8月29日(金)に関西のレンタルサーバー事業者で構成される、関西レンタルサーバー会の技術部会発足のキックオフミーティングが大阪で開催され、講演をさせていただいた。
関西レンタルサーバー会とは、関西の各事業者が持つ情報やノウハウを共有することにより業界全体の発展に寄与し、各事業者のステークホルダーがその成果を享受することを目的として活動を行っている。その中でレンタルサーバー業界を包括する形での技術的情報交換や問題解決に向けた協力体制の確立のために関西レンタルサーバ会において技術に特化した技術部会を今回発足したとのこと。
僕の講演のテーマはSaaSプロバイダーから見た、Webテクノロジーのイノベーションとクラウドコンピューティングについてのテクノロジートレンドについて1時間ほど話をさせてもらった。これまで僕は、サービス提供者であるアプリケーションエンジニアとの接点は多くあったが、インフラエンジニアとはあまり接点が無かったので、果たして僕の講演で大丈夫か心配しながらの異例の講演であった。(写真は公演後のディスカッション。で右側後ろを向いて話している方は、さくらインターネットの田中社長。後ろの黄色のシャツの方がファーストサーバの森川社長でいずれもエンジニアである。)
今回参加したインフラエンジニアの方々はクラウドコンピューティングへの非常に関心が強く、特にクラウドコンピューティングを構成する分散テクノロジーである、オープンソース分散システムHadoop/大規模分散計算フレームワークMapReduceについては非常に興味をもっていただいた。ちょうど良いタイミングで、Preferred InfrastructureとNTTレゾナントからオープンソース分散システム『Hadoop』の解析資料を公開されたため、その中でレポートされているHadoopのベンチマークテストの結果についても紹介。
ミーティング後の懇親会にも参加させていただき、インフラテクノロジー談義をさせていただき非常に刺激的な大阪ナイトであった。