Blogot - 旅とF1と車と男の嗜み

旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

WebサービスAPIによる収益化

CNetの記事によるとAmazon.comのCEOであるジェフ・ベゾスWebサービスAPIによる収益性について、未だWebサービスAPIによる収益は上がっていないと公言している。

米サンフランシスコ発--Webサービスを積極的に活用しているAmazon.comだが、まだこれによる利益は上がっていない。だが、市場が成熟すればWebサービスを利益に変えることができるだろう、とAmazonのCEO(最高経営責任者)Jeff Bezos氏は見ている。同氏は4月16日、当地で開催されているイベント「Web 2.0 Expo 2007」にて、このような見解を披露した。

 「もちろん、Amazonは(Webサービスの活用により)収益を上げることを狙っている」とBezos氏は基調講演で語った。「現時点ではまだ収益を上げていない。投資の段階だ」(Bezos氏)

プログラミングインターフェースとしてのWebサービスAPI単体において、収益化を目指すのは至難の業である事は間違いない。一般的には、そのAPIを利用してネットビジネスがスケールすることにより収益化が実現されるからである。

APIはあくまでもサービスをつなぐゲートウェイでしかない。古くはWebアプリケーション全盛期以前のWindowsアプリケーションのAPIとして、マイクロソフトが提供していたアプリケーションインターフェースのWin32APIでの収益化は実現できていないことが物語っている。あくまでもインターフェースなのである。

そのような中でフィードパス社は先週「feedpath Skunk」というフィード情報とアプリケーションをつなぎ込むAPIを装備したフィードデータベースをリリースした。このフィードデータベースは、今後極めて近い将来ににフィード情報をベースに極めて大きな付加価値を付けた有益な情報をWebサービスAPIを介して一般のWebアプリケーションに提供することを目指している。決して絵に描いた餅ではない。
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