Blogot - 旅とF1と車と男の嗜み

旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

Inside Zimbra Collaboration Suite 5

4月17日に米国Yahoo! のZimbraチームは、Zimbra Collaboration Suite (ZCS)5.0.5がリリースした。昨年12月31日にZCS 5.0.0 がリリースされて以来、5.0.5は5回目のBugfix&機能改善バージョンである。ZCS 5はリリース後この4ヶ月半という短期間で1000を超えるBugが潰されており。米国Yahoo! Zimbraチームは精力的にプロダクトの品質向上に取り組んでいる状況だ。

フィードパスが、日本でfeedoath Zebraとして商用サービスで提供しているZCSのバージョンは4.5であるが、僕は今月に入ってから評価を目的として日常的にZCS 5.0.4を使い始め、昨日から5.0.5を利用している。まだまだ検索機能や、Zimletの互換性など日本で商用リリースを行うには解決すべき問題が山済みではあるが、日常的に利用していて特筆すべき4.5系から改善点は性能である。

僕が利用しているブラウザはもっともJava Scriptの解析性能が早いとされているSafari 3.1.1(ZCS 5.0はSafariを完全サポートするようになった)で利用しているが、起動時間が大幅に短縮されていることに加えて、レスポンスがクライアントコンピュータ並に早い。サブジェクトを切り替えてからメール本文が表示されるスピードは、Gmailのレスポンスと勝るとも劣らない早さである。

さらに、Zimbra Mobile機能であるiPhone/iPod touchのsafariによるメール機能は幾つか細かい問題を抱えているものの、十分利用可能である。加えてインスタントメッセンジャー、ブリーフケースなどの新機能も日本語環境で機能している状況である(これから詳細の評価を行うが)。

フィードパスでは、出来るだけ早くビジネスパーソンが満足できる品質で日本市場にZCS 5.0をリリースしたいと考えており、具体的なリリース計画を策定するため、現在評価を行っている。もちろん商用サービスとして満足する品質でリリーするには新機能の品質評価の他に、可用性の評価、運用性能の評価(これが一番大事だったりする)、Adminコンソールの評価などまだまだ評価すべき機能が多いが、米国Yahoo! Zimbraのスタッフと協力しながらプロジェクトを進めている状況である。

  generated by feedpath Rabbit