Blogot - 旅とF1と車と男の嗜み

旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

日本でも注目されるITIL

 システムの運用管理、ITサービスの提供について国内のユーザー企業で関心が高まっているのがITIL(Information Technology Infrastructure Library)だ。ITILとはシステム運用管理、ITサービス管理に関するベストプラクティスを集めた手引集。1980年代に英国政府機関「CCTA」(Central Computer & Telecommunications Agency)が策定した。ITサービスのプラン、開発、提供、維持の各プロセスに関するガイドラインが定められていて、IT部門はその各ガイドラインに合わせてサービスレベル合意書(SLA)を締結。日々のプロセスを改善し、全体最適を目指す。 from @IT

ITIL(Information Technology Infrastructure Library) はシステム運用に関する標準プロセスであり、昨年から日本でも注目されている。ここ数ヶ月の技術系雑誌に掲載され、日経ビジネス3月22日号「経営者のための戦略的IT活用」としても大きく取り上げられている程である。特にWebでのWWWサービスを行っている企業にとっては非常に有益な情報源であり、今後のスタンダードとなるであろう。現在当社ネットエイジにおけるシステム運用管理プロセスも ITIL をベースとして標準化を策定しているところである。

その詳細を知るには、英国の OGC が提供している著作物(英文)が代表的であり8分冊に分けられた文献がある。具体的には、Software Asset Management, Service Suport, Service Delivery, Planning to Implement Service Management, ICT Infrastructure Management, Applicaton Management, Security Management, The Business Perspective である。

しかしながら残念なのは現状、和訳の決定版は Service Suport, Service Delivery 以外にないことである。早期の和訳に期待したい。

「ITIL」の導入であなたも定時帰宅が可能に?

英国OGC