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2009.11.28
クラウド、iPhoneにフォーカスした「クラウディア」をスタート
2003年10月から6年間この「Blogot」を個人的なブログとして書き続けてきました。立ち上げた当初からインターネットのトレンドにフォーカスし日米の最新事情をビジネス、テクノロジーの両面をテーマとした話題を書き綴ってきましたが、昨日から、この「Blogot」に加えて、ZDNet Japanのブログネットワークに「クラウディア」というブログ名でブログを書き始めました。
2003年に「Blogot」を書き始めてから、インターネットトレンドは2005年のWeb2.0ムーブメントを経て、2009年の現在、新たなイノベーションであるIaaS、PaaS、SaaSなどのクラウドが台頭してきています。さらに並行してモバイルデバイスはケータイからスマートフォンへとパワーシフトが起ころうとしており、フィードパスはこれまで「クラウド(SaaS)」・「モバイル(iPhone)」・「SMB」をビジネスドメインとして進めてきましたが、今後より一層このドメインに注力し事業展開していきます。
「クラウディア」ではこのコーポレートテーマに則り、「クラウド」および「iPhone」にフォーカスしたイノベーティブなエントリーを書いていきます。この「Blogot」はこれまで通り書き続けますが、「Blogot」が個人的なブログに対して「クラウディア」はフィードパスのオフィシャルブログ的な位置づけで書いていこうと考えています。
ちなみに(想像通り)このクラウディアとはクラウドを捩った造語です。(クラウディアは小惑星帯にある典型的な小惑星の名前でもあります。)
2009.11.27
次世代スーパーコンピューターの開発予算を削減についての考察
CNET Japan「スパコン世界一目指すべき? 事業仕分けを考える」のエントリー内容をより深掘りしてみる。
次世代スーパーコンピューターの開発予算を削減については、マスメディアを始めWeb上においてもブログなどで多くの意見と議論があるが、次世代スーパーコンピューターという科学技術にフォーカスした、近視眼的な見方ではなく国の財政といったマクロの視点とミクロの視点の双方から考える必要がある。(もちろんすべての事業仕分けの予算見直しについてもである)
現在行われている事業仕分けの概算要求については一般会計、特別会計の各予算費用であるが、これは企業会計で云うと来年度の損益計算書(P/L)つまり歳入(レベニュー)と歳出(コスト)のうち、歳出の削減についての予算レビューである。
一方、企業会計で重視されるのが、貸借対照表(BS)である。財務省のサイト(ダウンロード可能)の、「平成19年度の国の財務書類」に掲載されている国の貸借対照表によると、なんと負債総額は983兆円を超え279兆円の債務超過状態である。(平成19年度以降の国の財務書類は見あたらなかった)つまり、企業会計的にはこの債務超過は企業の存続を問われる致命的な状況なのである。普通は企業に対しては金融機関はそう簡単に融資をしてもらえない。たとえば、最近ニュースとなっている、日本航空は実質債務超過額が7422億円以上に陥っていると報道されている。
ちなみに、この債務超過を解消するには、いろいろな財務テクニックがあるが、一般的には売上げを増やす(現金や現金同等物を増やすか)か資本金を増額する必要があるが、国の場合、企業とは違い資本金が無いので、本質的には税収入を増やす必要がある。
さらには、今回の「平成 22 年度予算編成の基本的考え方について」の総論(P110)には平成21年度一般会計予算(補正予算込み)の公債依存度は過去最悪の水準(43.0%)。国・地方の長期債務残高対GDP比は 平成21年度末に168%となる見込みであり、我が国財政は極めて危機的な状況。と掲載されている。さらには、2011年度までのプライマリー・バランス(国などの財政状況を示す。国債などの借金を除いた歳入と、過去の借金の元利払いを除く歳出を比較)黒字化の目標は、昨今の経済・金融情勢の悪化に伴う税収減等により、達成困難になったと言わざるを得ない。と掲載され(下図)、
加えて「一般政府債務残高対GDP比の国際比較」(下図)においてもかなり厳しい状況であることが伺える。
つまり、日本国は極めて危機的な状況に陥っていることを認識する必要がある。
今回の事業仕分けの基本的な方針となる「平成 22 年度予算編成の基本的考え方について」見てみると、高齢化の下での社会保障制度とその財源、具体体には、社会保障、医療、雇用・生活保護、少子化対策などが重点施策として掲載されている。この分野に対して十分な費用投下を行うというコンセンサスはとれている前提でこの方針にぶれない事業仕分けを行うのが当然である。
もちろん、ミクロの視点では次世代スーパーコンピューターの開発は日本の科学技術の発展や日本のコンピューター産業の活性化に寄与すること、さらには日本の科学技術発展にマイナスの影響を与える可能性は認識しており一概に否定できないが、このような財政状態で次世代スーパーコンピューターの研究開発について聖域とするのはナンセンスであると考える。
会社が潰れそうな状況で研究開発費にどれだけ予算をつけるかというと、研究開発費は削減あるいは凍結が一般的な経営判断なのだから。
2009.11.25
すごいベンチャーが動き出した。企業向けコラボレーションツールのAsana
Tech Crunchに久しぶりにワクワクする米国スタートアップベンチャーの記事が掲載された。Facebookの共同創業者であるDustin Moskovitzが立ち上げたAsanaというテクノロジーベンチャーが資金調達したという記事である。
Asanaはこの春に$1.2 millionでエンジェルラウンドを終えてこの冬にVCラウンド(シリーズA)のステージを迎えた。今回のシリーズAラウンドの調達額はなんと$9 million (日本円にして約8億円)でありその調達先は、Benchmark CapitalおよびMarc AndreessenのファンドであるAndreessen Horowitzといった超毛並みの良い一級ベンチャーキャピタルである。
このステージ(アーリーステージ)のベンチャーに対する投資はリスクが極めて高い投資となることから、誰が投資していて(株主構成)と誰が経営に携わるか(マネジメントチームの個人的資質)により立ち上げる事業のポテンシャルが占われる。例えばベンチマークすると既にサービスを開始している同期型オンラインストレージのDropboxが同じシリーズAで$6 million調達しているが、Asanaはサービス開始前のステージで$9 millionを調達している。このことからAsanaのポテンシャルはかなり高いと想像できる。
Asanaのマネージメントチーム(スタートアップメンバー)の顔ぶれもすごいが、アドバイザーの顔ぶれがまたすごい。Facebook DirectorのAditya Agarwal、ご存じMarc Andreessen、Benchmark CapitalのMatt Cohlerといった強力な面々である。
Asanaのサービスはまだ立ち上がっていないので詳細は不明であるが(シンプルなコーポレートサイトでロゴも出来ていないようである)、立ち上げるサービスは企業向け(あるいは企業間)のコラボレーションツールでありGoogle WaveやYammerと似た新たなるサービスのようだ。この企業向け・企業間コラボレーションマーケットは、まさにフィードパスが注目し来年に向け新サービスを開発している、注力するマーケットでもある。
サブプライム・ショック以来、米国(日本も)のベンチャー投資(特にアーリーステージ)は冷え込みを見せており、ITベンチャーのIPOそのものが低迷していたが、ここになってやっとベンチャー投資が復調の兆しを見せている(と思いたい。)、ここ数年はメガベンチャーであるFacebookやTwitterなどのようなコンシューマーサービスに対するVC投資が騒がれていたが、エンタープライズ向けのサービスへの投資が復調して欲しい。
2009.11.24
ブログにTwitterのつぶやきを表示する
これまで気付いていなかったのだが、自分のブログやFacebookなどにTwitterの自分のタイムラインやリストを表示する事ができるウィジェット機能を発見したので、早速このブログにも付けてみた。
手順は以下の通りTwitterにログインした状態にて、 ヘッダー右側の設定 > その他のURL の下部にある > (あなたのWEBサイトにもTwitterを表示させよう) を選択することで設定ページに推移する。
プロフィールウィジェットの場合の手順としては
1. 表示させたい内容:プロフィールを選択する
2. ユーザー名:自分のユーザー名編集する。(基本そのままでよいだろう)
3. Priference:表示するTweetの数、スクロールバーの有無などの表示情報を設定
4. デザイン:ウィジェットの色を編集する
5. サイズ:ウィジェットの横幅、縦幅をピクセルで表示する
6. 完了&コード取得をクリックする
7. 生成されたスクリプトタグをブログやサイトに貼り付ける。
カラーリングが詳細に選択できるので、自分のブログや企業の場合はコーポレートサイトに掲載しても違和感なくフィットする。
TypePadからTwitterにポスト
Bogot.comのブログツールTypePad(米国版を利用)にQuick Compose機能が追加となりエントリーがFacebookとTwitterにポストできるようになりました。このエントリーはQuick Compose機能を利用しています。
2009.11.20
2009年はクラウド元年、雨後の筍の如く現れたIaaSプロバイダー
この10月、11月の2ヶ月の間クラウドコンピューティングのインフラストラクチャーサービス(IaaS)の発表が目白押しであった。1999年ごろから普及し始めたインターネットのホスティングサービスを彷彿させる。
・10月13日 株式会社エクシードは、クラウド型ホスティングサービス「Libra(ライブラ)」のサービス提供を開始。
・10月15日 フルマネージド・クラウドホスティング「Utilityz Cloud Model」のサービス販売を開始。
・11月12日 ビープラッツが、米OpSourceが提供するパブリッククラウドサービス「OpSource Cloud」の日本国内での提供を開始。
・11月12日 米アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)は2009年、2010年上半期にアジア市場に進出すると発表。シンガポールにあるデータセンターでサービスを運用する。同時に日本語でのサービスも開始。
・11月18日ソフトバンクテレコムは、ネットワーク経由でサーバ関連のITリソースを提供する「ホワイトクラウド」と呼ぶサービスを立ち上げ、2010年2月に提供を開始すると発表。
以前クラウド・プラットフォーム Libraのエントリーで書いているが、クラウド・コンピューティング・プラットフォームに求められる最低限の機能は、CPUコア、物理メモリ、ストレージなどElastic(伸張自在な)にアサインできるハードウェアリソースそしてオートスケールと僕は考えている。これに加えて、提供価格も利用しただけの柔軟な価格設定がクラウド・コンピューティング・プラットフォームに求められる。
それぞれターゲットにしている顧客はサービスプロバイダー向けのパブリッククラウド、企業向けのプライベートクラウドと様々であるが、これまでにキャリアやホスティングサービスプロバイダーが提唱・提供するクラウドサービスに比べ圧倒的な低価格のサービスが多く、Amazon AWSにまだ及ばないものの2011年は更なるIaaSプロバイダーが参入してくるであろう。
2009は日本のクラウド・コンピューティング元年となった。
2009.11.18
2010年モバイルインターネットとiPhoneの8つのテーマ
今年(2009年)10月に米国で開催された、Web 2.0 SummitでMorgan Stanleyが発表したEconomy + Internet Trendには非常に興味深いデータが満載である。この68ページにもおよぶプレゼンテーションファイルには、グローバル経済、米国のIPOマーケット、テクノロジーのトレンドとIT業界、さらにはモバイル市場についても言及されている。
特に注目したいのはモバイル市場である。ここでのモバイル市場にはiPhoneが代表するスマートフォンも当然含めれている。
モバイルインターネットの8つのテーマ(8 Key Mobile Internet Themes)
1)Mobile Internet Usage Is and Will Be Bigger than Most Think.
2)Apple Mobile Share Should Surprise on Upside Near-Term.
3)Next Generation Platforms (Social Networking + Mobile) Driving Unprecedented Change in Communications + Commerce.
4)Mobile in Japan + Desktop Internet Provide Roadmaps for Mobile Growth + Monetization.
5)3G Adoption / Trends Vary By Geography.
6)Carriers in USA / W. Europe Face Surging Network Demand But Uncertain Economics.
7)Regulators Can Help Advance / Slow Mobile Internet Evolution.
8)Mobile-Related Share Shifts Will Create / Destroy Material Shareholder Wealth.
また、iPhone+IPodTouch利用者数の増加傾向にも注目しており、Netscape, i-mode, AOLの利用者数との対比においてローンチから27ヶ月(Q9)の時点で、AOLは700万ユーザー、Netscapeは1100万ユーザー、i-modeは2500万ユーザー、iPhone+IPodTouchは群を抜いて5700万ユーザーという数字となっている。実際インターネットの市場環境も時代と共に進化しており、Netscape/AOLなどはインターネット黎明期でのサービスローンチであったことを考慮してもiPhone+IPodTouchは群を抜いており、さらに成長を続けるであろう。
i-modeがそうであったように、当然ながらiPhone+IPodTouchデバイスの普及と共にコンテンツ市場(アプリ市場)も成長が見込まれる。そして2010年iPhoneアプリのマーケットはビジネス市場へ確実にシフトしていくと考えられる。
僕らフィードパスもSMB向けにサービスを展開していることから、2010年はiPhoneを中心とするスマートフォン向けアプリへの対応を行っていく予定だ。
2009.11.17
Google Calendar, サイボウズOffice vs. feedpath Calendar
フィードパスは本日からfeedpath Calendarの商用サービスを開始しました。
6月にfeedpath Calendar 無料版をリリース後、「シンプル、スリム、スマート」をコンセプトにマーケットニーズを取り入れながら多くの機能追加、改善を重ね3000グループにご利用頂いており、有料で提供できるレベルとなったことから。有償版サービスを開始しました。
今回のリリースに当たり、この2週間メディアキャラバンを実施してきましたが、その中でもっとも多かった質問は2つです。
1.Google Calendarとの違いは、共有(グループ) vs. 個人(パーソナル)
Google Calendarは(もちろんグループでも利用可能ですが)パーソナルカレンダーから他のアカウントと共有するアプローチ(設計)であるのに対して、feedpath Calendarはグループで利用し共有を前提に設計されています。サイボウズOfficeが代表するように日本ビジネスシーンでのカレンダー機能は共有を前提に組織毎にグルーピングする企業が圧倒的であると理解しています。
2.サイボウズOffice for SaaSとの違いは、カレンダー(単機能)とグループウェア(多機能)
feedpath Calendarはカレンダー機能、具体的にはスケジューラーと設備予約の機能のみを提供しています。一方フィードパスにおいては上位グレードとして、カレンダー(スケジュール)に加えて多くのグループウェアの機能(掲示板、ワークフロー、ファイル管理、電話メモ、タイムカードなど)を利用したい企業に対してはサイボウズOffice for SaaSを提供しています。
また、利用ユーザー数の観点からは、feedpath Calendarが50アカウントのSMBでも下のレイヤーにターゲットしているに対してサイボウズOffice for SaaSは50以上のユーザーに対しても利用できる価格メニューを用意しています。よってこの2つのサービスは棲み分けできるサービスとして位置づけています。
さらにfeedpath Calendarをご利用頂くためにもっとも大きな動機付けとなるのがその価格といえるでしょう。プラン20(20ユーザー)を半年で利用頂いた場合、1アカウントあたり約月額290円(税込み)、さらには50ユーザー版を1年契約でご利用頂いた場合、1アカウントあたり約月額210円(税込み)といった驚異的な安さです。
さらに最大60日間のトライアル(実質的に最大2ヶ月間無料利用)を準備しており、中小企業での利用はもとより、大企業においてもプロジェクトや部門での利用など、実際の利用効果を確認頂いた上で導入を決定できます。
Ubuntu 9.10の使い心地
10月29日にUbuntu Linux Ubuntu 9.10のデスクトップ版およびサーバ版がリリースされた。
Ubuntuに関しては、2009年4月に9.0.4がリリースされた際にこのブログにエントリーをしているが、今回もリリース当日にインストールした。(多忙でだいぶエントリーが遅れましたが)
最初に、Ubuntuサイトからディスクイメージをダウンロードし、CDに焼きインストールディスクを作成。(USBメモリなどでも出来るようです)
インストール開始にて、9.0.4と9.10マルチーブートできるようにパーティションが作成さるが、パーテーション作成に1時間以上時間を要した。それ以外は難なくインストール完了。
今回のUbuntu 9.10は機能追加というよりは、足下を固めるアップデートのようである。
・Linux kernel 2.6.31
・GNOME 2.28
・Ubuntu One
Ubuntu 9.10は標準でUbuntu Oneが含まれている。Ubuntu Oneは個人向けのクラウドサービスであり、ファイルのバックアップや保存・同期・他のUbuntu Oneユーザとの共有が行うことができる。
・GRUB 2が標準のブートローダとなった
階層的なモジュール構造、PowerPCベースのシステムのサポート、グラフィカルインターフェース、多言語対応が可能となった。
・ext4が標準のファイルシステムとなった
ext4は1EiB(1 EiB = 260 B)までのストレージをサポートし、ファイルの断片化を防ぐextent file writingと呼ばれるシステムが導入される。
写真は僕のデスクトップ。右側のモニタに表示されているのがUbuntu 9.10
ちなみにntpクライアントが標準でインストールされないために、ntpサーバーを利用しての時刻合わせは、インストール完了後ntpクライアントをインストールする必要がある。
インストールから約3週間経過したが大きな問題もなく、GNOME 2.28でさくさく動作している。
2009.11.12
ZimbraからTwitterにTweet
オフィスのZimbra Collaboration Suite (ZCS) 6.0のインストールしているマシンにTwitter, facebookなどのソーシャルサービスが利用できるSocial Zimletを入れてみた。feedpath MailはZCS 5.0ベースなので残念ながらこのSocial Zimletを利用できない。
このZimletを利用することでUI的には、Socialタブが追加されサイドバーにはTwitter, facebook, Digg, Twitter Trends, Tweetmemeなどが利用できる。
まぁ、Twitter/facebookのクライアントとして動作することから、特筆した機能はなく普通にtweet, retweet, reply, dmそしてサーチが可能。
なお、ZimletからTweetすると "via Zimbra Collaboration Suite" と表示される。
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