での逆転決勝は、カンタベリーの選手育成と長期的な競争力を改めて示す結果となった。満員の決勝は地域大会の観客価値も示した。後半の得点力が勝敗を分けた。(RugbyPass)

2027年7月の豪州対NZ戦はMCG開催でW杯前の関心喚起へ

2027年ラグビーチャンピオンシップのワラビーズ対オールブラックス戦が、7月31日にメルボルン・クリケット・グラウンドで開催される。両国は4月25日にもブリスベンのサンコープ・スタジアムでアンザックデー・テストを行う予定で、メルボルンでは2029年にも対戦する。MCGでの2023年戦は8万3944人を集め、ニュージーランドが38-7で勝利。これまで同会場の対戦成績は両国2勝ずつとなっている。豪州で10月1日に開幕する2027年ワールドカップを前に、国内最大級会場で宿敵戦を組むことで大会への関心と観客動員を高める重要日程となる。年間を通じた大規模興行の中核に位置付けられる。チケット需要も大きい伝統戦だ。(RugbyPass)

女子15人制年間最優秀選手の候補を発表で6か国の新旧才能に光

ワールドラグビーは2026年女子15人制年間最優秀選手とブレークスルー選手の候補を発表した。最優秀選手はイングランドのゾーイ・ハリソンとメーガン・ジョーンズ、カナダのダリーカ・メニン、ニュージーランドのカイポ・オルセンベーカー。新人賞にはフランス、ニュージーランド、オーストラリア、米国から4人が選ばれた。年間最優秀トライは4候補を対象に10月28日までファン投票を実施し、個人賞はWXV最終戦後に発表、年間ベスト15は11月2日に公表される。6か国から8人が候補に並び、女子国際ラグビーの競争範囲拡大を示す選考となった。選考は実績と新世代の双方を可視化する。受賞式は大会の最終戦後に行われる予定だ。(ワールドラグビー)

SVNS3がドバイへ戻り昇格を目指す新興国のセブンズ競争始動

HSBC SVNS3が11月27、28日にドバイのザ・セブンズ・スタジアムで開催され、2027年SVNSシリーズ開幕戦と同時進行する。両大会には男女計28チームが参加。SVNS3は男女各6チームで争い、各上位2チームが2027年前半にナイロビ、サンパウロ、モンテビデオで行われるSVNS2へ昇格する。男子は香港中国、カナダ、イタリア、チリ、ジンバブエ、サモア、女子は中国、メキシコ、ポーランド、コロンビア、サモアが出場権を得た。LA28五輪へ続く競技経路の起点でもあり、新興国が世界シリーズ最上位へ段階的に進む制度を可視化する大会となる。最上位ではニュージーランド男女が前年優勝を守る。残る出場国は地域予選後に決まる。(HSBC SVNS公式サイト)

国際試合の退場の3件を迅速審査し共通基準で危険タックルに対応

ワールドラグビーは豪州女子のセシリア・スミス、フィジーのモティキアイ・マレー、オーストラリアAのデービッド・フェリウアイの3件を、10月25日のファウルプレー審査委員会で扱うと発表した。スミスはスコットランド戦で危険なタックルによる2枚のイエローから退場。マレーは日本戦、フェリウアイは米国戦で同じ競技規則9.13違反としてレビュー担当者によりレッドへ格上げされた。WXVと国際試合の迅速手続きでは申告期限を終了後12時間、委員会招集を通常24~36時間、正式審理を通常48時間以内とする。短期間で裁定する制度運用を示す事例となる。三大会で共通基準を適用し安全管理を統一する。処分内容は審査後に確定する。(ワールドラグビー)

男子日本代表が世界第12位へ後退し女子も13位に順位を下げる

ワールドラグビーが10月26日付の世界ランキングを発表し、男子日本代表はフィジーに28-34で敗れた結果、9位から12位へ下がった。フィジーは1.04点増の77.85で9位、日本は1.05点減の76.23となり、ウェールズ76.38、イタリア76.30を下回った。上位は南アフリカ93.09、ニュージーランド92.27、アイルランド88.08、フランス87.43。女子日本代表もウェールズに0-17で敗れて66.05となり13位へ後退した。2025年女子W杯王者イングランドはカナダに連敗しても94.20で首位を維持。国際試合一節の結果が男女双方の序列へ直結した。男子は欧州遠征前に一桁順位を失う形となった。(RUGBY REPUBLIC)

朝鮮大の李智寿が日本代表初出場し下部リーグからの育成経路示す

朝鮮大主将の22歳CTB李智寿が、10月24日のフィジー戦で日本代表初キャップを得た。身長180センチ、82キロでスペース感覚を持ち味とし、関東大学リーグ戦2部の環境からU23日本代表、JAPAN XVを経て昇格。6月のマオリ・オールブラックス戦では伊藤龍之介と好機を作ったが負傷し、10月の別府合宿で正代表へ復帰した。ディラン・ライリー不在の中、CTBとWTBの控えとして23番を着け、28-31と追う後半27分に出場。JRFU創立100周年記念試合でのデビューは、大学下部リーグから代表へ至る育成経路の広がりを示した。複数ポジション対応も選出理由として評価された。試合は日本が28-34で敗れた。(RUGBY REPUBLIC)

南ア女子アリーズがアイルランド再対戦でミスと守備の改善を誓う

スプリングボク女子WTBアリシア・アリーズは、アイルランドとの再戦で改善した内容を示すと誓った。初戦は南アフリカが27-40で敗れ、リードした時間は9分にとどまり、ハンドリングミス、重要局面の初回タックル、相手SOダナ・オブライエンのキック対応が課題となった。24歳のアリーズは終盤にトライを挙げ、今季12試合目、通算14キャップ目となる見込み。1か月ぶりのホーム戦には多くの観客が集まり、娘も初めて観戦した。年内最終戦となる再戦で、初戦からの修正力と地元支持を競技力向上へ結び付けられるかが焦点となる。ホーム連戦は女子代表の支持基盤を広げる機会でもある。会場は再びアスローン・スタジアムとなる予定だ。(RugbyPass)

スリッパーが選手兼コーチの経験から若手へ伝えるスクラムの知見

豪州最多154キャップのPRジェームズ・スリッパーが、スーパーラグビーAUS期間中にブランビーズで選手兼スクラムコーチを経験した。37歳のスリッパーは2027年も現役を続け、スーパーラグビー出場記録を212試合から伸ばす一方、11月のワラビーズ33人には入らなかった。代表FWコーチ不在を受け、セットプレー、ラインアウト、モール、スクラムを若手へ伝え、必要時には試合出場の控えにもなった。350試合超の一線経験を言語化する難しさと、試合当日より週前半の準備が指導者の仕事になる違いを学んだ。豪州ラグビー内でベテランの知見を次世代へ移す実例となる。本人は引退時期をまだ決めていない。5度目のW杯出場も未確定だ。(RugbyPass)

ノーウェルがラ・ロシェルの契約延長提示を受け今後の選択を検討

ラ・ロシェルは元イングランド代表WTBジャック・ノーウェルに、1年延長とさらに1年のオプションを提示した。33歳のノーウェルはイングランド46キャップ、2017年ライオンズ2キャップで、2020年にエクセターでプレミアシップと欧州杯の二冠を経験。3年前にフランスへ移り、今季は4試合2トライ、加入後通算71試合19トライを記録する。母国と日本のクラブにも名前が伝わる一方、本人は2年保証を希望し、ローナン・オガーラ監督は残留を望む。クラブは元南アフリカ代表ディリン・レイズにも同条件を提示しており、実績ある外国人BKの契約管理が来季編成の焦点となっている。今後数週間でクラブ側と追加交渉を行う予定だ。(RugbyPass)

タックル高引き下げの導入判断を延期し追加試験で安全と影響検証

ラグビーニュース|2026年10月26日

タックル高引き下げの導入判断を延期し追加試験で安全と影響検証

ワールドラグビー理事会は、2026年U20世界選手権で試した合法タックル高の引き下げについて、エリート競技への導入を判断するにはデータが不足しているとして追加試験を求めた。対象は40試合で、男子・女子のトップレベルへの影響を結論づけるには小規模という。低く入る際に選手が膝を落とす危険な「ニードロップ」タックルの増加も確認され、10月初めに既存規則の適用を明確化した。各協会には国内エリート大会での試験機会を探すよう要請し、U20大会でも継続する。結果は10月27、28日にフランクフルトで開く医事委員会会議で検討され、安全性向上と副作用の双方を測るため本格採用は先送りされた。判断は今後の選手保護策にも直結する。(ワールドラグビー)

イングランドが合宿へ36人を発表し復帰組とともに秋の3連戦へ

イングランド代表のスティーブ・ボースウィックHCは、ネーションズチャンピオンシップ北半球シリーズへ向けた3日間合宿の36人を発表した。フィン・バクスター、ジョー・マーチャント、マロ・イトジェが復帰し、ウィル・スチュアート、ベン・カリー、トム・ピアソン、ケプエリ・トゥイプロトゥらも加わった。一方、6月の大会に参加したベン・スペンサー、テッド・ヒル、ヴィリケサ・セラ、チャーリー・ユールズらは選外。セブ・アトキンソン、イマニュエル・フェイ=ワボソ、ガイ・ペッパーは負傷リハビリ扱いとなった。チームはペニーヒルパークで火曜まで練習し、11月8日のオーストラリア戦後、日本、ニュージーランドと続く重要な3連戦へ準備する。(RugbyPass)

フランス女子がNZ戦の改善を評価し次戦へ決定力と最終盤を修正

女子フランス代表のフランソワ・ラティエHCは、ブラックファーンズに12-31で敗れた試合を、前週の12-81からの明確な改善と評価した。主力を欠き、10代を含む若い遠征メンバーで臨んだが、落ち着いて前進し、試合の一部で攻撃を組み立てられたという。70分付近までは接戦を保ったものの、終盤は負傷者が出て14人となり、最後の2トライを許した。指揮官は若手が強い圧力下で応えた点を収穫に挙げる一方、得点機を確実に仕留める決定力と、負傷者の回復を次戦への優先課題とした。両国は次週、クライストチャーチで2026年最終戦を行い、フランスは戦略よりも機会の完結と試合終盤の持続力を修正する。若手の評価も継続する。(RugbyPass)

南ア女子がアイルランド戦敗北でミスと守備を認め再戦へ修正急ぐ

スプリングボクス女子はケープタウンのWXVグローバルシリーズでアイルランドに27-40で敗れた。共同HCのローリアン・ヨハネス=ハウプトは、相手に上回られた時間帯があり、不要なミス、好位置を生かせない攻撃、守備精度の不足が響いたと認めた。南アは5トライを挙げたが、アイルランドはリンダ・ジュガンの2トライを含む計6トライ。9月まではアフリカ女子杯を維持し、米国とシリーズを引き分け、フィジー遠征も全勝したが、その後はニュージーランド、ウェールズ、アイルランドに敗れている。両国は次週も同会場で再戦するため、月曜からレビューと修正に入り、2026年を勝利で終えて若い女子選手へ示す代表の価値を取り戻すことを目指す。(RugbyPass)

ポルトガル新規リーグに各国代表が集まりプロ化と選手市場が拡大

ポルトガル最高峰は2026年に新形式の「スーパーXV」へ移行し、12クラブがワールドカップ経験者を含む海外選手を補強した。ウルグアイ代表FLマヌエル・アルダオはカスカイスへ加入し、リーグは半プロ・アマ中心ながら各チームの才能量に驚いたと語る。サモア、ウルグアイ、ジンバブエ、チリ、ジョージアなどの代表・年代別代表が集まり、欧州主要リーグへ進む足掛かりにもなっている。アルダオは公式初戦のスーパーカップで一時退場後にトライを挙げ、ベンフィカを34-11で破る優勝に貢献。11月はウルグアイ代表へ合流し、スペイン、ジンバブエ、ポルトガルと対戦する。放送開始と国際人材の流入は、クラブのプロ化と2027年W杯へ向けた選手市場の拡大を後押しする。(RugbyPass)

米国女子がイタリアに54対24で勝利しFW全8トライで5連勝

女子米国代表はナッシュビルでイタリアを54-24で破り、テストマッチ5連勝を達成した。開始15分で0-12と先行されたが、前半にケイア・メイ・サガポル=サネレが2トライ、デビュー戦のローリン・カールトンとフレダ・タフナも得点して逆転。後半もFWが主導し、タフナは今シリーズ2度目のハットトリック、ジョージー・ペリス=レディングとケイト・ザッカリーもトライを加えた。米国の8トライは全てFWが記録し、スクラムと接点の圧力が勝因となった。イタリアはタックル成功率80%で、今シリーズを1勝3敗で終了。若手を発掘してきたジャック・ハンラティHCのチームは、次週ニュージャージーで不調のイングランドを迎え、世界上位進出を測る。(RugbyPass)

豪州Aが米国を61対12で圧倒し代表経験者が選手層の厚さ示す

オーストラリアAはナッシュビルでUSA XVを61-12で破った。デービッド・フェリウアイが危険なタックルで20分レッドカードを受けたが、14人の時間帯にも得点し、前半を26-12でリード。米国はマイケル・バスカとマーク・オキーフのトライで追ったものの、後半は無得点で、元ハイランダーズSHネイサン・ハスティらに計35点を許した。豪州Aはキャップ保持者9人を含むスーパーラグビーの戦力で、ワラビーズ遠征組の層の厚さを示した。両チームは次週ニュージャージーで再戦。米国は11月に香港チャイナ、ルーマニア、ジョージアとのネーションズカップを控えており、実戦間隔による試合勘と数的優位を得点へ変える精度の改善が急務となる。再戦は代表選考にも影響する。(RugbyPass)

フィジーが日本を破りホワイト新体制の初戦でボラボラ復帰が実る

ジェイク・ホワイト新HCの初戦で、フィジーが東京で日本を34-28と退けた。前半はキティオネ・サラワ、テビタ・イカニベレらが得点し、日本も原田衛、ワーナー・ディアンズ、ルア・マキシのトライで21-21。フィジーはモティカイ・マレーの20分レッドカードで長時間14人となったが、後半はテリオ・タマニのトライで応戦し、28-28から約3年ぶりに代表復帰したベン・ボラボラが2本のPGを決めた。日本は終盤10分で保持率67%、敵陣22メートル侵入やターンオーバーでも上回りながら無得点。9月のPNC決勝で日本に敗れたフィジーは雪辱し、2027年W杯へ向けた新体制が規律と勝負所の得点力を示した。ボラボラの復帰が即効性を示した。(RugbyPass)

ハーレクインズが守備力でサラセンズを下し今季のリーグ初勝利へ

ハーレクインズはサラセンズを33-15で破り、今季PREM初勝利を挙げた。普段の展開力だけでなく、速いラインディフェンスと接点の強度、相手ミスを得点へ変える効率で長時間主導した。クラブ200試合目のSOマーカス・スミスは、ケイダン・マーリーの先制トライを演出し、インゴールでマックス・マリンズの保持球を叩き落とす決定的プレーも見せて最高評価8.5。マーリーは2トライ、ホーム初登場のジョージ・ファーバンクは先制につながるパスと大外への展開で評価8、ウィル・ポーターもトライを挙げた。FWも大型の相手を押し返し、従来の攻撃偏重像を変える守備型の勝ち方は、低迷脱出とイングランド代表選考の双方へ材料を示した。復調の基準となる勝利だ。(RugbyPass)

ジャミネが前半3トライでトゥーロンをけん引しポー戦で快勝する

トゥーロンはTOP14第7節でポーを41-20で下し、攻撃ボーナス付きで公式戦3連勝とした。ポーが本来強みとするラインアウトで3本を失い、そのうち2本が相手トライの起点に。メルビン・ジャミネは9分、22分、33分にトライを重ね、今季初のハットトリックを前半だけで達成した。トゥーロンは前半で4トライを奪ってボーナス条件を満たし、後半もオリバー・カウイー、ベカ・ギガシビリが追加。ポーはメイヨールで13連敗となった。フランク・アゼマ体制で序盤の不振から攻守の強度を取り戻し、順位上位へ接近した一方、ポーは追走タックルで膝を痛めたファビアン・ブロー=ボワリーのフランス代表招集可否も懸念される。ジャミネの復調も大きい。(RugbyPass)

ウェールズ女子が日本を完封しモールと守備で東京の雨中戦を制す

女子ウェールズ代表は雨の東京でサクラフィフティーンを17-0で下し、WXVグローバルシリーズで勝利へ戻った。序盤のモールトライはオブストラクションで取り消されたが、34分にセレン・ロックウッドがラインアウトから先制。後半はケルシー・ジョーンズがモールで追加し、終盤にロックウッドが外側で2本目を奪った。日本は前半に長く保持し、ボールキャリー上位4人を占める運動量を見せたが、後半に勢いを維持できず無得点。ウェールズはアレックス・カレンダーが20タックル、ブライオニー・キングが17回を記録して守り切った。日本の改善を示す接戦だった一方、得点機の完結と80分間の継続性が国際上位との差として残った。次戦の再戦へ材料も残した。(RugbyPass)

バクスターが9か月ぶり復帰しセットプレー重視で世界一を目指す

イングランド代表16キャップのハーレクインズPRフィン・バクスターが、足の手術2回と9か月の離脱を経てサラセンズ戦で復帰した。24歳は休養中、競技だけでなく学業にも取り組み、自身への期待より技術の改善へ集中したという。若手PRが「現代型」を周辺プレーと誤解しがちな中、スクラム、モール、ブレイクダウンが第一任務で、その他は二次的との考えを強調。世界最高の例に南アフリカのオックス・ンチェと元同僚ウィルコ・ロウを挙げ、セットプレーの基準を示した。イーデンパークでオールブラックス相手に代表初先発した経験も持つ。2027年W杯を控え、クラブの立て直しだけでなくイングランド左PR争いへ復帰し、本人は「世界一」を明確な目標に置く。復帰戦が第一歩だ。(RugbyPass)

NZ代表がFWの主力3人の負傷離脱で北半球遠征へ選手層を問う

オールブラックスは、シャノン・フリゼル、サミソニ・タウケイアホ、タイレル・ロマックスが負傷で北半球遠征を欠場すると発表した。第2ブレディスローカップでフリゼルは膝後十字靱帯を断裂し、タウケイアホは腓腹筋を損傷。ロマックスは既存の椎間板障害を悪化させ、いずれも回復に約6週間を要する見込みだ。さらに司令塔リッチー・モウンガらの状態も評価中で、36人の最終スコッド発表まで不確定要素が残る。ニュージーランドはスコットランド、ウェールズ、イングランドと対戦後、初開催のネーションズチャンピオンシップ決勝週へ進む。FW前列とバックローの主力同時離脱は、セットプレー要員と遠征中の負荷配分を大きく組み替える。遠征で選手層が試される。(RugbyPass)

イングランド女子がカナダに連敗し主将ジョーンズが成長を求める

世界王者イングランド女子はオタワでカナダに22-31で敗れ、2016年以来初めてテストマッチ2連敗を喫した。両国の2026年WXVグローバルシリーズ3試合は、9月のエクセターで26-26、前週トロントでカナダが24-21、今回は再びカナダ勝利となり、イングランドは未勝利。主将メグ・ジョーンズは80分出場後、チームは壊れておらず、対応力を高めて成長する必要があると述べ、相手が工程を守り抜いた点を評価した。カナダはソフィー・デグードら4人がトライ。イングランドは次週ニュージャージーで5連勝中の米国と対戦する。圧勝を望まないと語ってきた世界1位が、接戦での判断と修正を迫られ、女子国際ラグビーの競争拡大が鮮明になった。(RugbyPass)

ロンドン・アイリッシュ復帰構想で消滅前の最終23人の歩み追う

2023年に約3000万ポンドの債務で清算されたロンドン・アイリッシュについて、ゲームチェンジャー・インベストメンツが名称、ブランド、関連知的財産を取得した。消滅直前のチームはリーグ5位で、若い戦力に将来性があったが、選手は各国へ分散。最後のPREM登録23人から、ヘンリー・アランデルはバース、フアン・マルティン・ゴンサレスはサラセンズ、ベン・ホワイトはトゥーロンで成長し、代表やライオンズへ進んだ一方、引退者や無所属も出た。クラブは投資先を探し続けた末に資産売却を完了し、プロ復帰への基盤を得た。再参入が実現すれば、かつての選手と対戦する可能性もあり、名門ブランドの復活はイングランド国内リーグの参加枠と商業価値に影響する。(RugbyPass)

NZ代表がフリゼルら前線3人を負傷で欠き北半球遠征へ再編必要

ラグビーニュース|2026年10月25日

NZ代表がフリゼルら前線3人を負傷で欠き北半球遠征へ再編必要

オールブラックスは、プロップのタイレル・ロマックス、フッカーのサミソニ・タウケイアホ、フランカーのシャノン・フリゼルが負傷によりネーションズチャンピオンシップ北半球シリーズを欠場すると発表した。フリゼルはシドニーでの第2ブレディスローカップで左膝後十字靱帯を断裂し、回復は約6週間。タウケイアホはモールから加速した際にふくらはぎを損傷し、4〜6週間を要する。ロマックスはスーパーラグビー時代から抱える首の椎間板障害が悪化したため国内で治療を続ける。他の負傷者は引き続き評価中で、遠征スコッドは10月27日に発表・集合予定。前線三人の同時離脱は、セットプレーと選手層の再編を迫り、選手選考にも影響する。(All Blacks(ニュージーランドラグビー協会))

タックル高引き下げの本格導入判断を延期し国内エリートで試験へ

ワールドラグビー理事会は、2026年U20世界選手権で実施した合法タックル高引き下げ試験について、エリート競技への本格導入を判断するにはデータが不足しているとして、各協会に国内エリート大会での追加試験を呼びかけた。対象は40試合にとどまり、男子・女子のトップレベルへの影響や副作用を結論づけられないという。低く入る動作に伴い、選手が膝をつく危険な「ニードロップ」タックルが増えた点も課題となり、10月初めには既存競技規則の明確化を発出した。試験結果は10月27〜28日にフランクフルトで開かれる医事委員会会議で検討される。安全性向上と予期せぬリスクの双方を測るため、規則変更の時期は先送りされ、今後の制度設計を左右する。(ワールドラグビー)

カナダ女子のイングランド連勝を受け政府がラグビーへ支援を増額

カナダ女子代表がオタワでイングランドを31-22で破り2試合連続勝利を挙げた夜、連邦政府はラグビー・カナダへの追加支援281万5000カナダドルを発表した。スポーツ・サポート・プログラムを通じた増額により、2026/27年度の政府資金は計497万5000ドルとなる。政府は春の経済報告で国内スポーツへ10億ドルを投じる方針を示しており、ラグビーへの基礎的支援は2005年以降ほぼ同水準だった。別枠の開催支援89万8000ドルで実施したネーションズカップとWXV計5試合は、5000万ドル超の社会経済効果を生んだと推計。新資金は代表・育成経路、ユース普及、国際試合招致に使われ、女子代表の競技成果を持続的な事業成長へ結び付ける。(RugbyPass)

女子アイルランドが南アを40対27で下し冷静な試合運びを示す

WXVグローバルシリーズのケープタウン戦で、女子アイルランド代表が南アフリカを40-27で下した。計11トライの試合は前半、双方のミスが続く中でジェーン・クロヘシーの終了間際のトライによりアイルランドが21-17で折り返した。後半開始直後のベイビン・パーソンズの突破を起点に流れをつかみ、プロップのリンダ・ジュガンが2トライを挙げるなど計3トライを追加した。南アは強いキャリーと速いバックスを備える一方、無理なパスで機会を失った。アイルランドも2枚のイエローカードを受けたが、後半は保持を優先し、フェーズを重ねて敵陣22メートル内で得点。両国は前節まで2連勝だっただけに、落ち着いた意思決定が上位国対戦の差を示した。(RugbyPass)

NZ女子がフランスを31対12で下し若手と控えの決定力を示す

ブラックファーンズはファンガレイでフランスを31-12で下した。前週に81-12で大敗したフランスは守備と試合運びを立て直し、前半を12-14の2点差で折り返して約60分まで接戦を維持した。しかしニュージーランドは終盤、アマランテ・シティティ、19歳のブラクストン・ソレンセン=マギー、メレランギ・ポールが連続トライを奪って突き放した。ACL負傷から復帰したレイラ・サエは国内で久々に先発し、16回のキャリーなど攻守に存在感。司令塔では後半投入のハンナ・キングが攻撃の速度を上げ、ソレンセン=マギーは配球と突破を両立した。フランスの改善を示す一方、ニュージーランドのベンチと若手の決定力が最終盤の差となった。(RugbyPass)

日本代表がフィジーに28対34で敗れ遠征へ接点精度の修正急務

世界ランキング9位の男子日本代表は秩父宮で同10位フィジーに28-34で敗れ、パシフィックネーションズカップ決勝に続く2連勝を逃した。JRFU創立100周年記念の2026年国内最終テストで、日本は齋藤直人のモールトライで先制し、ワーナー・ディアンズが2トライを挙げた。前半は21-21。相手がニードロップ・ノーバインドタックルで20分レッドカードとなり数的優位を得たが、後半早々に敵陣でターンオーバーされて失点し、同点後も追加点を奪えず2本のPGを許した。エディー・ジョーンズHCとディアンズは、ブレイクダウンへ入る速さ、フィジカリティー、最初の支援選手の不足を敗因に指摘。秋の海外戦へ接点精度の修正が急務となった。(RUGBY REPUBLIC)

女子日本代表はウェールズに無得点で敗れ100戦目飾れず再戦へ

女子日本代表は秩父宮でウェールズに0-17で敗れ、代表史上100試合目の節目を白星で飾れなかった。WXVグローバルシリーズ第3戦は世界ランキング12位の日本と11位ウェールズの対戦。日本は相手陣へ進む場面を作ったものの、接点とセットプレーで圧力を受け、トライラインを越えられず今シリーズ初の無得点に終わった。4試合連続トライ中だった浅利那未の記録も止まった。ウェールズは前半から地域を取り、守備で日本の連続攻撃を切り、得点機を確実に仕留めた。100周年記念の男女代表ダブルヘッダーで示された課題は、敵陣での決定力とプレッシャー下のボール保持。両チームは10月31日に熊谷でも再戦するため、日本には1週間で攻撃の精度を立て直す機会が残る。(RUGBY REPUBLIC)

コルビが家族との生活を取り戻すため南ア帰還を選んだ理由を語る

南アフリカ代表WTBチェスリン・コルビは、約9年間の海外生活を終えストーマーズへ復帰した理由を、家族との生活を取り戻すためと説明した。24歳で2017年にトゥールーズへ移り、トップ14を2度、欧州チャンピオンズカップを制覇し、トゥーロンではチャレンジカップも獲得。2023年W杯後は東京サントリーサンゴリアスで3年間プレーした。一方、日本滞在中は妻子が南アに残り、子どもの成長を画面越しに見る生活が父親・夫として最もつらかったという。本人は競技面と人間面の成長に後悔はないとしつつ、ケープタウン帰還を最善の選択と位置づけた。代表戦で顎を骨折したためストーマーズ再デビューは延期されているが、南アのスター選手回帰と家族支援の重要性を示す移籍となった。(Planet Rugby)

ストーマーズが92得点の乱戦制し若手と新ハーフ団の可能性示す

URCでストーマーズがスカーレッツを52-40で破り、両軍計14トライ、92得点の乱戦を制した。前半はザカリー・ポーセン、ハーシム・ピードら若手が得点し33-14と先行したが、後半にウェールズ勢が反撃。ジョー・ロバーツのハットトリックなどで40-40まで追いついた。最後の10分にヤキーン・アハメドが2トライを挙げ、ホーム側がボーナスポイント付きの勝利を確保した。初めて先発ハーフ団を組んだピードとサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズルは、ノールックパスからピードの移籍後初トライを生む一方、劣勢時のキック選択には課題も残した。若手の攻撃力と次期代表候補の層を示した反面、双方の守備精度は今後のURC上位争いで大きな修正点となる。(Planet Rugby)

ブルズがウルスターを退けポラードの試合管理と後半の課題が浮上

URCでブルズがウルスターを34-26で退けた。プレトリアのロフタス・ヴァースフェルドで、主将マルセル・クッツェーが開始2分を含む2トライ、エルリック・ロウも得点し、前半を21-7で折り返した。ウルスターは後半、デービッド・マッキャンらのトライで63分に24-19まで接近し、終盤にはスチュアート・マクロスキーが敵陣深くまで迫ったが、79分のノックオンで逆転機を失った。32歳のハンドレ・ポラードは4ゴールとPGで11点を挙げ、50:22やクッツェーへのオフロード、長いパスでも攻撃を動かし71分まで出場。代表遠征前にゲーム管理能力を示した一方、ブルズは大きなリードを縮められた守備と後半の主導権維持が課題となった。(Planet Rugby)

レスターが雨中のダービーで4トライを奪い代表選考へ強みを示す

PREMラグビーの東ミッドランズ・ダービーでレスターがノーサンプトンに28-7で勝利した。前半はフィン・スミスのチップキックからジェームズ・ペイターが決め、セインツが7-3で先行。しかし雨が強まった後半、タイガースはスクラム、モール、ロングキックとチェイスへ戦術を切り替え、ジェイミー・ブラマイア、キャメロン・ヘンダーソン、フィン・カーンドゥフ、フレディー・スチュワードの4トライで25点を連取した。セインツは総保持率やキャリーで上回りながら得点機を生かせず、反則数も17に達した。イングランド代表発表を前に、ジョー・ヘイズのスクラムと無ミスタックル、スチュワードの雨天対応が選考材料となり、悪天候下での得点効率の差が明確に出た。(Planet Rugby)

エスターハイゼンが開始52秒で負傷交代し南ア代表の遠征へ懸念

シャークス主将で南アフリカ代表CTBのアンドレ・エスターハイゼンが、URCのカーディフ戦で開始52秒に右足を負傷し交代した。ハリー・ミラードとの空中戦後に不自然な姿勢で着地し、自力で患部に体重をかけられず、ジャコ・ウィリアムズと交代。診断は記事時点で示されていない。CTBとフランカーの双方をこなすユーティリティー性から近年のスプリングボクスで重要度を増しており、ラシー・エラスムスHCが英国遠征メンバーを発表する直前の離脱懸念となる。南アは11月7日のイタリア戦、14日のフランス戦、21日のアイルランド戦を控える。シャークスは序盤の主将離脱後も前半を17-7で折り返して勝利したが、代表とクラブ双方が検査結果を待つ状況となった。(Planet Rugby)

南ア代表の8敗を統計で比較し強豪攻略の戦術とベンチ編成を探る

南アフリカ代表が2023年以降に喫した8敗を公式統計で比較し、攻略条件を整理した分析。勝者の平均得点は29.9点で、6試合が25点以上、トライ数で南アを下回った試合はなかった。一方、アイルランドは2023年パリと2024年ダーバンで各1トライながら、守備と正確なキックで勝利しており、攻撃力だけが唯一の道ではない。共通項は、セットプレーを耐える、守備が再配置される前に攻める、複数のキッカーを使う、ボール保持を徹底する、55分以降も攻撃力を残すベンチを置くこと。南アは欧州3連戦を前にニュージーランドと南側首位で勝点15に並ぶ。相手国の戦術設計と代表選考に直結する、少数標本の限界も明記した実戦的な材料だ。(Planet Rugby)

ファンデルメルヴァが復帰18分で負傷交代し秋の代表選考に影響

スコットランド代表WTBドゥーハン・ファンデルメルヴァは、エディンバラ対ライオンズ戦で復帰から18分後に負傷交代した。18か月悩まされてきた足首の問題から「完全復調」とされて先発し、4人をかわす横断ランも見せたが、自ら交代を求めてロッカーへ退いた。11月のニュージーランド、オーストラリア、日本とのネーションズチャンピオンシップへ向け、代表メンバー入りをアピールする機会だっただけに再発懸念は大きい。エディンバラは主力を失ってもヘクター・パターソンが全5トライに関与し、2トライを含む活躍で31-10と勝利。開幕4連勝を守った。クラブの好調と対照的に、代表最多トライ級の決定力を持つ31歳の状態はスコットランドの選考と外側攻撃に影響する。(RugbyPass)

ウェイドが通算101トライで最多記録に並びニューカッスル勝利

ニューカッスルのクリスチャン・ウェイドがセール戦で今季6本目、PREM通算101本目のトライを挙げ、クリス・アシュトンの歴代最多記録に並んだ。後半49分に右大外を走り切り、主将ジョージ・マクギガンの追加トライと合わせて17-3の勝利を導いた。会場には記録保持者のアシュトンも来場。ニューカッスルにとっては今季リーグ初勝利で、指揮官ダン・マクファーランドはウェイドの高いエネルギーとチーム全体の粘りを評価した。35歳のウェイドは今季前に通算100へ到達しており、NFL、フランス、ラグビーリーグを経てトップリーグ記録へ追いついた。次の1本で単独首位となるため、個人の歴史的達成と低迷クラブの反転攻勢が同時に注目される。(RugbyPass)

日本代表がフィジー戦23人を発表し共同主将の下で秋連戦へ臨む

ラグビーニュース|2026年10月23日

日本代表がフィジー戦23人を発表し共同主将の下で秋連戦へ臨む

日本ラグビーフットボール協会は、10月24日14時50分に秩父宮ラグビー場で行う創立100周年記念試合、男子日本代表対フィジー代表の登録23人を発表した。共同主将は37キャップのLOワーナー・ディアンズと36キャップのSH齋藤直人。先発にはSO伊藤龍之介、WTBイノケ・ブルア、FB松永拓朗らを置き、ベンチには初キャップを狙うPR木原三四郎、LOルアン・ボタ、CTB李智寿を入れた。原田衛、ディアンズ、松永、マイケル・ストーバーグと東芝ブレイブルーパス武蔵勢も4人が登録。試合は日本テレビ系、J SPORTS、Huluなどで生中継され、秋の強豪連戦と2027年W杯へ向けた戦力確認の重要な一戦となる。(日本ラグビーフットボール協会)

女子日本代表がウェールズ戦へ若手を先発起用し通算100試合へ

日本ラグビーフットボール協会は、10月24日18時30分に秩父宮ラグビー場で行うWXVグローバルシリーズ女子日本代表対ウェールズ代表の登録23人を公表した。51キャップのSH津久井萌が主将を務め、先発には未キャップのNO8サヴァナ・ボッドマンとCTBソフィー・安紀子・ラングフォードを起用。17歳のFL浅利那未、大学生SO原田紗羽も先発し、早大の伊藤ちひろがベンチから初出場を狙う。北川俊澄体制で若手と経験者を組み合わせ、創立100周年記念かつ女子代表通算100試合目で初勝利を目指す編成だ。BS日テレとJ SPORTSで生中継され、女子代表強化と次世代育成の進捗を測る節目になる。女子代表史の節目だ。(日本ラグビーフットボール協会)

大学選手権は14校で11月開幕し1月10日の決勝へ熱戦を展開

第63回全国大学ラグビー選手権は全国14チームで争い、1回戦を11月22日に岐阜、2回戦を同29日に福岡で開催する。3回戦は12月13日に栃木と花園、準々決勝は12月19、20日に熊谷と大阪、準決勝は2027年1月2日、決勝は1月10日13時16分にMUFGスタジアムで行う。関東から9、関西から4、九州から1チームが出場し、前回の優勝・準優勝校所属グループには追加枠を配分。1、2回戦は無料、3回戦以降は有料で、決勝のみTMOを導入する。同点決勝はトライ数などで決めず両校優勝となる。全国の地域枠と有力リーグの競争力を両立する大会設計で、学生選手の育成と国内ラグビーの裾野を支える。学生日本一を決める。(日本ラグビーフットボール協会)

リーグワンとイオンモールが12施設で地域チーム応援企画を展開

リーグワンは事業共創パートナーのイオンモールと、2026-27シーズン応援プロジェクトを10月25日から翌年6月6日まで実施する。埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、奈良、福岡の計12施設で地域チームの応援ボードを設置し、各店先着100枚のステッカー配布やグッズ抽選を展開。相模原ダイナボアーズの選手トーク、チア、ワークショップ、日野レッドドルフィンズによるラグビー体験なども予定する。12月12日のリーグ開幕前から生活圏の商業施設で接点を増やし、未観戦層を地域クラブへ誘導してスタジアム来場につなげる狙い。競技団体と大型商業施設の連携を通じたファン開拓と地域密着型マーケティングの継続策となる。全国展開だ。(ジャパンラグビー リーグワン公式サイト)

豪州女子が功労者2人の代表最終戦でスコットランド相手に全勝へ

ワラルーズはWXVグローバルシリーズ第4戦でスコットランドをキャンベラに迎え、シリーズ全勝を狙う。代表引退を発表したエミリー・チャンセラーとセシリア・スミスは合計約80キャップ、約10年の代表歴を持ち、この試合が最後となる。さらにPRエバ・カルパニは、ミカエラ・レナードに続く豪州女子史上2人目の50キャップへ到達予定。主将シオカペシ・パル・セコナは、別れの感情を集中力に変え、功労者が誇れる試合を届けたいと語った。チームは今後フルタイム化へ進むため、この一戦は一時代の終わりと新体制の始まりを象徴する。ベテランの経験を次世代へ継承しながら、女子代表の専門職化を進める転換点となる。最後の代表戦となる。(Rugby.com.au)

アイルランドにハンセンが復帰しシーハン新主将で11月の連戦へ

アイルランドは11月のネーションズチャンピオンシップへ36人を選び、足の手術で約1年間代表を離れた28歳WTBマック・ハンセンを招集した。骨折から戻るライアン・ベアード、ふくらはぎを痛めていたアンドリュー・ポーターも復帰。負傷者が多いバックローには未キャップのジェームズ・マクナブニーが入り、鼠径部痛で今季未出場のSHジャミソン・ギブソンパークも選ばれた。主将ケーラン・ドリスは膝と足の回復中で欠場し、ダン・シーハンが主将を務める。一方、イタリアは肩を負傷したCTBトンマーゾ・メノンチェロを欠く。新大会の序盤から主力の復帰度と各国の層の厚さが結果を左右する構図となる。各国の主将選びと戦術にも影響する。(Rugby.com.au)

ホワイト新監督のフィジー代表が日本戦向け未キャップ4人を登録

ジェイク・ホワイト新監督は日本戦で指揮するフィジー代表23人を発表し、未キャップ4人を登録した。ナカニ・ボギニソコとアポロサ・ブニヤヤワを先発、ペニ・ナルマとカベキニ・ボセラワをベンチに置く。10月24日の秩父宮での対戦は、9月のPNC決勝で日本が20―15と勝って以来の再戦で、世界ランキング9位と10位の差はわずか0.47点。SOはアイザイア・アームストロングラブラ、主将はHOテビタ・イカニベレが務める。フィジーは続くネーションズチャンピオンシップでフランス、アイルランド、イタリアと戦うため、今回が新体制の実戦初評価となる。若手登用とセットプレー強化がW杯前年の競争力に直結する。東京での再戦だ。(Planet Rugby)

レタリックがNZ代表復帰を否定し神戸でのキャリアの継続へ集中

元オールブラックスLOブロディー・レタリックは、デイブ・レニー監督から復帰を打診されたものの、代表キャリアは終わったとの考えを明言した。最後の代表戦は2023年W杯決勝で、35歳の現在は神戸スティーラーズでプレー。W杯敗戦後は自分がまだ代表水準か考えた時期もあったが、自らの意思で去れたことに納得しているという。海外所属選手を原則選ばないNZ協会の規定が変わらない限り、2027年W杯出場は可能性すらないと説明した。神戸との契約は今季と次季までで、その後の引退も示唆。経験豊富な選手を代表へ戻す是非は、オールブラックスの選手層と海外流出政策を巡る議論を再び強める。本人は現時点で決断を変える考えがない。(Planet Rugby)

コルビは顎の骨折で南ア年末遠征欠場へクラブ復帰は12月見通し

ストーマーズのジョン・ドブソン監督は、顎を骨折したチェスリン・コルビが2026年のスプリングボクス戦をほぼ欠場し、クラブ復帰は12月初旬になる見込みと述べた。負傷はソウェトで行われたオールブラックスとのライバルシリーズ第3戦序盤に発生。コルビはトゥールーズ、トゥーロン、東京サンゴリアスでの9年間を経てストーマーズへ戻ったが、再デビューも延期された。本人はチーム会議に参加し、12月最初のクラブ戦から起用可能とされる一方、ネーションズチャンピオンシップ遠征への参加は難しい。南ア代表は決定力の高いWTBを欠くため、代替選手の選考と攻撃設計の調整を迫られる。今後、クラブと代表の双方で復帰時期が注目される。(Planet Rugby)

グロスターで好調のクラインが南ア代表復帰と次のW杯出場を狙う

LOジャン・クラインはグロスターでの好調を足掛かりに、スプリングボクス復帰と2027年W杯出場を目指している。グロスターは過去4季中3季でプレミア8位以下、2011年以降プレーオフ進出は1度だったが、今季はリーグ首位。直近では欧州王者ボルドー・ベグルに5トライを奪い、相手のタイトル防衛初戦を勝利なしに終わらせた。身長6フィート8インチ、体重19ストーンのクラインは、チーム再建への貢献を通じて代表首脳へ存在を示したいと説明。南ア代表は月曜に秋のネーションズチャンピオンシップ候補を発表予定で、欧州クラブでの実績が代表選考とW杯のロック競争にどう反映されるか注目される。欧州での好調維持が選考への鍵になる。(Planet Rugby)

シャークスが南ア代表5人を戻し敵地カーディフ戦へ主力を再投入

シャークスはカーディフとのURC遠征戦に向け、南ア代表5人を登録メンバーへ戻した。CTBアンドレ・エスターハイゼン、WTBイーサン・フッカー、エドウィル・ファンデルメルヴァは先発し、PRオックス・ンチェとトーマス・デュトイはベンチ入り。5人は前週、フランスでリヨンを40―33で破ったチャレンジカップ戦を休養していた。JP・ピーターセン監督は先発を9人変更し、エスターハイゼンが主将へ復帰する。シャークスはURCでホーム2勝後にストーマーズへ敗れて5位、カーディフは1点差の6位。代表級戦力を再投入して敵地での継続性を高められるかが、順位争いと長期遠征の選手管理を左右する。遠征での勝点獲得が重要になる。(SA Rugby Magazine)

ブルズのパピアが足首の手術で数週間離脱し代役SHの安定が鍵に

ブルズの南ア代表SHエンブロース・パピアが足首を負傷して手術を受け、数週間離脱する。29歳のパピアは、前週にスタッド・フランセを56―20で破ったチャンピオンズカップ戦で途中出場後に負傷した。ウルスターとのURC戦ではポール・デウェットが9番を継続し、ザック・バーガーが控え。ヨハン・アッカーマン監督はFWを大幅に変更した一方、ハンドレ・ポラードを含む先発BKは連係維持のため据え置いた。新加入WTBディラン・マールトはベンチからデビューの可能性がある。主力SHの長期不在は試合運びと代表候補の負荷管理に影響し、代役の安定性が国内外大会を並行するブルズの成績を左右する。復帰時期は今後の回復次第となる。(SA Rugby Magazine)

米国女子が20年ぶり5連勝へイタリア再戦で世界5強を見据える

米国女子代表は4連勝中で、イタリアとの再戦に勝てば2006年女子W杯以来となる5連勝を達成する。初のホームWXVグローバルシリーズ戦ではイタリアを36―27で破ったが、最後の30分は3点しか奪えず、ボールを動かし過ぎて相手の圧力を受けた。NO8ケイト・ザカリーは、フィジカルと基本へ戻る判断が上位国との差を縮める鍵と分析。ジャック・ハンラティ監督が2025年12月に就任して以降はテスト8試合で5勝し、経験者と若手の融合、選手全体への信頼が進んだ。長年「眠れる巨人」と呼ばれた米国がトップ5を具体目標に掲げることは、2033年自国女子W杯へ向けた強化と市場拡大に弾みをつける。再戦で成長度が試される。(RugbyPass)

サモア代表が元オールブラックス3人を初招集し11月の新大会へ

サモアのトゥシ・ピシ監督は11月のワールドラグビー・ネーションズカップへ30人を選び、元オールブラックスのアキラ・イオアネ、ジョシュ・イオアネ、ショーン・スティーブンソンを初招集した。3人はサモア系の血統を持ち、今年ワールドラグビーの代表資格規定による切り替えが認められた。セブンズで実績を持つエテネ・ナナイセトゥロも含め、未キャップ選手は計8人。サモアはジンバブエ、ポルトガル、スペインと対戦する。国際経験豊富な転籍組の加入は即戦力化と若手育成を同時に進める一方、代表資格変更制度が太平洋諸国の競争力を押し上げる影響を示す。2027年W杯へ向けた選手層拡大の重要な機会になる。新加入組の融合も焦点だ。(RugbyPass)

南ア女子が主将負傷で前列を再編しアイルランド戦へ選手層を試す

スプリングボク・ウィメンは20年ぶりのアイルランド戦で、主将ババルワ・ラトシャの負傷を受けフロントローを再編する。ショリスワ・クズワヨを右PRへ移し、左PRにサネリシウェ・チャーリー、HOはアヌシュカ・フルネワルトを継続起用。控え左PRヨネラ・ンシンゴロは出場すれば代表50キャップとなり、南ア女子史上2人目の到達者になる。共同監督は今季代表経験を積んだ選手を軸に、ベンチにもリンデルワ・グワラとタンディレ・マズウィを置いた。主将不在でセットプレーの安定を確保できるかが焦点で、強豪との定期対戦を増やす女子国際日程の中、選手層とポジション適応力を測る重要なテストとなる。試合会場はケープタウン・スタジアムだ。(RugbyPass)

ネーションズチャンピオンシップ18試合で主審発表し開幕へ準備

ワールドラグビーは初開催のネーションズチャンピオンシップについて、11月に行う開幕3節の主審を発表した。計18試合を9協会のレフェリーが担当し、ファイナルシリーズの割り当ては後日決定する。トゥイッケナムでのイングランド対オーストラリアはフランスのピエール・ブルッセ、スタッド・ド・フランスでのフランス対南アフリカはイタリアのアンドレア・ピアルディが担当。北半球6カ国と南半球ラグビーチャンピオンシップ勢が交差する新大会では、判定基準の一貫性と試合管理が競技の信頼性を左右する。事前公表は各代表の分析と準備を可能にし、決勝担当を未定とすることで大会中の評価も選考に反映される。開幕節の運営にも注目が集まる。(RugbyPass)

フランス女子がNZ戦大敗から先発8人を変更し経験重視で再戦へ

フランス女子代表のフランソワ・ラティエ監督は、ブラックファーンズに12―81で大敗した初戦を受け、ファンガレイでの第2テストの先発を8人変更した。若手と複数のデビュー選手を起用した前戦から経験重視へ戻し、エミリー・ブーラール、ガブリエル・ベルニエ、カルラ・アルベズを先発へ復帰。出場停止を終えたアンブル・ムワイェンベとクロエ・コレアもスコッドに戻った。アナイス・グランドをWTB、マティルド・ラザルコをHOで起用し、ルー・ロボアムはカナダ戦とNZ戦の途中出場を経て初先発する。大差の敗戦後に選手層と修正力を示せるかは、2029年女子W杯へ続く強化サイクルの信頼性を左右する。第2戦の修正内容に注目が集まる。(RugbyPass)

ウェールズ女子のカレンダーが日本戦で迎える50キャップの節目

ウェールズ女子代表の共同主将アレックス・カレンダーは、秩父宮で行うWXVグローバルシリーズの日本戦で通算50キャップへ到達する。ショーン・リン監督はFLのカレンダーをチームの「感情的な心臓」と評し、その回復力と代表への情熱を称えた。先発は2人変更され、ネル・メトカーフが2025年女子W杯以来の代表戦でWTBに復帰。キャリス・コックスはアウトサイドCTBへ移りフレイヤ・ベルと組み、コートニー・ケイトがベンチ入りする。日本の創立100周年記念試合という舞台で、経験者の節目と再起用選手の適応を同時に試す。ウェールズにとっては遠征での勝利だけでなく、次期W杯へ向けた主力継承と選手層の再構築を進める一戦となる。(RugbyPass)

ハリケーンズがデバリーと契約を延長し連覇へ向けた選手層を維持

ハリケーンズはHOジェイコブ・デバリーとの契約を1年延長し、2027年も在籍することを発表した。マオリ・オールブラックスで3キャップを持つデバリーは、今季のタイトル獲得までに8試合へ出場し、決勝でもベンチからプレー。育成組織を経て2022年にトップデビューし、デイン・コールズやアサフォ・アウムアの下で経験を積んだ。今回で在籍6年目となる。クラブは翌週のスーパーラグビー・パシフィック登録メンバー発表を前に、司令塔ハリー・ゴッドフリー、ブレット・キャメロンに続いて契約を整備している。生え抜きフッカーの残留は、優勝チームの継続性とセットプレーの選手層を保ち、連覇へ向けた編成安定に寄与する。契約発表は編成方針も示す。(RugbyPass)

ブラックファーンズ新人9人が代表内の競争を高め次期W杯へ成長

ブラックファーンズでは2026年にデビューした9人全員が、継続してテスト出場を争っている。ホイットニー・ハンセン監督は国内育成段階から次世代を把握し、就任初年から出場機会を与えてきた。対象はタラ・ターナー、アマランテ・シティティ、マディ・ロビンソン、モオモオガ・パル、ジャスティン・マクレガー、シャイラ・トゥリアウ=トゥアア、ンガノ・タバケ、マイア・デービス、エリノア=プラム・キング。複数の新人が早くも新時代のプレースタイルを形作り、代表内の競争を高めている。2029年女子W杯へ始まった新サイクルで、若手への早期投資が層の厚みと持続的な世界一争いにつながるかを測る重要な育成成果となる。次戦で起用法も注目される。(RugbyPass)

2031年男子W杯米国初開催へローズ新責任者が大会準備を統括

ラグビーニュース|2026年10月22日

2031年男子W杯米国初開催へローズ新責任者が大会準備を統括

2031年男子ラグビーワールドカップのマネージングディレクターに、米国スポーツ界で実績を持つメーガン・ローズが就任した。全米テニス協会でデビスカップ、全米オープンシリーズ、ビリー・ジーン・キング・カップを運営し、東京・パリ両五輪では米国テニス代表のチームリーダーも務めた。大会は米国で初開催となり、ローズは計画と商業成長、現地関係者との連携を統括する。男子W杯はワールドラグビー収入の約85〜90%を生む中核事業で、同団体は2031年に10億ドル超の収益を目標とする。米国市場で観客、競技人口、放映・協賛収入を広げるうえで、今回の人事は大会準備を実行段階へ進める重要な節目となる。大会運営の成否は競技全体の財政にも影響する。(RugbyPass)

ブラックファーンズが仏戦で迎えるテスト150試合の歴史的節目

ブラックファーンズは、土曜日にファンガレイで行うWXVグローバルシリーズのフランス戦で通算150試合目のテストマッチを迎える。1991年4月6日のウェールズ戦で初の公式テストを戦ってから35年、これまでに123勝し、女子ワールドカップでは6度優勝。W杯通算は44試合で41勝、得点2027、失点427を記録している。最多出場はケンドラ・コックスエッジの68試合で、最多勝53、最多得点388も保持。豪州には32戦全勝で、イングランドから19勝、カナダから18勝を挙げた。女子ラグビーを代表する強豪の節目は、長期的な代表強化と大会機会の拡大が競技水準と歴史を築いてきたことを示す。次の50試合へ向けた基盤にもなる。(RugbyPass)

フランス代表が南ア出身ワードを招集し来年テストデビューへ準備

フランス代表のファビアン・ガルティエ監督は、11月のネーションズチャンピオンシップに臨む42人を発表し、南アフリカ生まれで元ジュニア・スプリングボクス主将のCTBジェレミー・ワードを選んだ。30歳のワードは2022年にフランスへ移り、居住資格による代表出場は来年まで認められないが、2027年のテストデビューを見据えて合宿に参加する。グレゴリー・アルドリットと最多トライ記録保持者ダミアン・プノーが復帰する一方、ラモス、ジャリベール、マルシャンら主力は負傷離脱。フランスは11月7〜21日にフィジー、南アフリカ、アルゼンチンと対戦し、負傷者増加の中で新戦力の適応を早める狙いがある。選考の国際化も一段と進んでいる。(RugbyPass)

アイルランド代表が秋3連戦へ若手を招集しシーハンが主将を担う

アイルランドのアンディ・ファレル監督は、11月のネーションズチャンピオンシップでアルゼンチン、フィジー、南アフリカと戦う36人を選出した。アルスターのSOジェイミー・ベンソンとFLジェームズ・マクナブニーが初招集され、負傷からマック・ハンセン、アンドリュー・ポーター、ジャミソン・ギブソンパークが復帰。膝と足を痛める主将ケーラン・ドリスは引き続き欠場し、フッカーのダン・シーハンが主将を務める。ジャック・コナンも肩の負傷で外れ、若手2人にはバックローと10番の空席を埋める機会が生まれた。世界王者南ア戦を含む北半球シリーズで、経験者の復帰と世代交代を同時に進める編成となった。選手層の厚みが試される。(RugbyPass)

バレットが豪州戦2トライで示した経験と次回のW杯へ向けた価値

オールブラックスのボーデン・バレットが、シドニーでのワラビーズ戦に15番で先発し、43―21の勝利で2トライを挙げた。7月のネーションズチャンピオンシップは出場せず、南アとのシリーズも途中出場9分だけだったが、ルーベン・ラブとリッチー・モウンガが不在のブレディスローカップで先発へ復帰。35歳の147キャップは12回のキャリーでチーム最多120メートルを進み、キック数も最多タイの5本だった。60メートルのインターセプトトライなど判断力を示し、元代表のジャスティン・マーシャルとキーラン・リードも視野と経験を評価。年末遠征と2027年W杯に向け、ベテランが23人枠で担える役割を改めて示した。W杯計画を再評価する材料にもなる。(RugbyPass)

コルビが顎の骨折で南ア年末遠征を欠場へ復帰の目安は12月以降

ストーマーズのジョン・ドブソン監督は、9月9日のオールブラックス戦で顎を骨折したチェスリン・コルビが、スプリングボクスの年末遠征に間に合わない見通しを明らかにした。南アはネーションズチャンピオンシップで11月7日にイタリア、13日にフランス、21日にアイルランドと対戦するが、復帰は12月5日のストーマーズ対シャークス戦が目安。クラブはコリシ、ウィレムセ、ラウら代表選手を次戦から外し、代表側と個別に出場計画を調整している。ドブソンはテスト5〜6試合とクラブ4連戦を続けるのは不可能と説明。代表とクラブの過密日程下で、主力の健康管理と競技力維持を両立する必要性が浮き彫りになった。復帰時期は12月以降となる。(SA Rugby Magazine)

南ア女子がアイルランドとの初対戦へ勝利を目指して強化策を試す

スプリングボク・ウィメンは、WXVグローバルシリーズでアイルランドと史上初めて対戦し、今後2週間で2試合を行う。南アは今年、米国に勝ち、フィジー遠征を全勝し、イタリアとスペインも破った一方、ウェールズには19―50で敗戦。FWカサ・ジェイコブスは順位上昇だけでなく勝利そのものを目標に掲げ、セットプレー、ラインアウト、キックに強い相手との小さな攻防を制する必要を強調した。アイルランドは米国に36―40で敗れた後、日本との2試合で連勝したが、主力バックローのアオイフェ・ウェイファーを欠く。両国の初対戦は、世界ランキング10位より上を狙う南ア女子の成長度と、強化策の成果を測る機会になる。強化方針の転換点でもある。(RugbyPass)

豪州女子カルパニが50キャップへスコットランド戦で迎える記録

豪州女子代表ワラルーズのPRエバ・カルパニは、キャンベラでのスコットランド戦に途中出場し、代表通算50キャップへ到達する。ワラルーズでは先月のミカエラ・レナードに続く史上2人目。30歳のカルパニは7年前の日本戦でデビューし、代表16トライで歴代3位につける。豪州はエディンバラで30―10、シドニーで56―12とスコットランドに連勝しており、WXVグローバルシリーズの全勝を狙う。試合ではエミリー・チャンセラーとセシリア・スミスが代表最終戦を迎える一方、負傷したデザイア・ミラーは欠場。節目の出場は、豪州女子の経験継承と、南オーストラリアで次世代選手を増やす象徴的な機会となる。記録と育成を結ぶ節目でもある。(RugbyPass)

ストーマーズのコッツェが危険タックルで3週間の出場停止処分に

ストーマーズのフッカー、JJ・コッツェは、ブリストル戦での危険なタックルにより独立規律委員会から3週間の出場停止処分を受けた。33分にSHキーラン・マーミオンへ行ったプレーで20分レッドカードとなり、本人は反則を認めたが退場相当とは認めず、クラブも判断を争った。委員会は中程度の違反として6週間を基準に置き、過去の規律記録と聴聞での態度を考慮して50%減免。国際試合期間を挟むため復帰可能日は12月7日だが、ワールドラグビーのコーチング介入プログラムを完了すれば11月2日に前倒しできる。安全教育と制裁軽減を結ぶ制度が、選手復帰と危険プレー抑止の両面で機能する事例となる。各大会の規律運用にも影響する。(SA Rugby Magazine)

ストーマーズが18人変更し19歳ミュラーが先発で育成策を加速

ストーマーズはURCのスカーレッツ戦で、前週ブリストルに49―12で勝った23人から18人を変更し、若手中心の編成を組んだ。19歳のマーカス・ミュラーが12番でURC初先発し、代表5キャップのポール・デヴィリアーズが2度目の主将を務める。チームには元U20南ア主将が4人入り、U20世界選手権優勝経験者のオリー・リードとヤキーン・アーメドもベンチ入り。ドブソン監督はミュラーを将来有望なインサイドCTBと評価し、シヤ・コリシら代表選手には休養を与えながら選手層を広げる方針を示した。主力温存と育成を同時に進める選択は、長期シーズンを戦う南アクラブの持続的な戦力形成に直結する。育成投資の成果も問われる。(SA Rugby Magazine)

東葛がCTBレオン・ポールの加入を発表しD1昇格へ戦力を補強

リーグワン・ディビジョン2のJR東日本グリーンウォリアーズ東葛は、2026―27シーズンの追加新加入選手としてレオン・ポールを発表した。ポールは2001年8月17日生まれの25歳で、身長186センチ、体重98キロのCTB。前所属はニュージーランド州代表大会のベイ・オブ・プレンティで、日本での新生活と文化、ファンとの交流を楽しみにしているとコメントした。チームメートとの関係を築き、目標であるディビジョン1昇格へ全力を尽くす意向も表明。東葛にとっては海外で実戦経験を積んだ大型センターの追加となり、接点の強度と中盤の選択肢を増やす補強で、昇格争いに向けた選手層の底上げにつながる。攻撃と守備の幅も広がる。(ジャパンラグビー リーグワン公式サイト)

無敗記録が止まったイングランド女子がカナダ再対戦で雪辱に挑む

イングランド女子代表レッドローズは、カナダに21―24で敗れて41試合続いた無敗記録が止まった後、WXVグローバルシリーズ最終戦で同国との再戦に臨む。前戦はトロントの単独女子ラグビー試合として北米最多の1万8621人が観戦。9月の26―26の引き分けも含め、シリーズを五分に戻す一戦となる。ジョン・ミッチェル監督は先発を4人変更し、FBエリー・キルダンをベンチへ。主将メグ・ジョーンズは敗戦から学び、接戦での退出局面と得点機会の精度を改善すると語った。2029年女子W杯まで3年ある中、王者が選手層を広げながら強豪の追い上げに対応できるかを測る重要なテストとなる。女子テストの商業成長も鮮明になった。(RugbyPass)