先週末、6月6日にGoogle ChromeのEarly Developer ChannelからMac OS X 版がリリースされた(Linux版も同時リリース)。今回のリリースはあくまでもベータではあるが、Macユーザー待望のChromeである。早速ダウンロードして利用。
バージョン番号は3.0.182.5ということで、Version 3 Development。Version 2.0 が5月にリリースされたばかりなので、Mac版は3.0からということになる。一般公開はもう少し先になりそうだ。
サイトブラウジングは軽快でありレンダリングは高速だ。フォームなどへの日本語入力は出来たり出来なかったり。(ベータバージョンなので止むなし)ユーザーインターフェースもこれまでのブラウザとは一見異なっているが、実際利用してみると、戸惑う事なく利用できる情報デザインである。
本日Google Developer Dayにて「Google Chrome の内部構造」というセッションに参加した。Chomeの開発ストーリーを交えながら、内部構造とロードマップについて詳しい解説があった非常に興味深いセッションであった。
Version 1.0はWindowsに依存した開発であったために、マルチプラットフォームのリリースに時間を要したようだ。Version 2.0からはWindows依存を無くしマルチプラットフォームに対応できるコードになったという。まぁ、GoogleといえどもInternet Exploler, Firefoxといった成熟しきったブラウザマーケットに対して後発で参入したわけなので、より多くの利用者に使ってもらうためOSシェアNo.1のWindows依存するのはある意味致し方なしなのだが。
なお、開発ストーリーについては本日のセッションと同様の内容が@ITに掲載されているので、そちらを参照してもらいたい。
■開発者に聞く、Google Chromeが目指すもの(@IT)
その矢先、昨日AppleからSafari 4.0がリリースされた。早速ダウンロードして利用している。こちらはまた別のエントリーにて。