feedpath.jp がリニューアルしました。今回のリニューアルの目玉は「Microformats」(マイクロフォーマット)と「フィードサーチ」です。
Microformats については、「Web2.0 BOOK」でも取り上げていますが、一言で言えば、「Webがデータベースと深化するための洗練されたコンテンツフォーマット」といえるでしょう。
通常 XHTML や HTML はブラウザ上でヒトが情報を見るための視覚表現を行うためのマークアップランゲージですが、Microformats はそのコンテンツに何が表現されているかをより厳密に定義するフォーマットです。XHTML の表現に従い拡張するフォーマットとなっています。
たとえば本のレビューをブログで書いたとします。その内容について、ヒトには読めばレビューであると解りますが、サーチエンジンなどはキーワードはインデックスするものの、レビューなのかアフィリエイトなのかは解りません。マイクロフォーマットは XHTML を拡張し、タグの属性にメタ情報を与えることでコンテンツの内容を定義しています。
今回 feedpath.jp が対応したフォーマットは、イベントとカレンダーの hCalendar とレビューの hReview です。hReview は、本、雑誌、音楽、Webサイト、映画/TV番組、地域サービス、グルメ/リゾート、ホテル、イベント。hCalendar は、ソフトウェア、セミナー/カンファレンス、イベント、写真、動画、音楽と多くのフォーマットをテンプレート形式で対応しています。
Microformats は、Microformats.org で仕様化する活動が進んでおり、現在仕様化されているフォーマットは、
・カレンダーとイベント hCalendar
・個人情報と組織 hCard
・コンテンツのライセンス rel-license
・サーチエンジンがクロールしない rel-nofollow
・ページに対するタグ rel-tag
・オピニオン VoteLinks
等々
ドラフトとなっているフォーマットは
・アドレス情報 adr
・地理情報 geo
・レジュメ hResume
・レビュー hReview
などです。
図は先日ネットエイジのエンジニアリングミーティングでプレゼンしたMicroformatsのマークアップ例です。PDFも付けておきます。
■Download microformats.pdf(4.5MB)