7月 「図解Web2.0 Book」配本。マザーズへのIPO承認が下りる。
中旬にフィードパスのイベント「The Next Web 2006」を開催。多くの方に来場してもらった。プレスカンファレンスも同時に開催しフィードパスのビジョンを語った。
この頃からcoComment日本語化プロジェクトがスタートする。スイスコムの現場エンジニアとともにローカライズのタスクとスケジュールについてキックオフミーティングを開催。
7月31日には2つのビッグイベント。「Web2.0 BOOK」の図解で表現した「図解 Web2.0 BOOK」がインプレスから配本される。この「図解 Web2.0 BOOK」はベースに「Web2.0 BOOK」の文章表現を図解化したものであり、小川浩さんとネットエイジの会議室に缶詰めになりホワイトボードを利用して原稿を書き上げた。
もう一つのイベントは、8月30日にネットエイジグループの東証マザーズへの上場の承認が発表された。
8月 ネットエイジグループがマザーズにIPO。公募価格60万円対して、初値は120万円。
中旬にはソーシャル・ニュースサービス、ソーシャル・ブックマークサービスの機能を備えたCGMサービスの「Saaf」をリリース。直接このプロジェクトには関わっていなかったが、春から開発を着手し、今年のネットエイジサービスラッシュの口火を切った。
30日いよいよネットエイジグループが東証マザーズに上場。この日東証の上場セレモニーに出席する。初日に初値がつかないと思いきや、120万円で初値がつき、初日終わり値は140万円。1998年2月の会社設立以来足掛け8年でのIPOを果たした。
9月 mixiがマザーズにIPO。「Web2.0のビジネスルール」配本
Zimbraのローカライズが本格的にスタート。開発リソースが無いことから僕が直接ローカライズのタスクをこなす毎日に。
14日「mixi」がマザーズにIPO初日は初値が着かず翌日に持ち越されることに。ネットエイジグループのポートフォリオ銘柄としては初のIPO銘柄の誕生でもあった。この2006年9月14日はエポックメイキングな日であったといえよう。
5月に執筆し原稿を暖めていた「Web2.0のビジネスルール」が毎日コミュニケーションズから月末に配本される。ネットエイジのポートフォリオである「タギー」がα版としてサービスを開始する。
10月 「Web2.0が面白いほどわかる本」配本。サイボウズブログ発売。
上旬はZimbra本社に米国出張。主に日本語検索の実現可能性についてディスカッションを行う。
この頃4月からフィードパス経営計画に沿って組成してきた、エンジニアリングチームがほぼ組成完了する。Zimbraエンジニアリングチームも3名になり動きやすくなった。
上旬に中経出版から「Web2.0が面白いほどわかる本」が配本される。文庫本だ。この本がWeb2.0関連本では一般の方には一番分かりやすい構成になっている。
月末にはフィードパス社のイントラブログツール「blogengine」OEMの「サイボウズブログ」が発売開始となる。3月にサイボウズ社からの資本参加してもらった最初の結果を出したといえよう。
11月 coComment日本語版サービス開始。セミナー講演
上旬にはネットエイジのポートフォリオであるタイルファイル社がリッチインターフェースのSNSサービス「tilla」をαリリース。
中旬にはブログ関連のイベントであるIDG主催の「Business Blog & SNS World」にて講演。イントラブログをテーマに多くの方に来場してもらった。
Zimbraと共に平行して携わってきたプロジェクトのcoCommentの日本語版が21日にリリース。ローカライズのディレクションおよびプロデュースは、ほぼ僕一人で行った。ローンチ日はさわやかな疲労感に。
月末はXML開発者の日でfeedpath.jpのテクノロジーとブログエディタについて講演する。かなりギークな面々の集まりであったが、理解してもらえた模様。
12月 Zebraβ版発表。coCommentスピンオフ。帰結の月
12月が今年の集大成の月であったといえよう。まず、Zimbraが「feedpath Zebra」というブランドでβ版を提供開始した。さらにはcoCommentがスイスコムからスピンオフしネットエイジグループが資本参加。うまい形で締めくくれた様な気がする。
4月からスタートしたフィードパス社は成長し15人を超えるスタッフにて構成されるテクノロジーベンチャー企業となった。特にエンジニアリングチームは優秀なエンジニアが揃い、いよいよアクセル全開モードとなっている。
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この一年は例年に比べて多くの方々との出会いがあった。面接したエンジニア、ビジネスプロデューサーはフィードパス社、ネットエイジ社加えて50人は下らないだろう。イベントでの出会いも多かった。フィードビジネスシンジケーションのイベント、Web2.0関連のセミナーイベント、新卒採用イベントなど多くの場で講演を行い、多くの方々と名刺交換をさせていただいた。
さらにはアントレプレナー、エスタブリッシュドな経営者、プレス関連の編集者、ベンチャーキャピタリストなどなど、多くのビジネスパーソンと意見交換やビジネスミーティングをさせていただき非常にエキサイティングであった。僕にとって実りある一年であったといえよう。
さて来年はどうなることか、楽しみである。
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