2006.02.12
ウェブ進化論 読破
Web1.0からWeb2.0への進化を詳しく解説
この週末「Web2.0 BOOK」の最終稿に目を通し細かい点を修正し、これで出版を待つばかり。その後、先週Amazonから届いた今話題の梅田望夫さん著作である「ウェブ進化論」を一気に読破しました。
梅田さんの著作は前著の「シリコンバレーは私をどう変えたか」も読んでおり、当時大変感銘を受けたのですが、今回の「ウェブ進化論」も非常に面白く、ネット業界の身を置く僕としては今後ネットビジネスインキュベーション事業への取り組み方を考える上で大変参考になりました。率直な感想としては、Web2.0をテーマにほとんど図解をせずに縦書きに書くとこうなるんだな。その豊かな文章力には感服する限りです。特に「ネットのこちら側」と「ネットのあちら側」という概念ですすめるストーリーは、すんなりとWeb2.0の本質を理解できます。(ちなみに「ウェブ進化論」は西川からネットエイジ社員全員に読むべしメールがでました。)
当然の事ながら、「ウェブ進化論」もWeb2.0について多くの考察があるため「Web2.0 BOOK」で書いた僕の文章とテーマで符合するところもあり、うれしいと共に見解が一致していてゾクゾクしました。両書ともにWeb2.0カンパニーのGoogle、Amazon、Wikipedia、はてなについては多くのページを割いてそのWeb2.0たる所以を言及しており、Yahoo! Japan(敢えて Japanです)、楽天、ライブドアについてはほとんど言及していないません(Web2.0的な要素が少ないために当然ですが)。
特にAmazonについては、Webサービスがネット全体に及ぼす影響について全くと言っていいほど同意見でした。(ある意味胸をなで下ろしました。)さらに、はてなマップの開発スピードについても「Web2.0 BOOK」では外野から見た開発のスピード感をについて書いていますが、「ウェブ進化論」」では内野の実状がわかり面白かったです。
この「ウェブ進化論」と「Web2.0 BOOK」に掲載されている情報は補完関係にあります。まずは読者層について。「ウェブ進化論」はネット業界を以外のIT関係者以外にもストーリー性を持たせながら非常にわかりやすく書いてありますが、やはり、すんなりと読めるメインターゲット読者層はネット業界に関わるビジネスパーソンという印象を受けました。一方「Web2.0 BOOK」は、テーマ別に編集しており、キーテクノロジー、日米のWeb2.0カンパニーのWeb2.0的な事例を網羅しています。また、多くの図や、注釈を入れることで、ネット業界を含めたIT業界全体のビジネスパーソンの方々にも手にとってもらえるように努力しました。(文章は横書きです)3月2日発売の「Web2.0 BOOK」も是非読んでいただければと思います。;-)
「Web2.0 BOOK」のPRを兼ねた比較となってしまいましたが、「ウェブ進化論」は過去・現在・次の10年のインターネットを理解する上で必読の一冊です。
hReview by Yasunari Goto , 2006/02/12

- ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
- 梅田 望夫
- 筑摩書房 2006-02-07





