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旅とF1と車と男の嗜みをテーマとした後藤康成のブログ。

Google ChromeでZimbraはさらに高速化されるか?

9月3日にリリースしたGoogleのWebブラウザ「Chrome」は、そのレンダリング性能やユーザーインターフェースの革新性からネット系メディアやアルファブロガーのレビューで話題になっている。

早速Windows XPのマシンで利用してみた。Internet Explolor 6やFirefox2(僕のWindowsマシンのブラウザは1世代前です ;-))に比べると体感的に高速でありサクサクと動作する。ユーザーインターフェースも直感的に理解できるデザインであり悪くない。当然であるが、Google ReaderやGoogle Appsには最適化されているようで、高速で動作する。

Google Chromeが採用しているのは「AppleWebKit/525.13 」で、Windows版Safari 3.1と同じと発表されとおり、Google Chromeの開発者向けサイトのアナウンスでは、高速化について以下のように掲載されている。

最新の JavaScript エンジン (V8) が使用されているため、既存の JavaScript インタプリタより大幅な高速化が実現しています。そのため、ウェブ開発者は、速度や処理方法に関する制約をあまり設けずに、より複雑で高い処理速度を要求する Ajax アプリケーションを作成できます。

GoogleGoogle Chromeは、AppleのSafari などの他のブラウザも使用している WebKit レンダリングエンジンを使用しています。ウェブページを Google Chromeで表示すると、他の WebKit ベースのブラウザの場合と同じように表示される。

Chromeのユーザーエージェント

Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/525.13 (KHTML, like Gecko) Chrome/0.X.Y.Z Safari/525.13
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Macバージョンがまだリリースされていないので、あくまでもWindowsマシンでの感想であるが、サプライズというよりは、多のブラウザと比べると一歩抜き出た優等生Webブラウザというイメージである。

さてさて、これからが本題で、Zimbraを利用したところ、ZCS 4.5、ZCS 5.0共にAjaxクライアントでは動作しない。具体的にはZCS 4.5.10ではログインできず、ZCS 5.0.9ではHTMLベースのスタンダードクライアントでログインされる。Safariベースのレンダリングエンジンを利用しているのであれば、表示して欲しいところであるが、ChromeはSafari同じエンジンを利用しているとは言え味付けが違うようだ。(イメージはChromeで表示させた、ZCS 5.0.9でのスタンダードクライアント)

Zimbraは先日リリースしたZCS 5.0.9からSafari 3を正式サポートした事もあって、レンダリングエンジンが同じなのでChomeでも問題なく表示されるだろうと期待したのだが、残念。ZimbraがChromeをいつサポートしてくれるか。。

■関連リンク

・ChromeでのZimbraパフォーマンステスト