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2008.02.29
Work Hard, Have Fun, Make History!
Posted on 2008.02.29 :00:16 in ネットビジネス Category
1998年2月インターネット黎明期に当時、聞きなれない業種である"自主企画型インターネットビジネスインキュベータ"を標榜した企業が誕生した。西川潔社長率いる株式会社ネットエイジである。社名のルーツは「インターネットの時代」。"Cyber-Business-Generator"のスローガンでインターネットビジネスを次々と生み出すことをミッションを定め、1999年4月にネットディーラーズをソフトバンクグループに事業譲渡し、瞬く間にその名を広め、その後ネットエイジが育てた事業は30社を超え、そのうち7社は売却するなどM&Aに成功している。
そのネットエイジがこの2月末で自主企画型ネットインキュベータの役目を終え、その10年の幕を閉じることになった。僕がネットエイジにジョインしたのは2000年9月と創業後1年半を過ぎた頃であったが、ネットビジネスが急成長を始める時期であり、ネットマイルを始めとしてライフバランスマネジメント、そして現在勤務しているフィードパス社(創業当時はブログエンジン株式会社)など数々の事業開発、サービス開発に携わり多くのことを学んだ。この間に多くの起業家やエンジニアと知りあえたのは僕にとってかけがえのない大きな資産である。
創業当時から西川社長が米国アマゾンの企業理念に共感し、"Work Hard, Have Fun, Make History!" をネットエイジのクレドーとしていたが、まさに僕がネットエイジに籍を置いた7年6ヶ月は"Work Hard, Have Fun, Make History!"と言ってよいであろう。
2008年の現在ネットビジネスは成熟期を迎えたかに思えるが、まだまだ耕すフィールドはあるはずだ。成長するフィールドの一つがSaaS for Enterpriseであると確信している。さて、次の時代へ進もう。
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2008.02.12
シリコンバレーのネット投資事情
Posted on 2008.02.12 :23:24 in ネットビジネス Category
シリコンバレーのベンチャーキャピタル投資動向は今後のIT成長市場を占う上で格好の情報ソースである。
昨年9月このブログで「シリコンバレーに見るWeb2.0ベンチャーへの投資」というエントリーにて、「シリコンバレーでは、Web2.0企業への投資の波は一段落し、それらの企業は、成長の時期を迎えているのかもしれない。」といった文脈のエントリーをポストしたが、どうやら時期尚早だったらしい。
米国のベンチャーキャピタル情報を提供している「VentureBeat」が本日報じたところによると、シリコンバレーの最も有名なベンチャーキャピタルの1社であるベンチマークキャピタルが5億ドル(500億円強)のファンドを立ち上げた。シリコンバレーではインターネットビジネスはまだまだ捨てたもんではないらしい。
Benchmark Capital, one of Silicon Valley’s leading venture firms, has just finished raising its sixth fund, totaling $500 million, the firm told VentureBeat earlier today.
ベンチャーキャピタル・パートナーのSteve Spurlock曰く、投資ターゲットはエコ、クリーンテックと思いきや、エンタープライズソフトウェア企業、インターネット企業、セキュリティー企業とのことある。
Partner Steve Spurlock said the firm’s partners haven’t changed, and that its focus will remain on enterprise software, internet and security companies.
コンシューマー向けのインターネットビジネスはFlickr, YouTubeなどWeb2.0的な成功企業を潤沢なキャッシュフローを持つ大手ネット企業がM&Aにより吸収した。その結果、AmazonやeBayなどのEコマースモデル&GoogleやYahoo!などの広告メディアモデルがインターネットビジネスにおいてのプロフィットモデルの中心となった。正に肥大化したネット企業のみが生き残る様相を呈している。
今、正に残されている市場(プロフィットモデル)は、コンシューマー向けサービスで培われたテクノロジーやサービスオペレーションなどを企業向けにシフトするSaaS市場である。つまり、企業で利用されている様々なアプリケーションソフトウェアをPCからネット上にシフトするSaaSモデルである。さらにそのモデルを盤石にさせるのはセキュリティーの確保である。2008年いよいよSaaS市場が急激に立ち上がる気配だ。
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2008.02.07
マイクロソフトがYahoo!を必要とする理由
Posted on 2008.02. 7 :23:22 in ネットビジネス Category
マイクロソフトのYahoo!買収のニュースはその後多くのニュースメディアやブログなどで事欠かないが、マイクロソフトが446億ドルを投じてまでもYahoo!を必要とする理由を僕なりに検証してみたい。
まずmicrosoft.comのIR情報から2007年4Qのマイクロソフトの収益構造を事業セグメント別に表した円グラフである。

2007年9月から12月までの四半期の売上高163億ドルである。(ちなみにGoogleは48億ドル)この中でWindows VistaやOfficeなどのクライアントソフトウェアとサーバーOSやサーバーソフトウェアなどのソフトウェアプロダクトが47%と収益の半分を占めていることがわかる。次にコンサルティングなどのソリューションが29%だ。MSNなどのニュースメディアによる広告収入であるOnline Serviceはわずか5%でなのである。
さらに売上高(Revenue)と営業利益(Operating Income)をそれぞれのセグメント別に棒グラフで表すと、

Online Serviceは8億6000万ドルの売り上げではあるが、2億4000万ドルの損失を出している赤字セグメントだ。マイクロソフト社の中ではワイルドキャット的な存在のビジネスユニットであることが浮き彫りになる。
一方、マイクロソフトから60%を超えるプレミアムを乗せられた、Yahoo!の2007年4Qの決算をみると、

株式市場の評価では成長に陰りが見えるといわれるもののも、18億3200万ドルの売上高で5億2700万ドルの利益を出している。
そして、このYahoo!の収益を先ほどのマイクロソフトのオンラインビジネスセグメントに単純に加えたグラフがこれだ。

赤字であったOnline Serviceセグメントは26億9500万ドルの売上高、2億8200万ドルの利益を出すセグメントとなり、すべての事業セグメントで利益を出す美しい事業ポートフォリオのグラフに生まれ変わる。(Corporate-Level Activityセグメントは経営管理や法務などの管理部門なので当然コストセンターである。)
こうなると、興味のあるところはGoogleとの比較である。さらにGoogleと比べてみよう。

Googleの2007年4Qの売上高は48億2600万ドル、営業利益で14億4100万ドルなので売上高、営業利益双方ではだいぶ劣るものの、Googleを決して追撃でない数字ではない。
これはあくまでも僕の仮説ではあるが、買収によってこの数字が実現できればマイクロソフトの企業価値はさらに向上するであろう。さらにはYahoo!とマイクロソフトはカルチャーギャップの問題や独禁法などのリーガル問題など多くのハードルを抱えているが、446億をはたいてもYahoo!が必要な理由がなんとなくわかってくる。
参照情報:
・マイクロソフトのIR情報
・GoogleのIR情報
・Yahoo!のIR情報
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2008.02.06
Blogot 2008 Jan. アクセスランキング
Posted on 2008.02. 6 :23:39 in コラム Category
年末にアクセス数ランキングをエントリーしたところ、以外にページビューが急上昇した。Google Analyticsによる2008年1月のBlogotランキングをエントリーしてみる。
■アクセストップ10
1. PSX を分解する
2. ウェブ時代をゆく」と小林秀雄
3. ガベージコレクションを理解する
4. Firefox プラグイン特集
5. ヒット商品番付 2007
6. ブログエンジン、無料ブログツールを配布
7. Appleのちょっとマイナーな新製品
8. Macworld 2006 ジョブスのプレゼン
9. J-SOX法とメール監査
10. 箱根駅伝と電子メール
■アクセス元の国トップ10
日本は当然ダントツの1位、5位にフランスが入っているところが不思議
1. Japan
2. United States
3. South Korea
4. Canada
5. France
6. Thailand
7. Taiwan
8. Germany
9. Australia
10. Mexico
■逆にワースト10の国はというと。(というかすべてアクセス数1なので同順位なのだが)
Malaysia
Morocco
United Kingdom
Italy
Brazil
Chile
Turkey
Switzerland
Netherlands
Czech Republic
Hong Kong
Belgium
Spain
New Zealand
Vietnam
Argentina
この中でこれまで訪れた外国は6カ国。ちなみに僕は自称首都博士(特に飲み会のときの話題ので小自慢)。ベスト10とワースト10の国の首都はすべて空で言えるのだ。
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2008.02.05
MicrosoftはZimbraをどう見るか
Posted on 2008.02. 5 :23:17 in ネットビジネス Category
噂には上っていたものの、Microsoftが本気でYahoo!に買収を提案するなどと、5ヶ月前の彼らは全く予想もしていなかっただろう。彼らとは9月にYahoo!に買収されたZimbraである。
買収騒動の最中、2月5日Yahoo!はZimbra Collaboration Suite 5.0を正式にリリースした。5.0は多くの新機能と機能改善を含んだ2年越しのメジャーバージョンアップである。このバージョンアップには15000人のオー プンソースコミュニティーのメンバーと、世界中の顧客からのフィードバックが含まれている。もちろん僕らフィードパス社もfeedpath Zebra/ZCS日本語版のローカライズにおいてフィードバック一翼を担っている。
今回のバージョンアップの目玉はiPhone/iPod touch対応、ブリーフケース、ToDoリスト、インスタントメッセンジャー、ネットに接続していない状態でも利用できるオフラインクライアント、さらには起動時間を短縮するなどの性能改善も含まれている。
今回の機能増強を図った5.0リリースにより米国の多くのメディアでは、MicrosoftがYahoo!の買収に成功したならば、Exchange Serverを持つMicrosoftにとってZimbraはジョーカー的な存在になると報じている。
Zimbra, a unit of Yahoo (NSDQ: YHOO), is pressing ahead with improvements to its online e-mail system, even though analysts say Zimbra mail poses too much of a challenge to Exchange to stay alive if Microsoft (NSDQ: MSFT) succeeds in acquiring Yahoo. "Microsoft will have to decide what to do with Zimbra; our guess is that it will let it wither and die, rather than spin it off and leave it as a threat to Exchange," wrote The 451 Group analysts Nick Patience and Brenon Daly last Friday on the heels of Microsoft's offer of $44.6 billion for Yahoo.
このメディアの取材の中で、買収前まではZimbra社CTOであったScott DietzenはZimbraの姿勢を明確に述べている。
Since
Zimbra code is open source and "the open source grant we made to the
world is irrevocable," an open source alternative would remain if for
some reason the Zimbra team were disbanded inside Yahoo, he said in so
many words.
「Zimbraのコードはオープンソースであり、"オープンソースコミュニティーに我 々が与えたソースコードは消えない。"もし何らかの理由でZimbraチームがYahooの中で解散されるなら、Zimbraはオープンソースとして生き残 るでしょう。」と彼ははっきりと言った。
「Zimbraのコードはオープンソースであり、"オープンソースコミュニティーに我 々が与えたソースコードは消えない。"もし何らかの理由でZimbraチームがYahooの中で解散されるなら、Zimbraはオープンソースとして生き残 るでしょう。」と彼ははっきりと言った。
さらにはZimbraのファウンダーであり買収前までZimbra社CEOを務めていたSatish DharmarajはZimbra Forumで以下の声明を述べている。
At Zimbra, nothing has changed. We will remain utterly and thoroughly committed to making our customers successful. We will continue to innovate at a great pace.
Zimbraでは、なんの変化もありません。 我々は顧客の成功のため徹底的に専念しつづけるだけです。 我々は引き続きハイペースで革新し続けるつもりです。
Zimbraでは、なんの変化もありません。 我々は顧客の成功のため徹底的に専念しつづけるだけです。 我々は引き続きハイペースで革新し続けるつもりです。
さらには、
We will continue to embrace open standards. That's our DNA. And we remain committed to doing that.
我々はオープンスタンダードを抱擁し続けるつもりです。 それはZimbraのDNAなのです。 そして、我々はオープンスタンダードに専念し続けるだけです。
我々はオープンスタンダードを抱擁し続けるつもりです。 それはZimbraのDNAなのです。 そして、我々はオープンスタンダードに専念し続けるだけです。
この2名のコメントは、まさにマイクロソフトへの挑戦状のようにも読み取れる。実際、日米のメールマーケットではExchange ServerからZimbra(日本はfeedpath Zebra)に乗り換えているケース(あるいは乗り換えを真剣に検討している)が多く、サーバーサイドメーラーのマーケットは拡大してる。
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