Windowsプラットフォームでの DBMS 市場の価格競争が激しくなってきている。
Windowsプラットフォームで動作する DBMS はこれまでエンドユーザーコンピューティング用の Microsoft Access をエントリーモデルとすると、この春発売された SRA の PoerGres (48,000円)を低価格のボーダーラインとして、その上位モデルは100,000円 オーバーの製品となっていたが、中小企業利用の DBMS セグメントに Oracle は参入する
日本オラクルの新宅正明社長は10月6日に「Oracle 10g」の低価格版である Oracle Standard Editon One を日本でも投入すると発表した。Oracle 10g は米国時間9月7日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催された「OracleWorld 2003」カンファレンスでデビューした Oracle のフラグシップ製品である。
Oracle Standard Editon One の米国での価格は、プロセサ・ライセンスが $5995 、指名ライセンスが1人につき $195(最低5人以上)である。機能に制約はないが、データベースを動作させるサーバーのプロセサ数を1個に限定する。従来の Oracle9i Database Standard Edition の価格は、プロセサ・ライセンスが $15,000 のため 約60% 安くなっている。
さて、気になるお値段であるが、日本での価格は 100,000円)を切る価格をねらっているようであるが、具体的な発売時期と価格は未定である。ただし、Oracle 10g のライバルは PowerGres ではなく Microsoft SQL サーバーのようである。