Blogot インターネットのトレンドをキャッチしよう

« September 2008 | Main | November 2008 »

2008.10.30

ZimbraがSaaS事業を開始

Posted on 2008.10.30 :07:02 in ネットビジネス Category

10月28日 (米国時間)ZimbraがYahoo!のインフラを利用してSaaSサービスを開始した。10月8日にZmbra Calendarの技術がが米国Yahoo! Calendar Betaに採用されたニュースが流れたが、今回Yahoo!インフラを利用したことでさらにYahoo!買収のシナジー効果が現れてきている。

開始したサービスは教育機関向けに提供する「Zimbra Hosted for Education」の提供開始を発表した。生徒・OBおよび教職員が対象で教職員向けの機能は、生徒・OBに比べ強化されている。以前Zimbraがスタンフォード大学に導入された事をエントリーしたが、Gmailに対抗し、教育機関向けマーケットを大きく意識している模様

Zimbra Hosted for EducationはZimbra Collaboration Suite 5.0 (ZCS 5.0)をベースとしたサービス。SaaSで提供する事が特徴。SaaSとすることで、Yahoo! が擁する世界規模のインフラを活用できるうえ、ソフトのアップグレードやハードウェアのメンテナンスが必要なくなるメリットがある。価格はメールボックスの数と組み合わせる機能によって決定されるが、教育機関向けには大幅な割引が行われる。(具体的な価格は掲載されていない)

SaaSでの大きな特長は、リブランディング、カスタムドメインで利用可能、99.9%のSLA、24時間365日のサポート。iPhoneなどのモバイル機能も提供される。さらに、オフラインクライアントのZimbra Desktopを利用することにより、デスクトップPCからクライアントソフト「Zimbra Desktop」経由でアクセスし、メールの送受信や住所録の管理、カレンダーの共有機能も利用できる。

Permalink | トラックバック

2008.10.29

Web検「Webプログラミング」11月4日発売

Posted on 2008.10.29 :09:52 in ネットビジネス Category

3120 ほぼ2年ぶりに書籍を執筆した。今回執筆したのは、Web検定の公式ガイドブック「Webプログラミング」である。11月4日に書店に並ぶ予定。

Web検定は、社団法人 全日本能率連盟登録資格として「Webリテラシー」、「Webデザイン」、「Webディレクション」、「Webプロデュース」、そして今回僕が執筆した「Webプログラミング」の5つの認定資格で構成される。

対象はWeb関連の仕事をする方々向け、あるいは今後Web業界に進む方々向けのガイドブックである。主にWebプロデューサー、ディレクター、デザイナー、プログラマーという4職種を対象として、Web業界で仕事をする上での基礎知識を網羅的に盛り込んである。

ガイドブックということで10名を超えるWebの第一線で活躍する方々との共著であり、その中で僕は最初の章である「インターネットビジネスにおけるサービス開発」という章を担当した。

インターネット接続環境の進展は、関連ビジネスに大きな変革をもたらした。パソコン上で動作する従来型のアプリケーションからWebサービスへと開発対象が移行するにつれ、開発スタイルも大きな変化を遂げている。このようなビジネス環境の変化、Webサービスにおける事業計画からサービスデザインのステップ、チーム編成から開発プロセスを概観している。

なお、本書の推薦文は、Web2.0 BOOKでも推薦文を書いてもらったngiイノベーションラボの橋本大也さんからいただいた。

書店で、是非お手にとって見てください。出版社はワークスコーポレーション。定価3,500円(税込)で総ページ数は312ページです。

Permalink | トラックバック

2008.10.23

Zimbra創業者がOnline MeetingベンチャーDimdimに投資

Posted on 2008.10.23 :22:12 Category

Dimdim Zimbraの共同創業者であるSatish Dharmarajが米国のベンチャーであるDimdimにエンジェル投資を行った。今回の投資でDimdimのアドバイザリーボードとして経営に参画する模様。

The move, set to be announced in the next week or two, is preceded by Dimdim's revelation Oct. 21 that Zimbra co-founder and CEO Satish Dharmaraj has made a personal investment in Dimdim and has joined the startup's advisory board. Can you guess where this is going? I smell a purchase in the near future.(eWeek)

DimdimはWebex(Ciscoが買収)やGoToMeetingのようなWeb会議システムである。PowerPointプレゼンテーションファイルやPDFドキュメントをアップロードすれば共有しミーティングを行う事が出来る。同時参加できるメンバー数と機能でフリーバージョン、$99/Yearのプロバージョン、$1998/Yearのエンタープライズバージョンを選択できる。機能のデモを見ていただきたい。

"I believe that Dimdim real time collaboration capabilities complement Zimbra's asynchronous capabilities to deliver on the vision of unified collaboration," said Satish Dharmaraj. "Dimdim is at the forefront of innovation in the collaboration market and its disruptive technologies and business model are already changing the way that people communicate worldwide. That's why I chose to invest personally in the company." (MarketWatch)

Satish曰く「DimdimはZimbraの非同期コラボレーションを補完し、理想的な統合コラボレーションを提供すると確信している。」と述べている。Zimbraの提供するZimletでのインテグレーションを行えば、シームレスに連携できる。

なお、Satish投資金額は公表されていないが、Dimdimはこの6月のファイナンスでは600万ドルを調達している。
今回のエンジェル投資は、シリコンバレーでは珍しくないパターンであるシリアルアントレプレナー(ZimbraのExitマネーをスタートアップベンチャーに再投資する)である。

Permalink | トラックバック

2008.10.10

SaaSで企業は本当にハッピーになれるか(後編)

Posted on 2008.10.10 :00:13 in コラム Category

前回に続いて後編

企業で利用するサーバー環境をオフィスではなくiDCに設置することによるメリットは大きい。例えば、物理的セキュリティー、ネットワークセキュリティー、ネットワークの可用性、停電時などの稼働率など社内ラックに設置するより圧倒的に利便性、機密性が高くなる。例えるなら、大金を自宅のタンスに入れておくより、銀行に預けておくようなものである。実際に一昨年の東京大停電の時僕は首都圏を離れていたが、停電の最中なんの問題もなくメールが利用できた。SaaSサービスを利用する場合メリットはさらに大きくなる。SaaS事業者がサーバーの管理を行ってくれることで、自社で管理することなく管理コストが圧倒的に下がるのである。ここでいうコストとはサーバー、ネットワーク機器の費用もさることながら、システム管理者の作業コストや管理コストである。

従業員が30名程度の企業であれば、IT設備が重要な経営資産となり、停止が許されない環境となってくる。30名から100名規模と成長企業において、例えば、メールサーバーをリプレースする場合でも、拡張性と可用性さらには機密性を高めるためにのキャパシティープランニング、機器選定、予算との整合性など、システム管理者の責任と負担を大きくなる。多くの場合システム管理者は専任ではなく、事業との掛け持ち状態である。

年々増え続けるサーバー台数、サーバールームの電力量、サーバーからの放熱にる熱対策、資産管理を行っているが、年に何度かのサーバーやネットワーク機器の棚卸しなどITシステムへのニーズの増加や従業員の増加などシステム管理者に課せられる業務量は増大し、最も重要な管理タスクである、経営に直結するシステムの設計やセキュリティー対策、さらには変化する技術トレンドのキャッチアップなどが疎かになる傾向にある。社内システムを適切にに分析し、SaaSを導入することにより、システム管理者は日常的な煩雑な業務に追われることなく、社内システムに従事できるはずだ。

ビジネスパーソンが日常的に利用するビジネスソフトウェアは、社内外とのコミュニケーション手段としてEメール、自分のスケジュール、セクションのスケジュール共有を行うために、スケジューラー、ドキュメント作成、スプレッドシート、プレゼンテーションソフトといったオフィススィートであろう、昨年からのIT業界のトレンドとしてはこのような日常的に利用するビジネスツールをクライアントコンピューターにインストールするソフトウェアとしてではなく、インターネットサービスとして提供するといったビジネスパーソン向けのSaaSである。

米国を見てみると明らかにクラウドコンピューティングのトレンドの波が来ている。マイクロソフトはこれまでクライアントコンピューターにインストールしてきたMicrosoft Officeをサーバーサイドに移行する計画を発表し、Office Liveと命名した。サーチエンジンの雄であるグーグルはGmail, Google Calendar, Google Docs, GoogleスプレッドシートなどをセットにしたGoogle Appsを企業向けに提供している。そして米国ヤフーは昨年夏、Webメールを中心としたビジネスパーソン向けコラボレーションスィートを開発提供するZimbra社のZimbra Collaboration Suiteといった買収しマイクロソフト、グーグルに対抗しようとしている。

このようなクライアントソフトウェアからサーバーサイドへのパワーシフトは今回が初めてではない、1980年代企業向けアプリケーションは、サーバー集中型システムである汎用コンピューターから「分散化」、「オープンシステム」という名の下においてにクライアント・サーバー型の分散システムに移行した。いつでも、どこでもアクセスできインターネットが普及した現在では、確保されたセキュリティーの下、様々な経営資源にアクセスできる環境が整ったといっていいだろう。

しかしながら、インターネット故にが抱えるオープンなネットワーク故にセキュリティー、保証されないネットワーク帯域などこれらの問題はNGNへ引き継がれるであろう。

Permalink | トラックバック

SaaSで企業は本当にハッピーになれるか(前編)

Posted on 2008.10.10 :00:12 in コラム Category

今回は、2008年6月に発売されたネットワークマガジン8月号(アスキー・メディアワークス)に寄稿したコラムである「SaaSでシステム管理者はハッピーになれるか」を加筆修正しエントリーする。

この春に僕が日常的に業務に使用している、Mac Bookのハードディスクがクラッシュしブートできない状態になり、Appleのサポート行きになってしまった。エンジニアの方であればご存知の通り、コンピューターを構成するパーツで最も故障する確立が高いのが、ハードディスクである。数年前なら、ディスククラッシュにおいて損失したファイルをかき集めるため、バックアップサーバーなどからリストア(最新のファイルがあればラッキーな程度のバックアップであるが)する必要があったが、今回のマシントラブルでは、業務をする上で殆ど影響がなく日常的な業務ができたのである。

僕らフィードパスでは、他社からのドキュメントはメールで共有していたためメールアーカイブに保存されている。顧客への提案書など外部に提出する重要なドキュメントはサイボウズオフィスのファイル管理で共有している。契約書はワークフローで共有し。よって、講演で利用したプレゼンファイルや書籍や雑誌などの原稿、デジカメで撮影したピクチャといったパーソナルなドキュメントが損失した訳だが、それらデータは、Appleの提供するサービスであるMobileMeのiDiskにバックアップされている。MobileMeのiDiscは20GBのディスクスペースが提供されている。こうしてみると殆どの情報はサーバーサイドに保存されていたのだ。

当然であるがファイルサーバーのハードディスクはRAID構成で冗長化されており、損失するリスクはクライアントコンピュータに比べて圧倒的に少ない。セキュリティーの観点からみるとアカウント・パスワードログインと、銀行系サービスに比べると強度的に弱いと思われがちだが、パスワードも8桁以上の数字や記号含むランダムなものにしておくことで、十分に強度が保たれる。むしろパスワードをブラウザに記憶させておくことや、わかりやすいキーワードにしておくほうが、コンピューターの盗難などによる情報漏えいのリスクは高くなるのだ。

さらにフィードパスでは、新しくジョインしたスタッフにPCを支給する際に、プレインストールするソフトウェアは、オフィススィートとウィルスプロテクションの2つだけであり、サーバーサイドのアプリケーションを利用している。総務管理はデヂエ、ヘルプデスクはメールワイズとコラボレックスを利用。スケジューラー、ワークフローなどの決済はサイボウズ Office for SaaS、メール環境はもちろんfeedpath Zebraこれらのビジネスツールあるいはソフトウェアはサーバー上にある。しかもこれらのサーバーは社内に設置、管理はせず、iDCに設置している所謂SaaS(Software As a Service)である。

SaaSで企業は本当にハッピーになれるか(後編)に続く。

Permalink | トラックバック

2008.10.08

酔っぱらい告白メールをプロテクトするBeer Goggles

Posted on 2008.10. 8 :22:34 in コラム Category

Gmaillogo 深夜に酔っぱらって、携帯にエントリーされているアドレス帳から、片っ端に電話する「酔っ払い電話魔」的な人の話は僕の周りでもよく聞く話。米国では、メールでこれと同じような事をする輩が多いようだ。

Gmailはこのように深夜酔っぱらって、上司に訳のわからない直訴メールや、酔いに任せて安直な告白メールなどをしてしまい、翌朝ブルーにならないような機能をリリースした。

その名は「Beer Goggles(ビール・ゴーグル)」。Beer Gogglesとは酔いが回るとパッとしない人もタイプに見えることから来ているらしい。

GmailでBeer Gogglesの設定を有効にすると、デフォルトでは深夜時間帯メールを送信しようとすると、算数の問題が5問表示され、制限時間内に全問解かないと送信できない。E-MailのプロトコルであるSMTPは送ったメールは配送を中止する事ができないので、送る前に我に返らせるというなかなか面白い発想である。

Mail_goggles

さて、実際僕も設定してみたが、日本語表示環境のGmailにて、このMail Gogglesを有効にするには、ちょいとテクが必要なことがわかった。手順は以下の通り。

  1. Gmaiログイン状態にて、設定>全般>言語 をEnglish(US)にして表示を英語とする。英語環境とする事でSettingsメニューにGmailプラグインリストのLabsが追加される。
  2. 英語環境でSettings>Labs>Mail GogglesをEnableにして保存する。これでSetting>Generalを選択すれば、Mail Gogglesが有効となっている。

    Mailgoggles1

  3. さらにSetting>GeneralでLanguageを「日本語」に戻し保存する。
  4. 設定>全般を選択すれば、「眠気&飲酒チェッカー」と翻訳されたMail Gogglesが出現。あとは自分の酔っぱらいタイムに合わせたセッティングをしてください。

    Mailgoggles2

深夜に酔っ払いメールしそうな方は、お試しアレ。

Permalink | トラックバック

2008.10.06

エトワール凱旋門登場

Posted on 2008.10. 6 :21:18 in コラム Category

Phalcon 今年7月にヘッダーイメージをNewYorkのタイムズスクウェアにリニューアルしたばかりであるが、やっぱりヨーロッパ、しかもParisということで、本日Parisのエトワール凱旋門のモチーフでリニューアル。Parisは前々回のルーブル美術館に次いで2回目の採用である。(タイムズスクウェアが表示されている場合、ブラウザキャッシュに旧イメージが残っているのでリロードしてください。)

凱旋門は、古代ローマ時代に軍事的勝利を称え、その勝利を齎した将軍や皇帝が凱旋式を行う記念のために作られた門であり、このエトワール凱旋門は1836年にフランスのナポレオン・ボナパルトがパリに作らせたものである。

僕は米国のベンチャー勤務時代の1998年、1999年と仕事で2回パリを訪れているが、初回の訪問の時にこのエトワール凱旋門を観光している。(写真の夜の凱旋門は訪問時、僕が撮影したもの)

このエトワール凱旋門はルーブル美術館から直線で北西に3.5Km程度(たしか)の場所に位置し、ツール・ド・フランスのゴール地点として有名なシャンゼリゼ通りの西端に位置する。エトワール凱旋門12本の通りが凱旋門を中心に放射状に延びている。

今回もクリエイターは前回、前々回と同じくWebクリエイターの加藤修一氏にデザインしてもらった。ありがとう。

Permalink | トラックバック

10月生まれとWeb業界

Posted on 2008.10. 6 :00:51 in コラム Category

ここ数日エントリーが滞っていたが、久しぶりのエントリーなのでプライベートネタを。

さて、今年も後3ヶ月。10月に入り食欲の秋モード全開。脂の乗った三陸の秋刀魚や女川の生牡蛎などなどフレッシュな秋の味覚をここ数週間の間で、結構を頂きました。やはり秋は食。

毎年10月の恒例行事として、mixiのコミュニティーをきっかけにWeb業界10月生まれの会なるパーティなるものが2005年から開催されているだが、今年も例年通り行うとの招待状が届いた。(もちろん毎年10月しかアクティブにならないコミュニティーだ)

実はこの業界結構10月生まれが多く、特に上旬と下旬はストレートが出来るほど多い。(コミュニティーの特性上かも知れないが、Ex-Netagerやngi group関連会社の方々が半分近くいる。)さらに、僕と同日生まれの方も2名ほどいるのだ。

同じ業界で同じ月生まれという事だけでも結構盛り上がっているパーティーなので、今年も期待している。

Permalink | トラックバック


 
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この ブログ は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。
Disclaimer:このブログは後藤康成の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものです。