Blogot - 旅とF1と車と男の嗜み

旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

Leopardに見るAppleの開発計画

10月26日 Mac OS v10.5 Leopardが発売される。Appleのサイトではデモカウントダウンが表示され、いよいよ発売といった雰囲気である。

このMac OS Xのコアは、NEXTSTEPとOPENSTEPの流れを汲み、Mach3+FreeBSDをベースとしているオープンな標準規格の採用を基本としたUnixベースのOSである。

Appleの主力アプリケーションであるオペレーティングシステムであるMac OS Xへの開発力は凄まじいものである。2001年に Mac OS X v10.0が発売されてからものすごい勢いでメジャーバージョンアップを繰り返してきている。

Mac OS X v10.0 (コードネーム:Cheetah) 2001年3月24日発売
Mac OS X v10.1 (コードネーム:Puma) 2001年9月25日発売
Mac OS X v10.2 (コードネーム:Jaguar) 2002年8月24日発売
Mac OS X v10.3 (コードネーム:Panther) 2003年10月24日発売
Mac OS X v10.4 (コードネーム:Tiger) 2005年4月29日発売
Mac OS X v10.5 (コードネーム:Leopard) 2007年10月26日発売

Leopardの新機能は、Cover Flowで音楽をブラウズするように、ファイルをブラウズできる新「Finder」。ファイルを開かずファイルの表示、再生、内容の確認できる「Quick Look」。指定した日のシステムのスナップショットを確認し、ワンクリックでファイルを復元できる「Time Machene」。さらにはMail、SafariBoot Campなどもパワーアップされている。

このLeopardは当然のことながらAppleのフラッグシップソフトウェアであり、リリース日を公表していた中で、2007年4月12日に6月発売されたiPhoneプロジェクトへエンジニアリングリソースを集中させる目的でリリースの延期が表明されたことで今回の10月の発売にこぎ着けたわけであるが、結果的にエンジニアリングリソースをiPhoneに集中させたことのより、iPhoneが爆発的なヒットとなった。

今さらながら思うのだが、AppleLeopardのリリーススケジュールを遅らせてまでも、iPhoneを優先させたことは、iPhoneのみならず、そのサブセット的な位置づけであるiPod touchのリリーススケジュールまでも睨んでの意思決定だったのだろう。(iPod touchはLeapardより早くのリリースとなった)結果的にiPhoneは発売当日に27万台、発売から74日間で100万台以上売れておりAppleの業績に大きく寄与している。

もちろんLeopardはAppleStoreで予約してあり、Birthday Presentとして10月26日に僕の手元に届く予定である。

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