バイエルン州ミュンヘンに拠点を置いている自動車/二輪車メーカーといえば、ご存知BMWです。このBMW、スーパーカーブームのころはドイツ語読みで「ベー・エム・ヴェー」と語られていましたが、最近は英語読みの「ビー・エム・ダブリュー」が一般的なようですね。この頭文字はBayerische Motoren Werke (バイエリッシュ・モートレ・ヴェルケ) の頭文字で日本語で言えば「バイエルン発動機」といったところです。
僕がなぜ「バイエリッシュ・モートレ・ヴェルケ」というワードを覚えているかといえば、20年以上前に読んだ五木寛之の短編小説集「雨の日には車をみがいて」に納められている「バイエルンから来た貴婦人」のクライマックスで語られているこの言葉がすごく印象的だったからです。(詳しくは読んでください)
今回このミュンヘンを訪問地に選んだ大きな理由はBMW博物館を訪れるためです。BMW博物館へはミュンヘンの中心部から地下鉄3号線(U3)で30分程度。Olympiazentrumという駅で降ります。どうやらここOlympiazentrumはミュンヘン・オリンピック開催の地のようですね。
駅を出ると目の前にあるBMW博物館はBMW本社に隣接しています。具体的にはBMW WeltとBMW Museumで構成されており、BMW Weltはお台場のMEGA WEBのような最新のBMWやMiniのラインナップが展示されている大規模ショールーム、BMW Museumは歴代のBMWが展示されている文字通りの博物館となっています。僕が訪問した時は運良くBMW Miniが特別展で展示されていました。
BMW 3/PS 1930年
今はBMW傘下のMiniですが、生まれはイギリスです。20年以上前になりますがMiniのオーナーだった時期があります。所有していたのは1989年に主にフランスと日本向けに2500台限定発売されたミニ・ピカデリー(AUSTIN-ROVER MINI PICCADILLY)です。
Mini30周年記念の限定車がいくつかあったと記憶していますがその中の1つで外装がカシミア・ゴールド・メタリックのカラーでクロムメッキがふんだんに使われているがピカデリーの特徴で、もちろん内装も特別仕様でした。写真は当時のピカデリーです。(1993年本人撮影)
このピカデリーは1992年に中古で購入し1994年に手放しました。
■エントリーアーカイブ
南ドイツの旅 (2) - フランクフルト・アム・マイン (Frankfurt am Main)
南ドイツの旅 (3) - ミュンヘンへ Intercity-Express