Blogot - 旅とF1と車と男の嗜み

旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

Huluの邦画を愉しむ

昨年からHuluで映画を観るようになってから、完全にレンタルDVDは利用しなくなってしまった。Huluは新作がほとんどラインナップされていないものの、ほとんどの新作は出張のフライトでほぼ満足といっていいほど観れるので思ったほど不自由はしていない。

今年に入ってから数年前の邦画を中心にHuluでエンジョイしているが、Huluの邦画は結構な名作ラインナップされている。(もちろん松田優作主演作はすべて制覇済み)

ここ数カ月で最も印象深かったのは、辻仁成原作、2010年公開作品の「サヨナライツカ」。これは期待を大きく上回る(3度も見てしまうほどの)なかなかの名作。ストーリーも素晴らしいが、古き良き時代のバンコクが素晴らしい映像で納められている。僕の中では邦画ランキングNo.1の「スワロウテイル」(1996年岩井俊二監督)に続いて2番手にランクインしてしまった。(ランクダウンしたのは「蘇る金狼」)

そして今日観たのが2011年公開の園子温作品である「恋の罪」。これは渋谷区円山町を舞台にしたちょいとヘビーな作品で見ごたえあり。第64回カンヌ国際映画祭・監督週間部門でワールドプレミア上映されたとは観た後でWikipediaで調べて初めてわかった。鉛のボールをお腹に落とされた感じの後味だった。

まだまだ、名作が眠っているかもしれない。